Googleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)では、「不審なアクティビティが検出された」として、突如アカウントが突然停止されてしまうことがあります。
Googleビジネスプロフィールの一般ユーザー同士が意見交換を行うコミュニティである「Googleビジネスプロフィールヘルプコミュニティ」にも、以下のような報告が多数見られます。
「心当たりがないのにビジネスプロフィール(Googleマップ上の店舗・施設情報)が停止されてしまった…」とお困りの方もいらっしゃるでしょう。
では、「不審なアクティビティ」と判定され、ビジネスプロフィールが停止されてしまった場合、どういった原因と対処法が考えられるのでしょうか。詳しくみていきましょう。
※2024年3月ごろからGoogleビジネスプロフィールのアカウントが停止・無効とされた場合の対処法が大幅に変更されました。「Googleビジネスプロフィールが停止された場合の対処法とは?2024年3月から大幅に変更」の記事で新たな対処法を紹介しています。こちらを参考にしてください
「不審なアクティビティ」検出でGoogleビジネスプロフィール停止…その原因は?
ここでは、考えられる主な理由3つを紹介します。1. ガイドラインやポリシーに違反している
まず考えられるのは、Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン、つまりGoogleのルールに違反しているというケースです。
ありがちな違反行為としては
- ビジネス名(店舗名)に正式名称とは異なる言葉を入れる
- たとえば「21時まで営業」「〇〇駅徒歩5分」など
- ※ここでは店舗の名称を伝えるべきであり、宣伝語句を入れるべき項目ではないため
- 口コミの自作自演、いわゆる「やらせ」投稿
- 従業員による口コミ投稿、業者に頼んで大量投稿させるのも違反
- ※実際に来店してサービスを受けた利用者の口コミでないと他の利用者の参考にならないため
といったものが挙げられます。こうした違反があると、「不審なアクティビティ」が検出され、Googleビジネスプロフィールが停止されます。
2. オーナーアカウントや紐づいたアカウントで違反行為をおこなっている
停止されたビジネスで違反行為を行っていない場合は、他の原因がないか確認します。
考えられるものとして、紐付けられたビジネス(たとえば同ブランドの店舗)で違反があると、停止される可能性があります。
また、オーナーが使っているGoogleアカウントなどで以下のような違反がある場合も、停止される可能性があるようです。
- 実際に来店していないのに、口コミを投稿している
- YouTubeなど、ほかのサービスで違反行為をおこなっている
3. 第三者がアカウントにアクセスしようとしている
ガイドラインに違反した心当たりがない場合、第三者が不正に自店舗のアカウントにアクセスしようとしているなど、外部からの不審なアクティビティが検出されたケースも考えられます。
メールアドレスや電話番号、氏名などに身に覚えのない変更があった場合は、第三者の関与を疑ってもよいかもしれません。
アカウントにアクセスしたデバイスを確認し、必要に応じて自分のアカウントを保護するのも有効な手段といえるでしょう。
<参照>
アカウントでの不審なアクティビティを調べる
アカウントにアクセスしたデバイスを確認する
4. 不具合、バグによって停止されている
一部、特に問題がない場合でも停止になっている事例もあるようです。Google側の不具合、バグの可能性もゼロではありません。
この場合は、一度GoogleビジネスプロフィールやGoogleアカウントまわりで違反がないか確認した上で、Googleビジネスプロフィールのサポートに確認をとるのが良いでしょう。
「不審なアクティビティ」から回復する方法は?
では、違反により「不審なアクティビティ」が検出され、停止されてしまったアカウントを回復するには、どうすればよいのでしょうか。
※2024年3月ごろからGoogleビジネスプロフィールのアカウントが停止・無効とされた場合の対処法が大幅に変更されました。新たな対処法についてはこちらの記事をご確認ください。
1. 違反箇所を修正する
ガイドラインを確認し、違反している箇所があれば修正しましょう。
また、違反行為をおこなっているアカウントが管理者に入っていた場合、そのアカウントを管理者から削除します。
関連記事
Googleマイビジネスのオーナー権限を変更するには?オーナー不明の場合はどうする?対処方法について解説
2. 回復リクエストを送信する
ビジネス情報の修正やアカウント管理が終わったら、Google ビジネス プロフィールでのローカル ビジネスの回復リクエストからリクエストを送信しましょう。
「このビジネスプロフィールの回復リクエストをすぐに送信しましたか?」の質問に「いいえ」と答えます(回復リクエストを初めて送る場合)。続く質問やビジネスの基本情報を入力し、送信したら完了です。
通常は回復リクエストから3日ほどで審査、回復までの判断がおこなわれますが、混み合っている場合はさらに時間を要することもあります。
関連記事
Googleマイビジネスが停止されるとどうなる?停止の条件や回復の方法、注意点を解説
ビジネスプロフィールの停止は集客にとって大きな痛手
Googleマップを使って行きたいお店を探す人が増えているなか、ビジネスプロフィールが停止されてしまい店舗情報が表示されないといったことになれば、1つ大きな集客の窓口を失うことになります。
普段からガイドライン・ポリシーを守って運用するとともに、万が一「不審なアクティビティ」などによって停止されてしまった場合は、原因を特定して修正し、すぐに回復手続きをとるようにしましょう。
<参照>
Googleビジネスプロフィールヘルプ:何処かから報告があったのでグーグルマイビジネスが利用停止になってしまったのですが理由が解りません。
Googleビジネスプロフィールヘルプ:不審なアクティビティがあるとしてビジネスプロフィールが突然停止されました。これといって、ガイドライン違反はないのですが、どういうことでしょうか?
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】