STORES 予約は、ECサイトのSTORESや決済サービスSTORES 決済といったサービスを展開するヘイ株式会社が提供するオンライン予約システムです。
予約管理や顧客管理の機能が装備され、事業の規模を問わず80,000社以上の事業で利用されています。
この記事ではSTORES 予約の概要とその強みについて、導入事例とあわせて紹介します。
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STORES 予約の特徴と機能
STORESのブランド名で展開されている予約システム「STORES 予約」は、事業主の「めんどくさい」を解決するために立ち上げられた事業のひとつで、煩雑な作業を解決できるツールとして幅広い業種で利用されています。
まずはSTORES 予約では何ができるのか、どのような特徴があるのか解説します。
ネット予約が増える
STORES 予約の受付時間は24時間受付です。そのため忙しい顧客も予約を取りやすくなり、口コミ機能も手伝ってネット予約の増加が期待できます。
さらにメールやレビュー、広告といった集客・サポート機能を備えているため、システムを集客に活用するには十分な環境です。公式サイトによれば、実際に導入店舗の7割で売上が上がったといいます。
管理がしやすい
STORES 予約でできることはメインの予約受付のほか、予約管理と顧客管理です。
予約管理は日程調整や空いている枠の管理など、顧客管理は確認およびリマインドのメール、アフターフォローメール配信などのサポートを指します。
顧客が予約をするたびに顧客カルテが作成されるため、予約または来店の履歴といった顧客の記録を更新する手間も省けます。
事前決済や月謝の支払いなど金銭のやりとりも対応しており、同社のSTORES 決済との連携も可能です。
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<参照>顧客管理|無料から使える予約システム「STORES 予約」
システム導入や外部サービス連携がしやすい
各種事業に合ったテンプレートを選択するだけで予約ページを作成できます。スマホやタブレットでも操作可能な導入の簡単さが特徴のひとつです。
GoogleやSales Force(拡張パック対応)などの外部サービス連携も可能で、予約の記録を管理や分析に活用できます。
それだけでなく、Zoomと連携すれば管理画面上でのミーティング開設も、イベント開催も可能です。イベントはよく利用されており、導入事例にも活用例が見られます。
<参照>事業者向け予約システム「STORES 予約 (ストアーズ予約)」、API 提供を開始〜誰でも簡単にシステム連携〜|ヘイ株式会社のプレスリリース
アプリ「Coubic」でユーザーの利便性向上
STORES 予約には、ユーザー向けにアプリ「Coubic(クービック)」を提供しています。
Coubicのアプリでは、予定を入れたり変更したり、また支払いを行ったりできます。アプリでは予約や決済時に個人情報を入力する必要がなく、予約作業の煩雑さで予約を諦めるユーザーの取り込みが期待できるでしょう。
また回数券の残り状況や期限を確認できるため、こうした詳細を知りたい顧客が店舗へ電話等で問い合わせる回数も減少します。
Coubicのアプリでは、予約管理や回数券の確認のほかにも、支払い、レビュー投稿等ができます。
アプリでは店名や電話番号、カテゴリでの店舗検索も可能で、各店のトップ画面から予約カレンダーやブログを確認できます。
<参照>お客様向け会員アプリ|無料から使える予約システム「STORES 予約」
STORES 予約を集客に活かすには
STORES 予約を適切に集客に活かすには、サービス自体と事業の相性が良いことと、適切なプランを選択する必要があります。
STORES 予約の導入に向いているもしくは向いていない業界について、また各プランの機能の違いを紹介します。
業界に向き不向きはあるか
幅広い領域で利用されているSTORES 予約ですが、機能の特徴や制限などからどうしても使用に適していない業界とそうでない業界があります。
STORES 予約は複数日程の予約ができません。そのため、宿泊施設など複数の日付で期間を定める予約システムが必要な事業にはマッチしないでしょう。
また、座席指定もできないため、座席指定も含めた予約を提供したい飲食店にとっても使いづらいかもしれません。
教室やサロン、病院など、1回数時間で完了するサービスを提供する業態には適しています。
有料プランと無料プランの違い
STORES 予約には無料プランと有料プランがあり、有料プランは3種類設定されています。契約金額によって利用機能や受け付け可能な予約数の上限が変わります。
有料プラン3つの月額料金はライトプラン12,078円 (税込)、スタンダードプラン29,678円 (税込)、プラチナプラン77,000 (税込)です。初期費用はいずれの場合も無料です。
