【事例あり】SNSで店舗集客を成功させるには/5大SNSの特徴と7つのコツ

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近年FacebookやInstagramなどSNSを利用したPR戦略が練られています。

この記事では、店舗での集客においてもSNSは使えるのか、SNSを利用する際のコツや注意点は何かについて紹介します。

※2021年5月27日追記:PayPayはこれまで決済システム利用料について、無料で店舗サービスを提供していましたが、2021年10月1日より有料になります。利用料率は8月31日に発表される予定です。

店舗集客でSNSは活用するべき?

SNSとは、Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略称で、ネット上で他の人と情報を共有するためのサービスのことをいいます。

店舗での集客にもSNS運用は効果的です。

無料で始められ、ユーザーとのコミュニケーションが可能なSNSの特徴をうまく利用すれば、店舗の認知を高めることができます。

一方で炎上リスクもあるので注意しなければなりません。

店舗集客の方法13選|WEB・SNS・口コミなど効果的なアイディア・注意点も解説

※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!


店舗集客におけるSNSの活用法

SNSはシェアやリツイート機能など、拡散を促す機能があるため、SNSを使うことで商品や店舗の情報を効果的に拡散することができます。

また、SNSは従来のWeb広告よりも種類が多いため、販促チャネルを効果的に拡大することができ、高い集客効果ものぞめます。

さらに、SNSを使うと、Web広告を打たずとも企業ブランディングができるため、従来のPR戦略に比べ安くファンを獲得できます。

SNS集客のメリット

SNS集客のメリットは、無料で始められることです。

ツールの中には有料のサービスもありますが、チラシを作ったりWeb広告を作ったりするのに比べ、費用はかかりにくいといえます。

また、SNSは企業が一方的に発信するのではなく、ユーザーとのコミュニケーションが取れるのが特徴です。

ユーザーと恒常的にコミュニケーションを取ることでファンを獲得し、商品サービスリピーターへと繋げていくことが可能です。

さらにSNSには豊富な種類があり、それぞれ年齢や性別などユーザー層が異なるので、さまざまなユーザーにアプローチできます。

SNS集客のデメリット

一方で、SNS集客には注意しなければならないこともあります。

不特定多数が閲覧するSNSでは、ある投稿に批判が集中するいわゆる「炎上」に常に気を配らなけれなりません。

炎上は、社員の不祥事や会社の事故、賛否両論の意見などさまざまなことが原因で起こります。

また、手軽に始められる一方で効果が出るのには時間を要します。新規フォロワー獲得には、数ヶ月〜半年ほどの長い目で見ていく必要があります。

5大SNSの特徴と活用法

Facebook、TwitterInstagram、LINE、YouTubeの5つは、5大SNSといわれています。

それぞれ規模もユーザー層も違うので、それぞれのSNSにあった活用法を見出せば効果的にインプレッションを集めることができます。

Facebook

Facebookの国内月間アクティブユーザー数は2019年7月時点で2,600万人です。

メインユーザーは30代~50代で、他のSNSに比べ年齢層は高めといえます。

アカウントは実名制ということもあり、他のSNSと比べると堅めで落ち着いた印象です。

他のSNSより拡散性は低いですが、発信できる情報量が多く、ホームページの代わりに利用することができます

Twitter

Twitterの国内月間アクティブユーザー数は2017年10月時点で4,500万人です。

利用者は若年層に多く、リツイート機能が活発に使われているため拡散性が高いです。

一方で、拡散性が高いため炎上すると一気に広まるリスクもあり、投稿内容には気をつける必要があります。

Instagram

Instagramの国内月間アクティブユーザー数は2019年6月時点で3,300万人です。

メインユーザーは20~30代の女性です。

必ず写真をつけて投稿するため、ユーザーの目に留まるよう写真のクオリティを求められます。

また、Instagram内での検索はハッシュタグでの検索がメインなので、どのようなハッシュタグをつけるかが検索されやすさに直結します。

LINE

LINEの国内月間アクティブユーザー数は2020年6月時点で8,400万人です。

他のSNSと違って、投稿ではなく直接メッセージを送る形になります。

公式アカウントを作り、ユーザーにフォローしてもらえれば、メッセージという形でユーザーの元に情報が届きます。

届けた情報は見てもらえる可能性が高く、情報が伝えやすい反面、最初にユーザーが「お友達登録」をしてくれなければなりません。

