インバウンド対策の1つとして、今や多言語対応は当たり前となっています。その一方でどこまで多言語対応をするべきかや具体的な方法などを悩んでいる事業者も多いでしょう。
今回はGoogleマイビジネスを活用してMEO対策をし、訪日外国人を効果的に集客する方法を紹介します。
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※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!
Googleマイビジネスは訪日中国人に何語で表示される?
Googleマイビジネスで訪日中国人を集客したい場合、実際に何語で表示されるのかを把握しておく必要があります。Googleマイビジネスの言語表示や翻訳の注意点を紹介します。
設定言語に自動で翻訳される
Googleマイビジネスは、ユーザーが設定している言語に自動翻訳されます。言語を中国語に設定している場合は、日本語が自動的に中国語翻訳されるといった仕組みです。翻訳される内容は、Webサイト、マイビジネスの投稿、口コミなどが該当します。
訪日中国人が中国語で設定していれば、日本の店舗の情報も中国語で表示されるため、基本的に多言語版を作る必要はありません。ただし、あくまでGoogle翻訳による翻訳になるため、文章が正確に翻訳されない可能性があります。
店舗名は反映されない
Googleマイビジネスのビジネス名には翻訳が反映されないケースが多い傾向です。
Googleマップにはユーザーが利用している言語へ自動翻訳する機能があり、口コミなどの翻訳は高い精度で行われます。一方で、ビジネス名に関してはうまく翻訳がされていないことや、そもそも日本語表記のままになってしまうことがあります。
Google検索からビジネス名を中国語語表記にする手順を紹介
ビジネス名は自動翻訳されないため、自ら外国語の表記を設定する必要があります。今回は、Googleで自店舗を検索し、ビジネス名を中国語表記にする方法を順番に紹介します。
店舗をGoogleで検索
自店舗を管理しているGoogleアカウントにログインした上で、自店舗をGoogleで検索します。次に「設定」から「言語(Languages)」をクリックし、中国語にチェックを入れ保存しましょう。
店舗名を中国語表記に変更
検索結果を改めて確認すると、ビジネス名より下の表記は中国語表記に変わっています。ただし、店舗名は日本語のままのため、次は店舗名を中国語版表記に変更します。
「提出修改建议(ビジネス情報の編集)」を開き「更改名称或其他详细信息(名称変更)」をクリック、「Add name in Chinese(中国語名称の追加)」を選択しましょう。設定が完了したら「发送(送信)」します。
表示の確認
検索結果からビジネス名の表示を確認します。審査を通過する必要があるため、すぐに審査が完了し反映される場合もあれば、反映まで時間がかかることもあります。
表示を確認できた後は、ビジネス名を日本語に戻すことを忘れないようにしましょう。母国語モードの場合のみ、最後に設定した言語でビジネス名が表示されてしまうためです。設定作業の後に日本語モードへ戻す際、中国語名称設定をしたときと同じ手順で日本語名称の編集画面にいき、上書き保存をする必要があります。
Googleマップからビジネス名を中国語語表記にする手順を紹介
Googleマップから中国語に設定する方法を紹介します。Google検索と同様に、外国語モードに変更し設定していきます。
アカウントでログインし、Googleマップで自店舗のビジネス名を確認
自店舗を管理しているアカウントにログインし、Googleマップで自店舗を検索します。検索窓の左上にある三本線をクリックし、「言語」のタブから設定したい言語を選択しましょう。
店舗名を編集する
「提出修改建议(ビジネス情報の編集)」「更改名称或其他详细信息(名称変更)」「Add name in Chinese(中国語名称を追加)」の順で選択し進めていきます。設定が完了したら「发送(送信)」をクリックしましょう。
日本語に戻すのを忘れずに!
表示の確認をした後は、忘れずにビジネス名を日本語に戻しましょう。Googleマップにおいて、ビジネス名と住所は設定した言語と日本語の2種類で表示されます。
Googleマイビジネスの管理画面のビジネス名が強制的に変更されるため、ビジネス名は日本語に戻す必要があります。
外国語でMEO対策をすべき理由
外国語でMEO対策をするべき理由を2つ紹介します。インバウンド対策を強化する上で重要なポイントなので、改めて確認していきましょう。
Googleマップは外国人の間でも高い利用率
海外のユーザーの多くはGoogleマップを利用しており、目的地に行く前にナビゲーションアプリを活用していることが明らかになっています。
2018年にThe Manigestが500名以上のスマートフォンユーザーに調査をしたところ、77%のユーザーが日常的にナビゲーションアプリを使用していると回答し、Googleマップを使用する割合は67%と最も多くなりました。2番目に使用されているWazeはわずか12%のため、Googleマップの需要が圧倒的に高いことは明らかです。
中国語だけでなく英語やその他の言語も対応させておくと便利
設定方法は言語を問わず同様のため、ターゲット層の言語に対応しておくことで好意的な印象が与えられ、さらなる認知拡大と集客促進につながります。
Googleマップユーザーは世界的にも多いので、中国語だけでなく英語対応などもしておきましょう。ユーザーの母国語で店舗情報を表示し正しい情報提供をすることが大切です。
Googleマイビジネスで効果的な中国人集客を
訪日中国人も日本に来るのとあわせてGoogleマップをインストールするなど、Googleマップを使用するケースも少なくありません。Googleマイビジネスで自店舗の名称から情報まで、中国語対応しておくことで、より効果的な集客に期待できるでしょう。
中国語だけでなく英語をはじめとする多言語に対応させることは、好意的な印象を与えるだけでなく、正しい情報を提供することにもつながります。インバウンド対策の1つとしてGoogleマイビジネスを有効活用するためにも、多言語対応を進めましょう。
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