施術の腕には自信があるのに、なかなか集客が成功しないと悩む鍼灸院は多くあります。
自身の鍼灸院が抱える問題をしっかりと把握し、解決していく必要があるでしょう。
そこで今回は、鍼灸院の集客を成功させる方法、そして鍼灸院に対するネガティブなイメージを払拭して新規顧客を呼び込む方法について詳しく解説します。
※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!
鍼灸院の集客が成功しない理由は?
なぜだかわからないけれど、顧客が思うように増えないと悩む鍼灸院は多くあります。
ここでは、鍼灸院の集客が成功しない理由について解説します。
鍼灸院に対してネガティブなイメージがある
鍼灸院に対して馴染みがないという人は意外と多く、鍼灸と聞くと「怖い」「痛そう」などネガティブなイメージが浮かんでしまい敬遠される傾向にあります。
また、効果があまり信じられず鍼灸以外の医療で十分治療できると思われてしまいがちであるため、鍼灸の効果が知られていなかったり信憑性がないという認識を持っている人が多いようです。
ターゲットが絞れていない
集客をするうえでどのような客層をターゲットとするかは、非常に重要です。
たとえば、30代男性に「五十肩の治療が得意な鍼灸院」とアピールをしても集客の効果は得られませんし、「全ての人を対象にしています」と対象を広げ過ぎても効果は限定的です。
自身の鍼灸院がどういった人をターゲットとしているのかを明確にすることで、どのような施術を提供をすべきなのかが明確になります。そして、客層にあった内装や価格帯、立地などを施術内容以外の決めていく必要があります。
顧客のデータを活用できていない
新規顧客を増やすことももちろん重要ですが、同時にリピーターを増やすことも重要です。そのためには顧客のデータを取り、得た情報を集客に活用すると効果的です。
具体的には、来院者に来院のきっかけや治したい症状、名前・住所などをアンケートに記入してもらい、これらのデータを分析することによって、過去に来院した人の傾向や特徴を把握することができます。
アンケートを取る際にはリラックスした環境づくりをすることで来院者との信頼関係を構築することにつながり、リピーターになる可能性が高まります。
鍼灸院の顧客を増やす対処法は?
ここまでは、鍼灸院の集客が成功しない理由についてみてきました。次は、具体的な対処法についてみていきます。
メニューを見直す
先にもお伝えしたとおり、顧客が鍼灸院を敬遠する理由として考えられるのが「痛い」「熱い」「怖い」などのネガティブなイメージです。
そのため集客を行うためにはこれらのネガティブなイメージを覆すようなメニューの設定が効果的です。
鍼灸院を敬遠する人の多くは、鍼を体に刺す「鍼治療」は痛いのではないかというイメージや、「お灸」は熱くて痛いのではないかとイメージを持ってしまいがちです。
そこで、それらのネガティブなイメージを持つ人たちに有効と考えられる治療方法として、「針を刺さない鍼治療」や「通常のお灸よりも低温の低温灸」、痛みが少ない「耳つぼ」といったメニューを取り入れてみると良いでしょう。
詳しい説明で安心感を
鍼灸院が馴染みない人にとっては、どのような施術を行なっているのかわからないから不安という人も多くいます。
そこで誰がどのような治療をし、どの程度の痛みがあるのかなど詳しい説明をすることで安心感を持ってもらうようにすると良いでしょう。
たとえば、施術を行う人の経歴や、どのような治療を得意としているのかを明確にしたり、症状に対してどのような施術を行うのか、鍼灸院にはどのような設備があるのかといった情報を詳しく説明することで安心感を与えることができます。
しかし、情報を伝えるときには効果を誇張したり、虚偽に事実を説明すると信用の低下につながるので気をつけなければいけません。
ターゲット(ペルソナ)を絞る
鍼灸院によって得意な施術が異なるため、自身の医院の特徴に合ったターゲットとなる客層を絞ることが大切です。
具体的には、年齢や性別、悩みや行動パターンなどの想定した「ペルソナ」を設定することによって、ターゲットとするべき客層がよりクリアになるので効果的な施策を行うことができます。
