nanacoポイントに加盟している飲食店は?店舗導入のメリットや手数料についても解説

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顧客が店舗を選ぶ際、顧客がよく利用しているポイントサービスが使えるかどうかは、来店するか否かを決める重要な基準の一つです。

本記事ではポイントサービスの中でもセブン&アイグループが提供する「nanacoポイント」に焦点を当て、その概要や導入のメリット、導入の方法や手数料について解説します。

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nanacoポイントとは

nanacoポイントはセブン&アイグループの店舗や、グループ以外の全国の加盟店で貯められるポイントです。電子マネーnanacoを利用することによって貯まります

店舗での導入を検討する際には、nanacoポイントの特徴を把握しておかなければなりません。まずは、nanacoの特徴や、ポイントがどのような場面で使用できるのか、その使い方について解説します。

電子マネーnanacoをチャージして使うことで貯まるポイント

「nanaco(ナナコ)」はセブン&アイグループが提供しているプリペイド式の電子マネーで、支払いに利用する際には事前に金額をチャージして利用します。

nanacoポイントは電子マネーnanacoで支払うたびに貯まり、その還元率は200円ごとに1ポイントです。貯まったnanacoポイントは1ポイント1円として電子マネーnanacoとして利用できたり、「オムニ7サイト」で利用できたりします。

ポイントは電子マネーの利用以外にも、「オムニ7サイト」での買い物でも貯まります。インターネットでの買い物は利用するサイトによってポイントの還元率が変わるので、注意が必要です。

nanacoポイントが使える飲食店

nanacoポイントは、セブンイレブンイトーヨーカドーといった全国のセブン&アイグループの店舗のみならず、nanacoマークが表示されている飲食店で利用できます。

2020年9月末現在でnanacoが使える店舗は全国で約70万6,000店舗で、マクドナルドデニーズかっぱ寿司吉野家餃子の王将など全国展開している飲食店でポイントが貯まります。

nanacoの種類と使い方

nanacoには大きく「nanacoカード」、「nanacoモバイル」、「nanaco一体型クレジットカード」の3つの種類があります。3種類のnanacoはいずれも年会費が不要ですが、nanacoカードは発行手数料300円が発生します。

nanacoを使うにはカードの用意か、nanacoモバイルのインストールのいずれかの準備が必要です。またクレジットカードから利用金額分をチャージして使用する場合には、クレジットカードも予め登録します。

nanacoを利用する前には、登録したクレジットカードか現金で残高をチャージすることで、支払い時にnanacoを利用してスムーズに決済が完了できます。

飲食店がnanacoポイントを導入するメリット

電子マネーnanacoは2020年2月の時点で発行枚数が約6,905万枚です。nanacoポイントを導入することで店舗は日本の人口の半分以上の会員にアプローチできるといえます。

そこでnanacoポイントの導入による店舗のメリットについて、集客と手間の削減の2つの側面からそのメリットを解説します。

1. 集客力が上がる

nanacoポイントを導入する最大のメリットは、集客力の向上です。nanacoの会員に向けて、店舗での買い物にnanacoでの支払いができることや、支払額に応じてポイントが貯まることを訴求することで集客につながります。

電子マネーnanacoは、2017年2月末時点で全国に5,300万人を超える会員を抱えています。さらにそれらの会員が決済に電子マネーnanacoを利用した件数は2020年2月末時点で21億5,756万件と国内最大級の実績です。発行枚数も同時期に6,905万枚に達しています。

nanacoポイントを導入することで、日本の人口の半数程に匹敵するnanacoの会員に対してアプローチできます

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2. レジの工数削減につながる

支払いの段階では、会計の金額を顧客に提示して、その金額を顧客が用意し、釣銭が発生する場合には店員が用意して渡すという工程が必要です。

しかし電子マネーnanacoの支払いであれば、カードやスマートフォンをかざすだけであるため、レジでの工数が削減されます。スタッフの手間が大きく省け、釣銭のミスなどの会計ミスも起こりません

それだけでなく、顧客側にとっても細かいお金を出したり、釣銭を財布にしまったりという手間が省けスムーズに会計できるため、会計時のストレスが大きく削減されます。

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nanacoポイントを店舗が導入するには

nanacoポイントを店舗に導入するには、所定の手続きを踏む必要があります。加えて、加盟店になるときには別途手数料がかかります。導入を検討する際にはメリットのみならず、手続きや手数料についても考慮することが求められるでしょう。

nanacoポイントを導入する方法

電子マネーnanacoを店舗に導入するにあたって、nanaco加盟店の申請とモバイル決済端末の用意という2つの手続きが必要です。

nanaco加盟店申請をするときには、全国4か所にあるカードアシストデスクに電話で問い合わせます。これによって、申請や導入といった手続きに関する詳細情報を入手できます。

モバイル決済端末はnanaco以外の交通系ICかカードの電子マネーやクレジットカードの決済も同じ端末でできる決済端末です。端末を一つ導入するだけで複数の支払い方法に対応できるため、顧客の支払い方法の選択肢が増えるというメリットもあります。

nanacoポイントの加盟店手数料は

電子マネーnanacoの導入にあたって、加盟店は手数料の支払いが発生する点に留意する必要があります。

手数料はポイント費用から算出されます。締切日までに電子マネーnanacoで売り上げた合計金額から所定の手数料を差し引いた金額が、店舗が指定した口座に振り込まれます。店舗が改めて振り込む必要はありません。

ポイント費用については、電子マネーnanacoの加盟店とユーシーカードの合意に基づいて加算されたnanacoポイントの資金源を指します。この費用についてはユーシーカードによって決められます。

チェーン店を中心にさまざまな飲食店で導入されているnanacoポイント

nanacoポイントはデニーズなどのチェーン系の飲食店で導入されています。飲食店以外にもコンビニやドラッグストア家電量販店など幅広い業種で利用できるため、会員が多いことも特徴です。2017年2月末時点で全国に5,300万人を超える会員がおり、利用実績も国内最大級の数字を誇っています。

電子マネーnanacoでの支払いを顧客に発信することで、さまざまな決済手段に対応していることをアピールできるだけでなく、nanacoユーザーへ店舗への来店を促せるため、新規顧客の獲得にも期待できます。

一方で電子マネーnanacoの加盟店として申請する場合には所定の手数料がかかるので、導入を検討する際には手数料についても考慮しなければなりません。さまざまな角度から自店舗に導入するかどうかを検討するとよいでしょう。

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