ネイルサロンにとってのポイントカード導入のメリット・注意点

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自社ポイントや共通ポイントなど、ポイントサービスは集客のためにさまざまな業界で利用されています。

ネイルサロンでは、ブランド独自のポイントカード制度を導入している店舗も少なくありません。ポイントの蓄積により、店舗の提供するオプションサービスや取り扱っているアイテムと交換する例もみられます。

本編では、ポイントカード導入を考えているネイルサロン経営者に向け、自社・自店舗独自のポイントカードを導入するメリットから活用事例、導入における注意点を解説します。

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ネイルサロンのポイントカード運用の事例

ネイルサロンが新たにポイントカードを導入する場合、すでに上手く活用しているネイルサロンでの事例を知ることが大切です。

ネイルサロンがポイントカードをどのように活用しているのか、優遇の設定について事例を紹介します。

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1. 美容に関連したプレゼントがもらえる

ネイルサロンのポイント還元として、キューティクルオイルなど美容に関連したプレゼントが挙げられます。

ネイルサロンに導入されている商品は、高価なイメージを持っている顧客が多く、ネイリストがおすすめしただけでは購入にいたらないケースが多くみられます。

そのようなネイルサロンで利用している商品をポイント還元で利用する方法は、顧客にとって自店舗への満足度が高くなります。

このポイント還元方法は、顧客にも商品を使ってもらえるだけでなく、その後の継続購入に繋がり、単価アップのチャンスでもあります。そのため、美容に関連するプレゼントをポイント特典にすることは、自店舗にとってもメリットがあります。

2. オプションメニューが体験できる

ハンドマッサージやフットケアなど、オプションとして提供しているサービスがある場合は、それらのサービスをポイント還元として体験してもらう方法もあります。

今までオプションサービスを知らなかった、または興味がなかった顧客でも、無料で体験し、サービスを気に入ってもらえることがあります。サービスを気に入ってもらえることで、次回の施術から利用してくれる可能性があり、客単価アップへの期待がもてる方法といえます。

3. 来店回数に応じてランクをつける

ポイントカードのなかでも、ステップカードやメンバーズカードなど来店回数によってポイントカードのランクを上げていく方法も、顧客満足度アップに繋がります。

メンバーズカードに何回の来店でどのようなサービスが受けられるゴールド会員になれるなど、具体的な記載があれば、顧客は具体的な目標が見えます。

ゴールド会員の顧客に特別感を感じられるメニューを提供することで顧客の満足度が上がり、店舗側は固定客の維持ができるため、ポイントカードを活用してゴールド会員を創出することは、双方にとってメリットがあります。

しかし、ゴールド会員に単価の高いサービスばかり提供していると、利益率が下がってしまうため、ハンドマッサージやフットケアのプレゼントや割引など、細かいサービスの継続が理想的です。

ポイントカード導入のメリット

リピーターの獲得にもつながるとして、ネイルサロンでもポイントカードが活用されています。導入のメリットについて解説します。

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1. 顧客ロイヤリティの向上

自社や自店舗に愛着があり、利益貢献をしてくれる「ロイヤルカスタマー」の育成と維持を目的とするロイヤルティマーケティングの観点からみると、ポイントカード利用によって優良顧客への還元ができます。

自社や自店舗に利益をもたらしてくれる優良顧客は、事業者にとって重要な存在であり、自社や自店舗を長く利用してもらえれればもらえるほど、店舗側にとってもメリットになります。

事業者は優良顧客の維持のために、商品サービスの満足度だけではなく、付加価値を顧客に実感してもらい、自社や自店舗への満足度を上げることが不可欠です。ポイントカードはその付加価値の一部となります。

ポイントシステムで顧客が貯めたポイントに対しアイテムや割引券と交換するサービスを提供することは、顧客にとっての付加価値となります。

2. 顧客情報の入手・管理

顧客の情報を入手し管理できることは、店舗にとってのメリットです。再来店を呼びかけることができたり、属性から需要のあるサービスを仮説だて訴求することに活用できたりします。

リピーター顧客のほとんどは、そのブランドに何かしら好意的に思っている点があり利用しています。来店する頻度が落ちている場合にも、声をかければ足を運んでくれる可能性もあります。

ポイントカードの情報から顧客ごとの情報を得られることで、個人情報をもとにカスタマイズしたおすすめなど、接客を差別化できる場合もあります。たとえば以前にどのようなコースやデザインを選んでいたのかなどの履歴を事前に把握し、類似したコースをすすめたり、新鮮さを求めているようであれば対照的なデザインを進めたりといったふうに活用できます。

3. 他店舗と差別化

店舗との差別化を図れば、リピーターの増加にもつながります。優良顧客や既存客が他店舗に流れないようにするために、優良顧客や既存客の長期利用や来店頻度に合わせて優遇するような仕組みを作るのにもポイントカードは有効です。

ライバル店を顧客が利用しないことを意図して割引を実施する場合があります。しかし割引は、客単価の低下を招くうえ、通常の値段に戻して継続的に利用してもらうことが難しいという側面があります。

実質割引であるが同時に顧客を囲いこめるようにできるように、ポイントカード保有者に優待を設定すれば、こうしたデメリットを回避しながら、顧客に価格面で訴求できます。

来店客すべてではなくカード保有者を対象に割引を実施すれば、利用客や利用回数の増加を期待できるだけでなく、新規顧客の個人情報が入手できます。

また一時的に割引施策をとったとしても、その後もポイントカード利用によりメリットがあることを訴求すれば、ポイントカード会員になり割引価格でなくとも利用したいと思ってもらえるでしょう。

ポイントカード導入の注意点

ポイントカードを活用した集客では、特典の内容やランクの設定のみでは上手くいきません。

ネイルサロンのポイントカード導入には、何に注意すべきなのか、注意点を解説します。

得られる特典をきちんと明記する

基本的に度の店舗でもスタンプやポイントは、貯まったポイント数によってどのようなプレゼントや割引特典がもらえるかが予め記載されています。

ポイントを貯めることでどのようなメリットを得られるのかがわからなければ、顧客は再来店する目的がわからず、リピート来店に繋げることは難しくなります。

店舗側では、顧客にリピーターになってもらうことを考え、ポイントカードに必ずどのような特典が得られるのかを明記することが求められます。

特典までのハードルを上げすぎない

顧客のリピート率を上げるために、特典までのハードルを高く設定してしまうことは顧客にとってよくありません。

最初の特典が「来店30回で」というような達成までの道のりが長いポイントカードでは、顧客はポイントを貯める気力がなくなってしまいます。

「5回来店でアート1本が無料」や「10回来店でオプションサービス1回無料」など、常識的な来店回数で特典が受けられるように設定することが必要です。

ポイントカードはネイルサロンのマーケティングに活躍

ポイントカードは、ネイルサロン経営者にとって客単価アップやリピーターの創出・維持のために必要不可欠なアイテムです。

ネイルサロンがポイントカードを導入する際には、特典を付与するための来店回数と特典内容をよく吟味する必要があります。顧客の満足度がアップするようなオプションやプレゼントを特典として用意したうえで、その特典をポイントカードに明記することは欠かせません。

特典としてサービスしたオプションやアイテムを継続的に購入してもらい、客単価アップにつなげるためには、スタッフのフォローも必要です。ポイントカードの持つマーケティング効果を最大限に発揮するためには、ポイントカードの導入だけでなく顧客との接点を意識した運用が大切になってくるでしょう。

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