Yahoo!プレイスとは、Yahooの提供する検索や地図など、各種サービスの利用者に対して効果的に店舗や施設の情報を伝えられるサービスで、いわばYahoo版Google マイビジネスです。
本記事では、Yahoo!プレイスの新規登録方法や一括登録の方法、機能や特徴、Google マイビジネスとの違い、共通点について紹介します。
※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了しました。
Yahoo!プレイス新規登録方法
Yahoo!プレイスへの新規登録やYahoo!ロコからの掲載情報の引き継ぎについてご紹介します。
飲食店の場合は特に、より多くの利用者の目に触れるYahoo!プレイスとYahoo!ロコとの併用がオススメです。
新規登録はYahoo!プレイスの公式サイト上から申請でき、必要な情報を入力して審査に通過することで利用可能となります。
Yahoo!プレイスの公式サイトから「無料でお申し込みする」をクリックします。もし50店舗以上の登録を行う場合は、ボタン下の「50店舗以上のお申し込みはこちら」をクリックします。
まずは1つの店舗について、Yahoo!プレイスに登録する場合の手順を解説します。
1. まずはYahoo!プレイス公式サイトトップに
まずは新規登録の申請のためにYahoo!プレイスの公式サイトにアクセスし、「無料でお申込する」をクリックします。
2. 注意事項に同意する
注意事項の画面が開くので、内容を確認し「同意して続ける」をクリックします。
3. Yahoo!ロコの登録を同時にするか決める
次の画面上部に、登録するサービスの選択ができます。Yahoo!プレイスは選択済みで変更ができませんが、赤枠内をクリックすると、Yahoo!ロコの登録も同時に登録できます。
※2024年3月28日追記:Yahoo!ロコは2024年3月27日をもってサービスを終了しました。現在Yahoo!ロコにて掲載している情報はYahoo!マップやPayPayグルメ予約履歴にて利用できます(詳しくはこちら)。
4. 店舗情報を入力する
ページの下部に会社情報や店舗情報を入力します。必要項目の入力後、下部にある「入力内容の確認へ」をクリックします。
5. 自動返信メールの確認URLをクリックして仮登録完了
その後、入力したメールアドレスに登録確認の自動送信メールが届くので、メール内の「【お申し込み確認用URL】」をクリックすれば、仮登録が完了します。
3~7営業日前後で、電話による申込審査があります(平日10:00~19:00の時間帯)。審査の結果は、メールにて通知されます。
「LINEヤフー」公認! 【Yahoo!プレイスの教科書】を見てみる→こちらから
複数店舗の一括登録は50店舗以上から
50店舗以上の複数店舗を構えるビジネスオーナーは、店舗情報の一括登録を活用できます。
1. 50店舗の場合もYahoo!プレイストップページから
50店舗以上登録する場合は、Yahoo!プレイスの公式サイトから「50店舗以上のお申し込みはこちら」をクリックします。
2. 注意事項に同意する
注意事項の画面が開くので、内容を確認し「同意して続ける」をクリックします。
3. 各種情報を入力する
一括登録には「複数店舗申し込みキット(リンククリックでファイルダウンロードされます)」をダウンロードし、キット内にある「ご登録について.pdf」に従いYahoo!プレイス登録シートを記入していきます。
その上で一括登録フォームから各種ファイルをアップロードし、登録申請をします。
Yahoo!プレイスの機能
Yahoo!プレイスは、Yahooの提供する検索や地図など、各種サービスの利用者に対して効果的に店舗や施設の情報を伝えられるサービスです。
主要な機能としては、店舗の営業時間や連絡先、画像などの公式情報の入稿、自店舗のページへのアクセス分析、そして店舗の利用者からの口コミに対する返信の3点が挙げられます。
口コミを通したやり取りは店舗と利用者との関係性を深め、新規利用者獲得に効果を発揮します。
Yahoo!プレイスはGoogle マイビジネスと同様に登録や利用が無料となっており 、集客につながるツールとして多くの店舗で利用されています。
Google ビジネスプロフィールとの共通点や違いは?
