C Space Tokyoは、消費者から想起したブランドや企業の顧客体験値(CX)を算出し、ランキングを発表しました。調査によると、顧客体験値の高い企業やブランドには、複数の共通点があることがわかりました。
関連記事
CX(カスタマーエクスペリエンス)とは?
#ワークマン女子 は何故流行したのか。作業服のイメージを覆す「ブランディング」戦略
顧客体験価値(CX)ランキング発表、1位は「星野リゾート」
株式会社インターブランドジャパンのグループ会社であるC Space Tokyoは、CX(顧客体験値)ランキングを発表しました。顧客体験価値をスコア化し、分析する調査は今年で三度目となります。
同調査は、同社がすでに調査によって明らかにしている顧客体験値を高める5つの要素「私向けのものだと思える」「私にとって意味がある」「オープンで、正直である」「私の立場で考えてくれる」「いい気分にさせてくれる」(5 Emotional Experience)を割り出しており、一般消費者が想起した各企業やブランドを、5つの要素を細分化した21項目から評価してもらい、CXスコアを算出します。
今年度の結果は1位が星野リゾート、2位がワークマン、3位がサントリーでした。
1位の星野リゾートは適切な情報発信がブランディングにつながり、昨年から大幅に順位を伸ばしました。回答者からも「星野リゾートだからこその魅力を感じる」といった声があがっています。
2位のワークマンは商品展開により独自のポジションを築けたこと、3位のサントリーは商品展開に加え環境への配慮が評価されたようです。
上位ブランドの特徴とは
同社は上位ブランドの特徴として「志向力:ブランドの目指す姿が明確で、顧客が実感できるほど徹底されている」、「俊敏力:スピード感があり、顧客の期待を超え続ける迅速な動きができている」および「共創性:顧客の声に真摯に向き合うだけでなく、顧客とともに体験づくりができている」という共通点があると分析しています。
志向力が高いブランドとしては、1位の星野リゾートのほか、9位の味の素が、同社の存在意義として掲げる「食と健康の課題解決」が顧客に伝わっているという点で名前が挙がっています。
俊敏力が高いブランドとして挙げられた16位の丸亀製麺や19位のGoogleは、「サービス展開の早さや顧客のニーズを先回りして答えていく姿勢」が評価されています。
共創性の面では、10位の花王や15位の無印良品が、「顧客のニーズを把握し、ともに商品を作っていく姿勢」を評価されています。
1位-50位のランキング
1位から50位のランキングは以下のようになっています。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
<参照>
株式会社インターブランドジャパンプレスリリース:C Space Tokyo「顧客体験価値(CX)ランキング TM 2021」「顧客体験価値」によるランキングTop50を発表
※参考
日経クロストレンド:顧客体験価値ランキング2021発表 1位は大躍進の星野リゾート