Yahoo!プレイスとは?登録方法と費用|活用する効果は?検索エンジンのシェアとユーザー層の特徴

口コミアカデミー 0円すべて無料 口コミサイトの運営やノウハウが学べる、店長限定の無料のオンラインスクール

Yahoo!プレイスは、無料で使える店舗・施設情報の入稿ツールです。

情報を登録すると、Yahoo!検索・Yahoo! マップ(旧:Yahoo! MAP)など、Yahoo! JAPANの各種サービスに連携することができます。

本記事では、Yahoo!プレイスの概要、登録方法、費用、Google ビジネスプロフィール(旧:Google マイビジネス)との違いなどを紹介します。

Yahoo!プレイスとは

Yahoo!プレイスとは店の公式情報を入稿して発信できるツール
▲Yahoo!プレイスとは店の公式情報を入稿して発信できるツール:公式サイトからキャプチャ

「Yahoo!プレイス」とは、Yahoo!JAPANが無料で提供する、お店の公式情報を入稿して発信できるツールです。

Yahoo!プレイスとYahoo!ロコの違いは?

※2024年3月28日追記:Yahoo!ロコは2024年3月27日をもってサービスを終了しました。現在Yahoo!ロコにて掲載している情報はYahoo!マップやPayPayグルメ予約履歴にて利用できます(詳しくはこちら)。

Yahoo!には似た名前のサービスが存在しており、「地図」関連のサービスでは、Yahoo!プレイスYahoo!ロコ、Yahoo!マップ(Yahoo!MAP)、Yahoo!地図が存在します。

地域のグルメ、レストラン情報が集まるポータルサイトが「Yahoo!ロコ」、地図サービスが「Yahoo!地図」、アプリ版の地図サービスが「Yahoo!MAP」です。

そして、これらに店舗・施設の情報を入稿できるのが、Yahoo!プレイスです。

地域のグルメ、レストラン情報が集まるポータルサイトYahoo!ロコ
▲地域のグルメ、レストラン情報が集まるポータルサイトYahoo!ロコ:公式サイトからキャプチャ

顧客からの口コミに対する返信Yahoo!プレイスを介して行います。

Yahoo!プレイスには入稿・口コミ返信機能のほか、アクセス分析機能も新たに追加されており、Yahoo!ロコで掲載されている店舗ページのアクセス数や問い合わせ件数といった情報を把握できます。

また、飲食店の場合は、Yahoo!ロコYahoo!プレイスを併用することで予約受付機能を搭載することも可能です。

Yahoo!プレイスの費用・申し込み方法

Yahoo!プレイスは無料で利用できます。

Yahoo!プレイスの登録手順には「申し込み」「審査」の2段階があり、利用を開始するにはYahoo!プレイス公式サイトにある「お申し込み」ボタンをクリックし、施設情報などを記入します。

会社情報入力ページ 入力項目
▲[会社情報入力ページ 入力項目]:公式サイトからキャプチャ

記入した情報を申請すると、3~7営業日前後電話による審査が行われます。その後メールで結果が届き、Yahoo!プレイスの利用準備は完了です。

なお、Yahoo!プレイスでは、一部の公共施設や自然物・公共物、性風俗店や賃貸物件、販売物件などは登録の対象外とされています。

関連記事
Yahoo!プレイスの登録方法

「LINEヤフー」公認! 【Yahoo!プレイスの教科書】を見てみるこちらから

Google ビジネスプロフィールとの比較/Yahoo!プレイスのメリット

Yahoo!プレイスGoogle ビジネスプロフィールには、どちらも入稿機能やアクセス分析など共通するツールが多々あります。

店舗が活用するメリットとして、料金や機能面では両者に大きな差異はありませんが、Yahoo!ではPayPayとYahoo!JAPAN IDの連携ができます。

関連記事
Google マイビジネスとは

1. 料金:Yahoo!プレイスもGoogle ビジネスプロフィールも「無料で始められる」

前項で紹介したとおり、Yahoo!プレイス無料で登録・利用できます。Google ビジネスプロフィールの場合も登録と基本利用にかかる料金は無料です。

Google ビジネスプロフィールでは、施設内の様子を360度のパノラマ写真で紹介することもできます。この写真は認定フォトグラファーに依頼することもできますが、その場合は基本的に料金が発生します。

同じくGoogle ビジネスプロフィールではGoogleの広告配信サービスを利用でき、クリックされた場合には費用が発生します。

2. 機能:Yahoo!プレイスとGoogle ビジネスプロフィールに大きな違いはない

Yahoo!プレイスGoogle マイビジネスのあいだでは、入稿できる情報や機能にも大きな違いはありません。

Google ビジネスプロフィールでもYahoo!マイプレイスと同じく、社名、店名、電話番号、住所、営業時間などを店舗情報として登録できます。

また両サービスでも店舗の外観・内観、メニューの写真を掲載できるほか、顧客からの口コミの受付や返信ができます。

店舗ページの作成機能を取っても、いずれのサービスも無料で店舗情報を登録できるほか、アクセス数やアクセス元地域、店舗への問い合わせ回数などのデータを確認でき、機能面では大きな差がないといえます。

