Yahoo!プレイスはこれらのYahoo!のサービスと連携している事業者向けのサービス、Yahoo!ロコは「Yahoo!クーポン」「Yahoo!グルメ」「Yahoo!道路交通情報」「Yahoo!地図」などの情報をまとめた顧客向けのサービスです。
両者は店舗や企業の集客に欠かせないサービスです。ビジネスオーナーは、Yahoo!ロコ・Yahoo!プレイスそれぞれの違いや特徴を把握したうえで、利用を検討するべきでしょう。
本記事ではYahoo!ロコとYahoo!プレイスの違い、それぞれの特徴、そして利用するメリットについて詳しく解説します。
※2021年5月27日追記:PayPayはこれまで決済システム利用料について、無料で店舗にサービスを提供していましたが、2021年10月1日より有料になります。利用料率は8月31日に発表される予定です。
※2024年3月28日追記:Yahoo!ロコは2024年3月27日をもってサービスを終了しました。現在Yahoo!ロコにて掲載している情報はYahoo!マップやPayPayグルメ予約履歴にて利用できます(詳しくはこちら)。
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※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了しました。
Yahoo!ロコとYahoo!プレイスの違いは?
顧客のためのツール「Yahoo!ロコ」と事業者のためのツール「Yahoo!プレイス」の違いについて解説します。
Yahoo!ロコは顧客のためのツール
Yahoo!ロコは、Yahoo!JAPANが運営する「Yahoo!クーポン」「Yahoo!道路交通情報」「Yahoo!地図」などに提供されている情報をまとめた、顧客のためのツールです。
顧客はYahoo!ロコを通じて、店舗や施設の情報を集めたり、口コミを見ることができます。
さらに、ホットペッパーやヒトサラ、ぐるなびなどのクーポンサイトとも連携しているため、一括でその店舗で使えるクーポンを確認することが可能です。
また、Yahoo!ロコでは電子決済サービス「PayPay」とも連携しています。Yahoo!ロコで店舗にネット予約をするとPayPayボーナスを付与するなどの、集客を促すプロモーションを実施しています。
※2024年3月28日追記:Yahoo!ロコは2024年3月27日をもってサービスを終了しました。現在Yahoo!ロコにて掲載している情報はYahoo!マップやPayPayグルメ予約履歴にて利用できます(詳しくはこちら)。
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Yahoo!プレイスは経営者のためのツール
Yahoo!プレイスは、Yahoo!ロコへの情報を入稿できる経営者のためのツールです。顧客からの口コミに対する返信もすることができます。
さらに、入稿や口コミの返信以外にもYahoo!ロコで掲載されているページのアクセス分析機能も利用できたり、予約受付機能を搭載することも可能です。
Yahoo!プレイスでは、申し込みからこれらの機能の利用がすべて無料なので、初めての方でもハードル低く始められます。Yahoo!プレイスは、Yahoo!ユーザーの集客に効果的なため、店舗経営者にとって必須のツールでしょう。
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Yahoo!ロコとは
店舗の情報を集めたい顧客にとって便利な「Yahoo!ロコ」は、具体的にどのようなツールなのか、特徴を詳しく解説します。
※2024年3月28日追記:Yahoo!ロコは2024年3月27日をもってサービスを終了しました。現在Yahoo!ロコにて掲載している情報はYahoo!マップやPayPayグルメ予約履歴にて利用できます(詳しくはこちら)。
Yahoo!が運営する施設情報総合サイト
Yahoo!ロコは、地域情報サービスともいわれており、各地域の便利な情報を提供しています。その対象は飲食店に限らず、病院やコンビニ、レジャーなど業種は多種多様です。
「Yahoo!クーポン」「Yahoo!道路交通情報」「Yahoo!地図」などのYahoo!が提供するサービスを統一するために、2011年に生まれたのがYahoo!ロコです。
これまではさまざまなページで確認していた情報がひとまとめになったため、顧客にとって非常に便利に利用できるサービスです。
Yahoo!ロコの機能4つ
Yahoo!ロコの機能は、主に「検索機能」「登録スポット」「投稿機能」「クーポン」の4つです。
