毎月飲食業界の動向をまとめている「飲食業界動向まとめ」2022年9月版です。
今月は円安や物流費の高騰などの影響で、多くの飲食店から値上げが発表されました。
またマクドナルドがドライブスルーでもモバイルオーダーを使えるようにしたり、飲食店の混雑状況がわかるプラットフォームがリリースされたりと、利用者の利便性を向上させる取り組みが多く見られました。
この記事では「飲食業界まとめ 2022年9月」の資料の一部を紹介します。全編は以下のダウンロードリンクから見ることができます。ぜひご覧ください!
ドライブスルーでもモバイルオーダー使用可能に/マクドナルド
モバイルオーダーの受け取り方法としては、これまで店内受け取りや駐車場で受け取れる「パーク&ゴー」などが選択できていましたが、新たに「ドライブスルーで受け取る」が利用可能になりました。
アプリでドライブスルーを利用する店舗、商品、受け取り方法を選択し、指定した店舗のドライブスルーレーンに入り、注文ブースで注文番号を伝えることで受け取りに進み、受け取り画面を提示することで商品を受け取ることが可能です。
<参照>
マクドナルド:モバイルオーダー
備品共同調達でコスト削減、木曽路や世界の山ちゃんなど外食8社
原材料価格の高騰や物流費などの上昇により店舗の運営コストが増加する中、店舗維持や商品価格設定が大きな課題となります。
商品価格への影響を抑えることを狙いとし、箸やおしぼり、洗剤や鍋など15品目を10月1日から一括で購入し、各企業の調達コストで約10%の削減を目指すとしています。
備品は、提供する食事やサービスなど競争領域に直接関わらない品目が対象です。
共同調達に参加するのは、手羽先店チェーン「世界の山ちゃん」やラーメン店の「スガキヤ」、和食チェーンの「サガミ」や「木曽路」など、中部地区の8つの外食チェーンの運営会社です。
今後は配送トラックを共有し、物流面でも協力を目指す見込みです。
<参照>
日本経済新聞:木曽路やサガミなど中部の外食8社、箸や鍋を共同調達
グルメサイト大手そろって利用者増、ニールセン調査
2022年6-7月のニールセン デジタルコンテンツ視聴率 Monthly Totalレポートによると、利用者数上位3つのグルメサイト「食べログ」「ホットペッパーグルメ」「ぐるなび」において昨年同月期と比べて利用者数が増加しており、特に「ホットペッパーグルメ」は最も増加率が高く、1.4倍増となりました。
ニールセン デジタルによると、コロナ禍でも外食への関心は高まっており、飲食店情報サービスの利用者数は大きく増加しています。
各サービスの特徴や強みを活かし、店舗運営に活用していくことが重要となるでしょう。
<参照>
PR TIMES:ニールセン、デジタルコンテンツ視聴率のMonthly Totalレポートによる飲食店予約サービスの利用状況を発表
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