検索エンジンの検索結果の上位に表示されるウェブサイトは、大きなプレビュー数を獲得できます。そのため、コンテンツが検索結果の上位に表示されることは、インターネット上で認知を拡大したり集客を増大させることに非常に効果があります。
こうしたことは理解できても、具体的にどのような方法で検索結果の上位に表示させることができるのかについては、わからないという方も少なくありません。
この記事では、Googleの検索サービスで検索結果の上位に表示させるためのSEO対策の方法、メリットとデメリットについて解説します。
上位表示されるためには
上位表示とは検索エンジンにおいてユーザーがあるキーワードについて検索した際に検索結果として上部に表示されることです。
検索結果として上位に表示されるコンテンツはユーザーの目にとまる機会が増えるため、プレビュー数を増大させます。特にユーザーの多いGoogle検索エンジンやGoogleローカル検索における上位表示は、知名度のアップや集客への影響が大きいため、重要であるとされています。
上位表示とSEO
SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で「検索エンジン最適化」とも呼ばれます。
SEOは検索エンジンにおいて検索結果順位を前後させるアルゴリズム(手順と根拠)を意識し、コンテンツの最適化を行うことを意味します。検索エンジンにおいて検索結果として上位表示されるための対策がSEO対策です。
Googleをはじめとする検索エンジンでは、ユーザーに有益なコンテンツやニーズに合致したコンテンツを優先的に表示するよう検索結果順位を調整するアルゴリズムが組まれていますが、Webサイトはさまざまな対策によって検索結果順位を上げることができます。
検索エンジンで上位表示させるために必要なこと
ページタイトルには検索キーワードと関連するキーワードを含めるようにして、ユーザーの興味をひくこと、簡潔に内容を表すことに気をつけつつ32文字程度でまとめましょう。
また、サマリーとして検索結果に表示されるテキストは160文字以内で内容を網羅できるとなおよいでしょう。ユーザーが閲覧するページを選ぶ際にページタイトルとサマリーは非常に大きな役割を担っているため、何度も推敲してよりよいタイトル、サマリーを考える必要があります。
内容についてはテーマに対する網羅性を高くすることや専門性、信頼性を高くすることが重要です。信頼性の担保のため、データや統計を引用する場合にはエビデンスやソースを明確にすることは必須です。
また、文字数や画像については多ければ多いほどいいということはありませんが、情報として希薄なコンテンツは評価されにくいため、検索結果として上位表示されているコンテンツをリサーチしてそれらと同等、または少し多いくらいの文量を目安とするといいでしょう。
内容の充実度の観点からは、ユーザーの検索意図を汲み取ることが大切になってきます。そのキーワードを検索したユーザーが必要としている情報を網羅するために上位表示されているコンテンツをいくつか閲覧して、コンテンツを準備するべきです。
こうした検索意図が表れている情報とは、複数サイトで重複している内容です。こうしたについては必ずコンテンツに含める必要があります。またそれ以外にも掲載されている内容で検索キーワードと関連が深いものについては併せて記載すべきでしょう。
上位表示を狙ったSEOのメリット・デメリット
検索結果として上位表示されることはWebサイトの運営者にとってさまざまなメリットがありますが、SEO対策にはデメリットも存在します。
以下では、SEO対策のメリット・デメリットについて解説します。
メリット
検索結果の1ページ目に広告を掲載することができるリスティング広告ではユーザーの目に触れる機会を増やすことができますがランニングコストが発生します。SEO対策で検索結果に上位表示される場合には、もちろんコストが発生することはありません。
検索結果の表示順位ごとのクリック率は1位が20%強、2位が10%強、3位以下はそれよりも劣り、8位では1%程度というのが通説です。上位表示がネットユーザーの目に触れる可能性の高さはこの数字にもはっきり表れていると言えるでしょう。
デメリット
上位表示された場合のメリットは大きいものの、SEO対策は検索結果の反映までに時間がかかることも事実です。また、競合率の高いキーワードではSEO対策をしても検索結果の上位には食い込めないこともあります。
加えて検索結果の順位を左右するGoogleのアルゴリズムは常にアップデートされ続けており、その都度評価基準や判断基準が変わるため継続的にSEO対策に取り組まなければすぐに検索順位が落ちてしまいます。
上位に表示されてるか?確認方法
SEO対策に取り組む中では、上位表示されているコンテンツのリサーチが不可欠です。
コンテンツをリサーチする際にはパーソナライズドされた検索結果を参考にしないよう気を付ける必要があります。
以下では、上位表示されているコンテンツの確認方法について解説します。
実はGoogleは、ユーザーに合わせて検索結果を変えている
Googleでは検索結果を表示する際に各ユーザーの嗜好や好みを反映しています。これはパーソナライズド検索と呼ばれるものでGoogle検索の履歴やブラウザの検索履歴、位置情報などをもとにユーザーに適した検索結果を提供します。
つまり、パーソナライズド検索が行われている場合にはリサーチのためによく閲覧していたコンテンツが上位表示されてしまうといったようなことも起こりえます。
パーソナライズド検索は、GmailやYouTubeをはじめとするGoogleが運営するサービスにログインしているユーザーを対象としてデフォルトで行われており、通常であればよく閲覧するサイトや嗜好に合致するコンテンツが上位に表示される便利な機能ですが、ユーザーの好みを反映したフィルターがかかってしまうため、上位コンテンツのリサーチにおいては不要な機能といえます。
パーソナライズド検索を無効にするには
パーソナライズド検索は、プライベートモードを利用することで簡単に無効にすることができます。
プライベートモードはGoogle ChromeやInternet Explorerなどのブラウザに実装されている機能です。閲覧履歴やCookieをタブは、開くごとにまっさらな状態で利用することができます。読み取るべき閲覧履歴がないので、ユーザーの嗜好や閲覧ページを反映した検索結果になることもありません。
ブラウザによってシークレットモードやプライベートブラウジング、InPrivateブラウズなど名称が異なります。
ビジネスに適して分析するには
自らが運営するオンラインコンテンツについて分析する場合にはGoogleアナリティクスが便利です。
Googleアナリティクスでは、サイトやアプリのユーザー分析、ユーザーのサイトへの流入経路、会員登録や商品購入など設定したコンバージョンについて、分析を行うことができます。
また、Googleの広告サービスやパブリッシャーサービスとの連携も可能なため、Googleアナリティクスのデータや統計をもとにターゲット層や集客のための施策の方向性が決定した後はマーケティングへの移行もスムーズです。
収集したデータは自動的にグラフや表などの形に可視化されるため、こうした資料の準備が必要な場合の手間も減らせます。
Webを活用するには上位に表示されることは不可欠
オンラインにおいて集客を考える上でWebサイトは重要なコンテンツであり、Webサイトがユーザーにアプローチできるかどうかは直接的に顧客数や売上を左右する要素であるといえます。
また、自社や自店で運営するコンテンツをより多くのユーザーに見てもらうためにはSEO対策は非常に効果的です。検索結果画面での上位表示を目指し、Webサイトを集客対策の一つとして有効に活用しましょう。
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