STORES 予約は無料プランの使い勝手の良さも特徴ではありますが、予約可能件数は無料であれば月に100件までに制限されます。プランごとの上限を超えると、50件あたり税込1,078円の追加料金がかかります。月間の予約数を目安にプランを選択するのもよいでしょう。
Zoomや「Google で予約」の連携はライトプラン以上、キャンセル待ちや指名はスタンダードプラン以上、Google Analytics連携やコンバージョンタグ埋め込みはプラチナプランのみ対応というように、有料プランでの上位メニューになるにつれて、当然のことながらできることが増えます。
メルマガの送付や、カレンダーの埋め込みはいずれも有料プランでの提供です。
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<参照>ご利用料金|無料から使える予約システム「STORES 予約」
STORES 予約の導入事例
STORES 予約の公式サイトでは、現在サービスを導入している数多くの企業の活用事例、集客成功事例を紹介しています。
この事例一覧からは、予約システムが具体的にどのように顧客の満足度向上につながっているのかが確認できます。
また、予約の手続きや回数券の管理に関わる工数の削減が、事業者にとってもユーザーにとっても望ましいものであることがわかります。3つの事例を紹介します。
<参照>各業種の導入事例|無料から使える予約システム「STORES 予約」
事例1. ヨガ教室のレッスン予約
導入事例一覧には幅広い業界からの成功事例が紹介されていますが、特に目立つのはヨガ教室の事例です。
24時間予約受付可能のため、子育て世代など教室の営業時間と自由時間が合わない顧客は予約のしやすさが格段に上がったとのことです。
オンラインレッスンを採用する教室も多く、教室に通いづらい顧客の参加も増えているとのことです。
事例2. アパレルショップのオンライン対策
あるアパレルショップでは、感染症拡大を受け来店者が減ったことを背景に、スタッフ活躍の場を設けるためにオンライン接客に取り組みました。
顧客は予約をしてスタッフに服選びの相談をするという段取りで進められます。STORES 予約の事前にアンケートを取れる機能を活用し、顧客が気になっているアイテムを把握しておくことで、これらの商品も含めて案内をすることができます。
予約確認やアフターフォローのメールなども活用し、一度に複数点購入などの結果を出しています。
<参照>株式会社コーエン 〜コロナ禍でオンライン上のサービスを加速。 リモート接客で、店頭スタッフの新たな活躍の場を!〜
事例3. 新型コロナウイルスワクチン接種予約など役所でも
STORES 予約は新型コロナウイルスワクチン接種の予約にも活用されています。
この活用は、STORES 予約を展開するヘイの方針により、医療機関や自治体など、ワクチン関連機関に2022年3月末まで無料でシステム提供をしたことによるものです。
またワクチンの摂取以外にも、茅ヶ崎市役所では2020年度分確定申告の相談予約にSTORES予約を導入しいるなど、自治体でも導入実績があります。
<参照>
ネットショップ開設サービス「STORES」が「STORES 予約」活用の「ワクチン接種予約システム」無料提供開始 | TechCrunch Japan
茅ヶ崎市役所 〜確定申告相談の事前予約に STORES 予約 を採用。 予約制で利用者の待ち時間短縮と、感染症対策も!〜
事例4. 医療機関
ある助産院では「何時に、どの受信内容(妊婦検診など)が、あと何枠残っているか」を予約カレンダーに表示し、患者の利便性向上を実現しています。
またある動物病院では、予約をしたくても電話がつながらないという苦情が起きていましたが、これはSTORES 予約のサービス導入により状況を改善できたといいます。
予約システムの導入により、医療機関でも予約関連業務の手間を省き、本来の業務に注力できる状況が実現されています。
<参照>モノカどうぶつ病院 〜STORES 予約 を使って予約業務を8割削減!長年愛用する STORES 予約 の魅力とは〜
STORES 予約は「予約・顧客管理・集客」に対応
STORES予約は導入事例が非常に多く、多方面から支持されているオンライン予約システムです。予約システムでありながら、顧客管理や集客にも効果を発揮し、顧客との接点を総合的にカバーできます。
すでに多くの先行導入事例があり、また公的機関での導入実績もあることから、オンラインでの顧客対応をこれから始めたり強化したいという場合にも、導入のハードルは低いといえるでしょう。
有料プランであればZoom連携により、非対面でのサービス提供にかかわる作業工数も圧縮でき、この先の事業継続にも役立つでしょう。
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