飲食店には食事や喫茶以外にも、作業場所として利用したいというニーズがあります。
カフェの予約アプリONESEATによる独自アンケートによると、飲食店を飲食以外の目的で利用する人に作業の詳細を尋ねたところ、PC等を使った仕事をするためといった回答が6割以上を占める結果となりました。
今回はこうした客層に対し、どのように集客のアプローチが可能なのかについて解説します。
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※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!
「Wi-Fi」「電源」が店選びの決定打になることが明らかに
飲食以外の目的には、「PC等を使った仕事」が最も多く64.7%を集めました。「紙とペンを使う仕事」が21.2%、「読書」が40%と続きます。4番目は「SNS投稿をする」14%となっています。
同調査では「お店を選ぶ際の基準や重要視するポイント」についても質問しており、「あればいいな程度ではなく、ほぼこれが決定打になる程度のもの」について回答してもらっています。
この回答で最も多く回答が集まったのは「Wi-Fiがある(53.8%)」でした。3番手には「電源がある(39.7%)」が入っています。仕事に関連してパソコン利用を利用する際に必要な設備があるかどうかを気にするようになっていることがわかります。
そのほか、上位2つめは「混み具合(47.3%)」で、店内を利用するときは混雑を避ける人も多いことも明らかになりました。
<参照>
カフェの予約アプリ『ONESEAT』が飲食店利用について独自アンケート実施|株式会社ONESEATのプレスリリース
Googleマップ 店舗ごとだった混雑状況をエリアでも表示
カフェで口コミ集客を成功させるには?主な集客ツールやコツを紹介
カフェのコロナ対策まとめ|おさえるべき4つのポイント・具体的な8つの対策方法
Googleマップで設備やサービスについて伝える
すでに広く知られていることですが、ユーザーはGoogleの検索を使ってお店を探せます。来店前から、料理のジャンルや雰囲気、また今回のように設備から飲食店を探すことが増えていると考えられます。Google検索で、みつけたい店舗の条件や特徴を入力すれば、候補となる店とマップが検索結果に表示されます。
Wi-Fi利用が可能な店舗を探したい場合には、「カフェ Wi-Fi」などを検索すると考えられます。
ユーザーは検索結果に出てきた情報を参考に、比較検討し、利用する店舗を決定すると考えられます。
GoogleマップでWi-Fiを必要とするユーザーに選んでもらうためには、上記のような検索結果(ローカルパック)に表示されるようになること、またここに表示されない場合でも「すべて表示」にてさらに多くの店舗情報が展開された際に表示されることが重要です。
店舗で可能な取り組みについて3つを紹介します。
1. Googleマイビジネスで「属性」設定
集客力を高めるためには、Wi-Fiを提供していることを、検索対象となる店舗情報に含めることが大切です。
検索結果に表示されるためには、Googleマイビジネスを利用して、店舗の情報にWi-Fiがあることを設定します。これはGoogleマイビジネスの「属性」から設定できます。管理画面の「情報」を表示し、その中の「属性」メニューから「Wi-Fi 対応」を選択できます。
店舗の形態によっては「属性」に「Wi-Fi 対応」が無い場合もあります。店舗の説明やアナウンスを書くことができる「ビジネス情報」や「投稿」に書くという対応でも良いでしょう。
2. 口コミを書いてもらう
これ以外に、Wi-Fiについて口コミに書いてもらうことも有効です。先の図でも、口コミに書かれたWi-Fiについての情報が検索結果に表示されています。口コミに書かれた内容から、Wi-Fi設備を求めるユーザーに適切な店舗として上位に表示されていると考えられます。
3. 質問と回答の機能を活用
この他、「質問と回答」で、Wi-Fiの有無について質問し、回答するという方法でも示すことができます。ただし、質問と回答は広告目的での利用などを禁止しているので、ポリシーに反しないように注意して活用します。
<参照>
属性の追加、編集 - パソコン - Google マイビジネス ヘルプ
場所について質問または質問に回答する - パソコン - マップ ヘルプ
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まとめ
Googleマイビジネスでは、Wi-Fiなど店舗の設備についてだけでなく、営業時間などの基本情報や、写真などの投稿、予約リンクなど店舗に関連した情報を多く掲載できるようになっています。
ユーザーはWi-Fi設備だけを求めているのではなく、店舗の雰囲気や提供されているメニューなども踏まえてお店選びをしていると考えられるため、これらの情報を充実させることも忘れないようにしましょう。
見込み顧客のニーズを踏まえて、店舗での提供商品やセールスポイントを的確に伝えることができれば、ネットで見つけられやすくなり選ばれる店舗となるでしょう。
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