【月間】Googleマップに電車の遅延情報表示/Appleの「マップ」も進化、交通情報の報告機能追加【2月のローカルSEOニュースまとめ】

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口コミラボでは、ローカルSEO業界の動向をまとめた「ローカルSEOニュースまとめ」を毎週お届けしています。

今回は、2月の「ローカルSEOニュースまとめ」から特に知っておきたい話題をピックアップして簡潔にご紹介します。

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Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!

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2月の「Googleマップ」関連ニュース8選

まずは、2021年2月に話題となったGoogle マップの新機能や動向を振り返ります。

1. Googleマップで電車の位置、遅延情報が表示

Google マップにおいて、JR東日本、東京メトロ、都営地下鉄の運行中の車両の位置情報がリアルタイムに閲覧できるようになりました。

この仕様は2022年1月31日まで提供される予定です。

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2. Googleマップでワクチン接種施設を検索できるように ※国内未展開

米国版のGoogle マップで、新型コロナウイルスのワクチンの接種可能施設を掲載する計画が発表されました。

今後、40以上の国で提供される予定だということです。

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3. Googleマップ「クチコミの概要」に☆評価が表示

Google マップで確認できる「クチコミの概要」に、投稿者のコメントだけでなく、評価を付けた星の数も表示されるようになりました。

これまで以上に、ビジネス情報投稿される口コミの存在感が増していきそうです。

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4. Android版Googleマップ、ストリートビューを分割表示できるように

これまでスマートフォンアプリのGoogle マップでは、ストリートビューを表示させると、地図部分は隠れてしまう仕様でした。

今回、AndroidのGoogle マップの更新によりこれが変更され、画面の半分にストリートビュー、残り半分に地図を表示させることができるようになりました。

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5. Googleマップから駐車料金・乗車料金の支払いができるように ※国内未展開

米国版のGoogle マップに、駐車料金を支払う機能が追加されました。

同じく米国版Google マップでは、Google マップで検索した鉄道の経路を利用するための乗車券を購入できるようにもなっています。

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6. 宿泊施設のビジネスプロフィールに「最新情報」タブが表示されることがある

宿泊施設Google マイビジネスを利用する場合、「投稿機能」が使えません。

ところが、Google マップ上に投稿した内容が表示される「最新情報」のタブが、宿泊施設ビジネス情報にも出現することがあると報告されました。このことから、今後宿泊施設でも投稿機能が使えるようになる可能性があります。

仮に宿泊施設でも投稿機能が使えるようになれば、集客手法のなかでGoogle マイビジネス運用がさらに重要性を増すことになるでしょう。

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7. PC版Googleマップに事業年数が表示されることがある

PC版Google マップの検索結果画面に、「事業年数」が表示されることが確認されました。開業日を設定すると、その日から今までの年数が自動的に表示されます。

ただし開業日を設定すれば絶対に表示されるというわけではなく、コンサルタント・タクシー・法律事務所など、一部のサービスでのみ表示されるようです。

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8. 口コミを5,500万件削除した、Googleマップのスパム対策とは

Google マップで投稿する口コミの中には、Googleが定めたガイドラインに反する口コミも少なくありません。

こうした口コミを取り除くため、Googleでは一般ユーザーと異なる不自然な動きを検出したり、人種差別など不正な口コミが増えそうなタイミングで機能を制限したりといった対策を行っています。

Googleによりスパム判定され削除された口コミの件数は、2020年には5,500万件となっています。また、ブロックや削除されたビジネスプロフィールも3万件にのぼります。

さらにユーザーからのフィードバックを受け、96万件以上の口コミと30万件以上のビジネスプロフィールを取り下げたということです。

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2月の「Googleマイビジネス」関連ニュース3選

続いて「Google マイビジネス」に関連した3つのニュースを紹介します。

1. PC版のGoogleマイビジネスでメッセージ機能が利用できるように(※2024年7月31日以降、メッセージ機能は利用不可

Google マイビジネスでメッセージ機能をオンにすると、一般ユーザーとメッセージのやりとりができます。

このメッセージ機能はスマホアプリでなければ使えないものでしたが、PCのブラウザでGoogle マイビジネスの管理画面を開いた場合にも使えるようになりました。

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2. Googleマイビジネスのカテゴリ、新たに43業種が追加

