アパレル店舗での行動取得システム開発、TSIと京セラが協業を発表

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12月9日、株式会社TSIホールディングスと京セラ株式会社は、新たなデータマーケティングの実現に向けて協業することを発表しました。

店舗内での顧客行動をデータ化する行動取得システムを開発し、顧客とのコミュニケーションに活用するということです。

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店舗に「行動取得システム」が必要な理由

アパレルなど小売における消費行動では、実店舗での購入に加え、ECサイトを活用することが一般的になっています。

ECサイトの大きな特徴として、消費者行動をベースにデータマーケティングを実施できることが挙げられるでしょう。例えば、顧客がどの商品を閲覧したか、お気に入りに登録したか、カートに投入したかなどのデータをマーケティングに活用することも珍しくありません。

消費者行動の活用に有利なECサイトが活発化する一方、実店舗における顧客行動データの取得については、未だ課題が残されています。また、コロナ禍を経験したことで、顧客の店舗に求める価値が消費の場から体験の場へと変化してもいます。

このような社会の変化と、以前からの課題解決に対応するため、TSIホールディングスと京セラは今回共同での「行動取得システム」の開発に踏み切りました。

「行動取得システム」とは?

行動取得システムの目的は、実店舗における顧客の行動データを取得し、マーケティング情報としてレコメンデーションなどに活用することです。ECと同様、リアルタイムな顧客行動データを店舗でも取得することを目指します。

京セラは、独自の状態検出アルゴリズムを搭載したセンシングデバイスにより、店舗での行動取得システムを構築したといいます。

まず顧客は、入店時にナノ・ユニバースが提供するアプリを起動し、チェックインします。店内で顧客が商品を手に取ると、ハンガーに装着したセンシングデバイスや、試着室などに設置されたビーコンから位置情報や商品情報などがアプリに送信されます。それらの情報と店舗内のカメラで検知した行動変化情報などが、顧客IDと共にクラウド上にある行動分析システムに送信されます。それを分析することで、顧客の行動情報や商品に対する関心度を把握することができます。

行動取得 分析
▲行動取得システム:プレスリリースより

では、行動取得システムは、具体的にどのように活用されるのでしょうか。

まず、取得した行動データに基づき、顧客に対してコンテンツをアプリへプッシュ通知またはメールにて配信することができます。また、手に取ったり試着したりしたものの、購入に至らなかった商品をリマインドさせるコンテンツを配信し、ECサイトおよび店舗への再来店を促します。

なお、実証実験は2021年11月1日から6カ月間、ナノ・ユニバース ラゾーナ川崎店で実施されます。収集したデータは本実証実験のみに使用し、プライバシーの保護には十分配慮するとのことです。

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<参照>
株式会社TSIホールディングス・京セラ株式会社:OMOの課題である実店舗での行動データ取得問題を解消 アパレル店舗での顧客行動をデータ化する革新的な行動取得システムの開発について

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    この記事の筆者

    口コミラボ編集部

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