拡散性も他のSNSと比べるとあまり高くはありません。

来店時に友達登録を促すなどお店の努力が必要です。

YouTube

YouTubeの国内月間アクティブユーザー数は2018年12月時点で6,200万人です。

ユーザーはアカウント登録なしで利用することができます。

コンテンツがストックされていくプラットフォームであり、質の高い動画は繰り返し検索され視聴されます。

一方でリアルタイムには弱いので瞬発的な集客には向いていません。

テキストや写真ではわかりにくいお店のコンセプトや雰囲気、調理過程などを発信すると効果的です。

集客のためのSNS運用を成功させる7つのポイント

SNS集客のコツを7つ紹介します。

1. 複数のSNSを活用する場合、SNSに優先順位をつける

事業内容によって合うSNSと合わないSNSがあります。

たとえばおしゃれな古民家カフェが店舗のコンセプトならInstagramでのSNS映えする写真の投稿をメインにするなど、複数のSNSを並行して使う場合は企業に合ったSNSに力を入れるのが効果的です。

2. 投稿ルールや運用ポリシーを決めておく

炎上を避けるためにはあらかじめ投稿ルールを決め、共有しておく必要があります。

また、炎上が起こりそうな場合・起こってしまった場合の対処法も用意しておくと、仮に炎上してしまった場合炎上後の対応が遅れずに済みます。

3. 専門の担当者を置く

SNS運用は定期的に投稿を続けることが重要なので、担当者を決めて運用するのが最適です。

担当者がいることで投稿内容が統一されやすくなり、対策も練りやすいです。

4. 店舗に関するユーザーの投稿に返信や反応をする

来店したという投稿に感謝の言葉を返信するなど、ユーザーの店舗に関する投稿に積極的に反応することで、ユーザーに親近感を抱いてもらえる可能性があります。

口コミへの返信をこまめに行うことは、SNSを通じたファン獲得につながります。

5. 定期的に更新する

ユーザーが店舗のアカウントから離れてしまわないよう、少なくとも週に1回は投稿すると効果的です。

6. 写真を多く掲載する

文字だけで投稿するよりも写真を一緒に投稿したほうがユーザーの興味を引きやすくなりエンゲージメント(SNSにおけるユーザーと運営側の繋がり)が高まります。

7. 共感をよぶ投稿内容にする

SNSでは商品を売り込むことより、共感を呼び、拡散してもらうことを目指す方が効果的です。

SNSマーケティングのポイントとは|UGCを促しユーザーと接点をもつコツ・事例

Facebook(フェイスブック)、


SNSを活用し店舗集客に成功した事例

店舗集客にSNSを利用した事例を2つ紹介します。

いずれもSNSの特徴を生かして、効果的なPRに成功しています。

事例1.食へのこだわりという統一感とSNS連携:Keisuke Matsushima Tokyo

渋谷区にあるレストラン Keisuke Matsushima Tokyo はFacebookのフォロワーが約7,500人います。

Facebookでは、料理に使われる旬の食材がどのように育てられ、誰が育てているかを詳しく投稿しており、レシピ動画や料理人の対談動画など、「食へのこだわり」を感じさせる投稿を続け、ブランディングに成功しています。

YouTubeでは家でできるオリジナルレシピ動画を公開し、Facebookでも発信しています。

事例2.顧客の投稿をリツイートし共感を集める:とんかつ専門店かつや

かつやはアークランドサービスホールディングス株式会社傘下のとんかつ専門の外食チェーンです。

2019年5月9日からTwitterの利用を開始してから、その半年後にはたった92ツイートで1万3,000万人のフォロワーを獲得しています。

公式アカウントがかつやに関する一般ユーザーの投稿をリツイートし、ユーザーとのコミュニケーションをとっています。

リツイートされた一般ユーザーは、公式アカウントがリツイートされることをポジティブにとらえます。

また公式のリツイートにより、一般ユーザーの投稿は公式アカウントのフォロワーの目にも止まります。

こうした、やらせではない一般ユーザーの投稿するコンテンツはフラットな一消費者の意見として、消費者に大きく影響を与えます。

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SNSを利用すれば、従来のチラシやWeb広告よりも安く広く認知を集められるかもしれません。しかし、不特定多数のフォロワーが閲覧するSNSには炎上リスクがあるため投稿には十分注意が必要です。

利用するSNSによって効果的な活用法が異なります。Facebookでは落ち着いた雰囲気の投稿が好まれる一方、Twitterでは若年層に共感されるような投稿の方が拡散されます。

自分の店舗の紹介にはどのSNSを使うのがいいのか戦略を立てた上で利用すれば、宣伝効果を最大化できるでしょう。

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