Google マイビジネスで設定するビジネスのカテゴリは、Google側が提示する選択肢から設定する必要があるため、事業内容を的確に言い表したカテゴリが存在するとは限りません。

ただしGoogleは随時カテゴリの追加を進めており、米国では2021年2月分だけでも43業種の追加が確認されました。

カテゴリの選択肢は国や地域ごとに異なりますが、追加されたもののうち、「アッサム料理店(Assamese restaurant)」「ムサラ(Musalla)」「モモ専門店(Momo restaurant)」「手巻き寿司専門店(Temaki restaurant)」「焼きそば専門店(Yakisoba Restaurant)」などが日本でも確認されています。

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3. Googleマイビジネスのアプリでロゴとカバー写真が表示されない不具合、年末までに解決予定

アプリ版のGoogle マイビジネスで、設定した写真のうち「ロゴ」「カバー」が表示されない不具合が起きています。

ロゴはモバイル版Google マップで見たときにビジネス名の右側に表示されるアイコンで、カバーは写真一覧の最初に表示されることが多いものです。

この不具合について、Googleは2021年末までに解決予定としています。

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<参考>
Google マイビジネス ヘルプ:写真や動画をビジネス プロフィールに追加する

2月のその他ローカルSEO関連ニュース3選

Google マップやGoogle マイビジネス以外で、ローカルSEOに関連するマップアプリやレビューサイト、ウェブツールに関する最新動向を3つ紹介します。

1. Appleの「マップ」で交通情報や取締情報が報告できるように

iPhoneなどAppleの製品にデフォルトで入っている「マップ(Apple Maps)」で、交通事故に際しての道路の状況や、交通違反の取り締まりなどについての情報がユーザーから報告できるようになりました。

今後もGoogleサービスに対抗し、さまざまな機能の追加や改善が進められることが予想されます。

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2. エキテンがMicrosoft Bingのナレッジパネルに情報提供を開始

Microsoft が提供する検索エンジンのMicrosoft Bingで表示される店舗情報に、エキテンに掲載されている基本情報や、ユーザーの評価が掲載されるようになりました。

現時点では検索エンジンのなかでGoogleが圧倒的なシェアを誇りますが、今後コンテンツが充実するなどしてユーザーが増えれば、ローカルSEO対策の中でMicrosoft Bingへの対策が一定の位置を占める可能性もあるでしょう。

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3. プロバイダ責任制限法の改正案が閣議決定、誹謗中傷投稿者の特定が容易に

日本政府は2021年2月末、ネット上やSNSでの誹謗中傷について、被害者が加害者(投稿した本人)を特定する際に必要な手続きを簡略化する「プロバイダ責任制限法」の改正案を閣議決定しました。

Google マップなど口コミプラットフォームにおいても、誹謗中傷などの悪質な口コミが投稿されることがあります。そのような場合に加害者を特定し、それ以上の被害を防ぐという対処が容易になると考えられます。

Googleマイビジネスヘルプコミュニティ、2月の注目Q&A 4選

ここでは、2月にGoogle マイビジネスに投稿されたQ&Aの中で、特に注目したいものを振り返ります。

1. 同じ住所で営業時間が異なる2つの事業を経営している。営業時間を個別に設定する方法は?

質問

  • クリーニング店とコインランドリーを併設しており、同じ住所でオーナーも同じですが、営業時間が異なります。同じ住所に違うビジネスとして登録するか、営業時間を個別に設定することはできますか?