「検索機能」では、キーワードやエリアなどを入れて検索することで、探している条件に一致している施設を見つけられます。
「登録スポット」はいわゆるブックマーク機能で、気になる施設を登録しておけば、後からでも簡単にチェックすることができます。
「投稿機能」は、ユーザーが施設に関する口コミや評価を投稿できる機能です。投稿された口コミは、各施設のページから見ることができます。
「クーポン」は、各施設のページからチェックすることができます。Yahoo!ロコ独自のクーポンに加え、ホットペッパーやヒトサラなど提携しているクーポンサイトのクーポンが一覧で見られるため、便利にクーポンを探せます。
Yahoo!プレイスとは
Yahoo!ロコへの情報を入稿できる経営者のためのツール「Yahoo!プレイス」は、具体的にどのようなツールなのか、特徴を詳しく解説します。
情報掲載・管理サービス
Yahoo!プレイスを利用すれば、登録している施設の情報をいつでも投稿することができます。施設の情報としては、営業時間やキャッチコピーなどの基本情報から、お店の雰囲気や衛生対策状況なども入稿が可能です。
Yahoo!プレイスに無料で申し込むことで、Yahoo!ロコとYahoo!検索・Yahoo!地図と連携されます。したがって、Yahoo!ロコに登録した情報がYahoo!検索・Yahoo!地図にも反映されるので、効率よくYahoo!ユーザーにアプローチできます。
さらに、PayPayとも連動しているため、PayPayユーザーも便利に利用できるでしょう。
またYahoo!プレイス経由で店の予約を受け付けたり、クーポン提示なども可能なため、施設の集客につながりやすいです。
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Google マイビジネスとの違いは?
Yahoo!プレイスは、Googleのサービス「Google マイビジネス」とほぼ同様の機能をもちます。
しかし、Yahoo!プレイスを利用することで、Googleユーザーとは異なる層にアプローチすることができます。
Yahoo!プレイスは、そのほかのYahoo!のサービスとも連携しているため、Yahoo!ユーザーを取りこぼすことなく、効果的な集客を行えます。
また、Yahoo!プレイスはPayPayと連携しているためPayPayユーザーからも関心を持たれる可能性がある点が、Google マイビジネスと異なる点です。
Yahoo!プレイスの機能3つ
Yahoo!プレイスでは、「情報入稿」「アクセス分析」「口コミ返信」の主に3つの機能を利用できます。
「情報入稿」で具体的に登録できる基本情報は、業種・電話番号・営業時間・特別営業・URLなどです。そのほか、こだわり条件・キャッチコピー・説明文・開業日なども登録することができます。さらに内観や外観、サービス内容などの写真を投稿することも可能です。
またYahoo!プレイスの「アクセス分析」では、Yahoo!ロコのページ表示回数に加え、自社サイトへのアクセス数や電話した数、写真の閲覧回数などを確認することができます。
「口コミ返信」ではその名の通り、ユーザーから寄せられた口コミに対して、施設のオーナーとして返信することができます。
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Yahoo!プレイスを始めるメリット
すでにGoogle マイビジネスを登録しているという施設でも、Yahoo!プレイスを始めるメリットがあります。
検索エンジンのシェア率はGoogleがトップですが、約4分の1のユーザーはYahoo!を使用しています(Statcounter Global Statsより)。
また、Yahoo!の利用者層は50代前後が多く、PCからの利用が多いため、Googleユーザーとは異なる層にアプローチが可能です。
Yahoo!プレイスのサービスは2019年から開始と割と最近なので、早めに対策することで他店を差をつけることができるでしょう。
Yahoo!プレイスに登録し、Yahoo!ロコで集客を狙う
Yahoo!ロコは、Yahoo!のさまざまなサービスを統合した、顧客にとって便利なサイトです。自店舗のYahoo!ロコのページを充実させるためには、Yahoo!プレイスに登録し、情報を入稿していく必要があります。
2つのツールをよく理解し活用できれば、さらなる集客につながるでしょう。
※2024年3月28日追記:Yahoo!ロコは2024年3月27日をもってサービスを終了しました。現在Yahoo!ロコにて掲載している情報はYahoo!マップやPayPayグルメ予約履歴にて利用できます(詳しくはこちら)。