Yahoo!プレイスやGoogle ビジネスプロフィール(旧:Google マイビジネス)に登録し適切に運用することで、それぞれの関連サービス上で検索結果の上位に掲載される可能性があがります。
どちらのサービスも、店舗を登録することでローカルSEOに効果を発揮します。
Yahoo!プレイスやGoogle ビジネスプロフィールのサービスに店舗を登録する場合、営業時間やテイクアウト対応の情報を更新したり、あるいは店内や外観の写真をアップロードしたりすることができます。これにより、ユーザーに閲覧されやすくなったり、実際の来店を促す効果も期待できるでしょう。
またアクセス分析による閲覧数の把握やユーザーによる口コミ評価とそれに対する店舗からの返信などもできます。
Yahoo!プレイスとGoogle ビジネスプロフィールの違いは、Google ビジネスプロフィールでは追加予算を支払うことでGoogle 検索、Google マップ、YouTube、Gmail、Googleパートナーウェブサイトへの広告掲載が可能となっている点が挙げられます。
コロナウイルスによる衛生面対策状況も記載可能
新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、各店舗で感染予防対策が実施されています。
Yahoo!プレイスでは、これらの情報について利用者にわかりやすく伝えるための手段として専用機能を追加しました。
自店舗の衛生対策情報を入力することで、利用者に対して店舗での対応を事前に告知できるというものです。
また、利用者の側も利用したい店舗において十分な衛生対策が実施されているかを確認できます。
同様の機能はGoogle ビジネスプロフィールにも実装されています。
「LINEヤフー」公認! 【Yahoo!プレイスの教科書】を見てみる→こちらから
Yahoo!プレイスでローカルSEO対策をするメリット
Yahoo!プレイスに登録することで、Google マイビジネスでカバーできない利用者に対して自店舗の情報を届けられる点が期待できます。
無料で利用できるSEOツールとして、導入を検討する価値は十分にあるといえるでしょう。
幅広い客層へPRできる
Yahoo!プレイスに登録することで、Yahoo!の各種サービス利用者に対して効果的なアプローチができます。
2019年時点では月間のYahoo!アクティブユーザーのうち、スマートフォンからの利用者は6,180万人、パソコンからの利用者が2,080万人となっています。
年齢別の構成比は男女ともに20~60代まで各年代がほぼ均等となっており、Yahoo!の各種サービスをスマートフォンで利用する幅広い年代へのアプローチが期待できます。
また、パソコンでの利用者は、男女ともに40~60代の利用者が75%前後を占めています。
Google マイビジネスだけでなくYahoo!プレイスに登録することで、さらに幅広い利用者への宣伝効果が期待できるでしょう。
Yahoo!JAPANと外部サービスとの連携
Yahoo!は、ヤフオク!やYahoo!ショッピングなどのサービスにおいて、PayPayでの支払いやキャンペーンを実施するなど、ソフトバンク傘下の各企業の提供する外部サービスとの連携を進めています。
Yahoo!ロコでは、PayPayと検索欄に入力することでPayPayでの支払いに対応した店舗を検索結果として表示する機能を搭載しています。
PayPayへの対応とYahoo!ロコへの登録を済ませている飲食店では、PayPayの利用を目的とする利用者をスムーズに獲得できます。
これはGoogle マイビジネスにはない一つの特徴となっています。
またYahoo!の親会社とLINEとの経営統合も発表されています。今後何らかの形で連携が実施されることも期待できるでしょう。
※2024年3月28日追記:Yahoo!ロコは2024年3月27日をもってサービスを終了しました。現在Yahoo!ロコにて掲載している情報はYahoo!マップやPayPayグルメ予約履歴にて利用できます(詳しくはこちら)。
関連記事
PayPay、シェア率55%で「Pay戦争」一人勝ち
Google マイビジネスだけでなくYahoo!プレイスでもローカルSEO対策を
ローカルSEOで使用するツールはGoogle マイビジネスの活用がメジャーですが、Yahoo!プレイスでもローカルSEO対策が可能です。
Yahoo!プレイスでもGoogle マイビジネスとほぼ同様の機能を無料で利用できるため、Yahoo!プレイスだけの利用でも露出の増加や利用者増加が見込めます。
またYahoo!関連サービス、PayPayとの連携や今後の外部サービスとの連携により、さらに集客や売り上げにメリットが増えると期待できます。