たとえば、足・腰の疲れを緩和する施術が得意なのであれば、外を歩き回る機会が多い営業職のサラリーマンやOLが訪れやすいようなメニューにしたり、オフィス街に店舗を構えるといった方法が効果的です。
ペルソナを設定する際に注意するべきことは、対象となる人物像をできるだけ細かく設定するということです。
年齢や性別、職業はもちろん、世帯年収や性格、趣味に至るまで詳細に設定することで、どのような人にアプローチしていくべきなのかが見えてくるのです。
鍼灸院のネット集客方法
ここまでは、鍼灸院の顧客を増やす対策についてみてきました。
鍼灸院への来院を検討している人が医院を探す手段としてインターネットが多く利用されているので、ネットを活用した集客方法を知ることも重要です。
そこで次は、インターネットを活用した集客の方法についてみていきます。
Google マイビジネスに登録
Google マイビジネスは、自分の会社やお店の情報をGoogleの検索結果やGoogle マップ上に表示させることができるサービスです。
鍼灸院の名称やホームページアドレス、住所、営業時間など、店舗の詳細な情報を登録することで、Google上に自身の鍼灸院の情報を表示することができるため、お店の名前を知らない人にも見つけてもらうことができます。
Googleマイビジネスは無料で登録できるので、資金をかけずに効果的に集客に活用できるというのが特徴です。
また、掲載するだけでも価値はありますが、ユーザーからの口コミも管理できるという特徴もあり、口コミに対して丁寧に返信することで問い合わせの数を増やすことができるのです。
まずはGoogleマイビジネスのトップページからユーザー登録をしましょう。
Googleマイビジネスのオーナー確認方法
Googleマイビジネスの登録では、「オーナー確認」ができます。オーナー確認は、ビジネスオーナーであることを証明し、関連したコンテンツを閲覧するユーザーからの信頼度を高められます。Googleマイビジネスには、オーナー確認を完了しないと利用できない機能もあり、Googleマイビジネスに登録後は早急にオーナー確認をしておくべきです。ビジネスオーナーは確認コードの郵送により行われます。この記事では、Googleマイビジネスへの登録方法やオーナー確認の方法、オーナー確認を行うメリットについて、実...
ローカルSEO(MEO)とは
ローカルSEO(MEO)とは、特定の地域・位置情報を考慮したGoogle検索において、検索順位を上げるマーケティング手法です。この記事ではローカルSEOの概要や、ローカルSEO対策の具体的な方法、ローカルSEO対策を行う際の注意点について解説します。関連記事:基礎から学ぶ「Google マイビジネス」まずは店舗を登録して集客につなげようGoogleマップとは?Googleマイビジネスとは?マップとの違いなぜ今Googleマイビジネスが重要なのか。5つの理由Googleマイビジネスの登録手順...
鍼灸院の口コミサイトに登録
Googleマイビジネス以外にも、しんきゅうコンパスやエキテン、@cosmeといった鍼灸院の口コミサイトに登録することで、認知度の向上や情報の信憑性を向上させることができます。
口コミサイト上で来院してくれた顧客が口コミを投稿して、その口コミを見た別の顧客が院内の様子や施術の内容などをイメージしやすくなるので、来院に繋がりやすくなります。
ときにはポジティブな口コミだけでなくネガティブな口コミが投稿されることもありますが、その際はそのまま放置せずに返信をして誠意ある対応をすることが求められます。
不安要素を無くして「行きたい」と思ってもらえる鍼灸院に
鍼灸院を敬遠する人の多くは、鍼灸院についてよくわからないことが要因となっていることが多いと言えます。
そこで、どのような人がどのような場所でどのような施術を行っているのかをわかりやすく伝えることが鍼灸院の集客に繋がります。顧客が抱える不安要素を取り除くことによって来院へと繋げることができるのです。
そして、メニューの改善やネットでの集客を行うことで効果的に来院数を増やすことができます。
今回の記事を参考に、鍼灸院の集客を行なって見てはいかがでしょうか。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】