実は「競合店を紹介する記事」が伸びる理由。4ステップでわかる「ローカルコンテンツ」の作り方

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飲食店美容室など、地域に根ざしたサービスを提供しているビジネス(以下、ローカルビジネス)にとって、場所の情報を重視する「ローカル検索」における表示順位は、集客力を左右する重要な要素のひとつです。

たとえば渋谷に位置するイタリアンレストランの場合、「渋谷 レストラン」や「渋谷 イタリアン」という検索結果の上位に自店が表示されることは、より多くの需要を捉えることにつながります。

このように、ローカル検索における表示順位の向上を図る行為は「ローカルSEO」と呼ばれており、業種やターゲット、さらにツールによってもさまざまな手法が存在します。

Google マイビジネスを用いたGoogle マップ上の情報を整備するのが主要な方法として紹介されることが多いのですが、公式のWebサイトでその地域に関連したコンテンツを作成するというのも重要でしょう。

そこで今回はローカルビジネスが実施すべきWebコンテンツ作成の手法について、米国のマーケティング企業「IMPACT」が掲載しているマーカス・シェリダン(Marcus Sheridan)氏の記事(4 Powerful Local SEO and Content Marketing Strategies No One is Talking About)をもとに、4つのステップで解説します。

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ローカルコンテンツを作成する4つのステップ

マーカス氏は、コンテンツを用いたマーケティングを実施する際はその内容が何であれ顧客目線で内容を考え、顧客の質問に答えられる内容のコンテンツを作成すべきだとしています。

このことを踏まえ、ここからはローカルコンテンツを作成する手法を4つのステップで解説します。

1. 地域ならではの特徴(条例など)に着目した記事を作成する

その地域ならではの特徴に着目した記事を作成します。

店舗が扱う品目によっては、地域ごとに異なる条例が設けられている場合があります。たとえば北海道では「北海道動物の愛護及び管理に関する条例」によりプレーリードッグとフェレットが特定移入動物として指定されており、飼育には届出が必要です。

このように地域ごとに異なる条例に関する情報はその地域の人々が必要としている可能性が高く、わかりやすい記事が作成できれば、検索結果の上位に表示される可能性も高まるとしています。

※ただし「条例の紹介」は州ごとに法律が大きく異なる米国ならではの手法で、日本国内において広くこの手法を適用することは難しいかもしれません。地域の特産物やそれと関連づけたメニューの紹介など、地域ならではの情報を紹介するという方向で考えるとよいでしょう。

2. 「地域で最も評価の高いお店○選」という記事を作成する

その地域で評価の高い店をまとめる記事を作成します。

たとえば「渋谷で最も評価の高いイタリアンレストラン5選」のような記事を作成します。

ユーザーはいくつかのお店を比較した上で、行きたい店舗を決定します。

そのため、その地域において最も評価の高い店舗をいくつか紹介することはユーザーのニーズにも合致しており、ローカル検索においても高い効果が望めます。

3. 作成する記事の中では、競合他店も取り上げる

「(地名)で最も評価の高い(店名)○選」という記事を作成するときに重要なことは、自店と競合する店も取り上げるということです。

このような記事を閲覧するユーザーは、すでに自店と競合他店を比較し始めています。そのため自店と異なる業種の店舗について言及するだけでは、ユーザーのニーズを満たすことはできません

マーカス氏は、実際に運営するスイミングプールのサイトにおいて「尊敬できる他店のみを評価する記事」を作成し、15万ドル以上の売り上げを得たといいます。

4. 関係する業種についても同じように記事を作成する

自店と関係する他の業種についても、同じように記事を作成します。

たとえば渋谷のイタリアンレストランの場合、「渋谷で最も評価の高いフレンチレストラン」や「渋谷で最も評価の高い居酒屋」のように、関連する他の業種についても同じ記事を作成します。

そのため、「最も評価の高い○○」という記事を複数作成し地域の関連業種を網羅することで、自店が地域のリーダー的存在であることを強調できるということです。

ユーザーの目線に立ち返り、「何が知りたいのか」を考えよう

ここまで紹介した「地域の特徴に関する記事」「地域で評価の高い他店に関する記事」は、どちらもユーザーが知りたいと思う情報を記事化したものです。

ユーザーの知りたい情報をWebサイトに掲載すればより多くの検索結果に記事が表示されるようになり、情報が有益なものであれば表示順位も自ずと向上します。

今回紹介した手法を参考に、ユーザーが求めている情報を掲載することでWebサイトの信頼性を高め、店舗への来店に繋げるとよいでしょう。

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