また、動作環境もパソコンとスマートフォンの両媒体で対応しています。

3. PayPayとYahoo! JAPAN IDの連携が可能という点に違いが

Googleサービスと比較したときに見られるYahoo!のメリットは、PayPay(ペイペイ)とYahoo! JAPAN IDを連携できるという点です。

電子決済サービスPayPay(ペイペイ)」を利用しているユーザーの場合、Yahoo! JAPAN IDとPayPayのアカウントを連携させられます。

Yahoo!の各種サービスでは、PayPayの残高として使える「PayPayボーナスライト」を獲得できるキャンペーンを実施しており、アカウントを連携することでキャンペーンの特典を受領できます。

また、2021年3月にYahoo!はLINEとの経営統合を発表しています。将来的にはLINEギフトとYahoo!ショッピングとの連携などが構想されており、今後のサービス展開にも注目が寄せられています。

関連記事
PayPay、シェア率55%で「Pay戦争」一人勝ち その理由は?

Yahoo!プレイスを活用するとどんな効果がある?検索エンジンのシェアとユーザー層の特徴

Yahoo!プレイスを活用するとどんな効果があるのでしょうか。検索エンジンのシェアとユーザー層の特徴から見ていきます。

1. Yahoo!の検索エンジンシェアは14.01%

アクセス分析ツールを提供する「Statcounter」社が公開している統計データサイト「Statcounter Global Stats」の情報によると、2020年6月時点で日本における検索エンジンのシェア率は、Google(78.97%)、Yahoo!(14.01%)、Bing(6.46%)の順に並んでいます。

国内でのスマートフォンにおける検索エンジンのシェア率も、Google(76.38%)、Yahoo!(23.07%)の順に並んでおり、Googleが圧倒的ではあるもののYahoo!にも一定のユーザーがいるようです。

最近ではYahoo!検索でも「地名+業種」など、場所を調べる検索に対応してきています。例えば「渋谷 カフェ」と検索すると、渋谷周辺の地図とカフェの店舗情報が表示されます。

Yahoo!プレイスを利用して店舗・施設情報を充実させておけば、Yahoo!検索やYahoo!マップでお店探しをしているユーザーに訴求できるでしょう。

2. Yahoo!の世代別シェア

2020年3月にYahoo!が更新した「Yahoo! JAPAN 媒体資料」によると、Yahoo!の女性ユーザーは40代・50代のシェアが約半分を占めています。

媒体別に見ると、40代・50代の女性ユーザーはパソコンで53%スマートフォンで42%の割合を示しています。

参考:「Yahoo! JAPAN 媒体資料」最新版のお知らせ(2020年3月改訂版)

Yahoo!JAPANのユーザー属性グラフ
▲[Yahoo!JAPANのユーザー属性]:「Yahoo! JAPAN媒体資料(2020年3月)」より

また、Yahoo!を利用する男性ユーザーの世代は、パソコンとスマートフォンでボリュームゾーンが異なるものの、40代以降のシェア率が高いことが特徴です。

特にパソコンでYahoo!を利用する男性ユーザーは60代が31%を占めており、シニア層のユーザーが多いことがうかがえます。

男女問わず、Yahoo!は主に40代以上のユーザーに利用されています。

こうしたデータから、Yahoo!プレイスに登録することで、40〜60代のユーザーにアプロ―チできるという効果が見込めます。

関連記事
口コミを書く世代 実は50代が最多、その理由は?

「LINEヤフー」公認! 【Yahoo!プレイスの教科書】を見てみるこちらから

Yahoo!プレイスも活用して店舗集客を

入稿ツール「Yahoo!プレイス」を利用すると、入稿した店舗の情報を「Yahoo!ロコ」や「Yahoo!検索」をはじめとするYahoo!JAPANのサービスに掲載できます。

電子決済サービスPayPay」と提携しているほか、LINEとの経営統合など、今後展開される独自のプロモーションにも関心が寄せられています。

投稿された口コミへの返信や店舗ページのアクセス解析ができるほか、利用料のかからないYahoo!プレイスは「Google マイビジネス」と共通する点が多く、両サービスはしばしば比較の対象とされています。

機能に共通点がありつつも、異なる特徴をもつGoogleとYahoo!JAPANの双方を上手に活用することで、店舗集客に対する効果の増大が見込めそうです。

口コミアカデミー 0円すべて無料 口コミサイトの運営やノウハウが学べる、店長限定の無料のオンラインスクール

関連するオススメ記事

この記事の筆者

口コミラボ編集部

口コミラボ編集部

口コミラボ編集部ではMEO対策、ローカルSEO対策、販売促進店舗の口コミデータをもとにしたコンテンツなどを配信しています。