回答

  • 1つの住所に複数の事業を登録することも可能ではありますが、本件では重複と判定される可能性が高いようです。
  • Google マイビジネスには大きい方の事業を登録し、投稿機能などを用いてもう一方の営業時間を告知する、といった対応が適切だと考えられます。

1つの住所に複数のビジネスを登録することも可能ではありますが、2つのビジネスの屋号と看板がそれぞれ異なることなどが登録する条件となっており、本件では重複と判定される可能性が高いようです。

この場合、Google マイビジネスには規模の大きい方のビジネスを登録した上で、他店舗を併設していることやその営業時間について別途告知することが適切だと考えられます。

また、もし重複と判定された場合はサポートに問い合わせると、重複とならないよう対処してもらえる場合もあるようです。

関連記事
同じ住所で営業時間が異なる2つの事業を経営している場合、営業時間を個別に設定する方法は?

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:同じ敷地内でオーナーも同じだけども営業時間が違う場合

2. Googleマイビジネスの説明欄に、お酒を扱っている旨は記載できるのか

質問

  • 酒類を扱っている小売店です。ガイドラインでは酒類に関する投稿が禁止されていますが、説明欄に酒類に関する文言を記したり、酒類に関する写真を投稿することはできますか?

回答

  • 酒類の“商品自体”に関連する内容の場合は、ガイドライン違反として削除される可能性があります。

Google マイビジネスでは、ガイドラインにおいて酒類などの規制対象の商品に関する「投稿」は禁止されています。

一方、質問者が指摘した通り、「ビジネスの説明」に酒類に関する文章を書くことについては明確には禁止されていません。

しかし「危険または違法な商品サービスの販売に関連するコンテンツはアップロードしないでください」という一文もあり、酒類がこのうち“危険”な商品に該当する可能性は排除できないため、注意が必要です。

関連記事
Googleマイビジネスの説明欄に、お酒を扱っている旨は記載できますか?

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:お酒コンテンツについて
Google マイビジネス ヘルプ:Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン

3. 口コミを「店員の目の前で書かせる」のは禁止された行為なのか

質問

  • ある店で口コミを書くよう頼まれましたが、店員の前で書くように言われたため正直な口コミが書けませんでした。このような行為は禁止されていないのでしょうか?

回答

  • 「口コミを投稿してほしい」とお願いすること自体は禁止されていませんが、店員の前で書くよう強要するというのは、適切ではないでしょう。

来店中に口コミをお願いすること自体は禁止されていません。

しかし、投稿しているようすを監視され、批判的な口コミを書きづらかった」などネガティブな印象を持つ顧客もいることが考えられます。

顧客に口コミの投稿をお願いする際は、口コミの投稿方法を案内するだけにとどめ、口コミの内容に影響を与えないよう配慮すべきでしょう。

関連記事
口コミを「店員の目の前で書かせる」のは禁止された行為ですか?

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:クチコミを店員さんの目の前で書くように言われる行為について
マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシーヘルプ:各フォーマットに適用される要件

4. Googleマイビジネスで店舗に駐車場がある旨を記載するには?

質問

  • Google マイビジネスで店舗に駐車場がある旨を記載するには、どうすればよいでしょうか?

回答

  • 現状、駐車場の有無を記載するための機能はありません。ビジネスの説明や投稿機能を用い、駐車場があることを伝えると良いでしょう。

Google マイビジネスでは、「バリアフリー対応の駐車場」の有無は登録できますが、通常の駐車場の有無を伝える項目はありません

そのため、店舗に駐車場があることをユーザーに知らせるには、ビジネスの説明文や投稿文の中に、駐車場があることを記すなどの手段をとると良いでしょう。

関連記事
Googleマイビジネスで店舗に駐車場がある旨を記載するには?

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:バリアフリーかは問わず、駐車場が有る旨を記載したい

口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】


MEOに関わるサービス「Googleマップ」「Googleビジネスプロフィール」や、各種地図アプリ・口コミサイトは日々更新を続けており、その全容を把握するのは難しくなっています。

そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。

本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。

※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
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詳しくはこちらをご覧ください。
「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】


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