治療院の集客がうまくいかない理由は、ターゲットや強みをアピールできていないことや、口コミを見て店舗を選ぶユーザーのためのWebサービスな度が活用できていないことが挙げられます。
また、新規来店したユーザーに効果を実感してもらえていないため、リピートの利用に繋がっていないことなども考えられます。
ここではそのような問題点を解消するために、どのような媒体や方法によって集客をすべきか、ポイントも含めて解説します。
※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!
治療院で活用できる集客方法5つ
治療院で活用できる集客方法を5つ紹介します。
1. 店頭ボード
まず、もっとも簡単で始めやすいのは店頭に設置するタイプのボードや看板などです。
店頭ボードはもっともアプローチすべき地域の住民に対して、まずは店舗の存在を知らせる手段として有効と言えます。店舗の前を通る人に、まずは自店がどういう店なのかを把握してもらうことができます。コストも安く、内容を変更することも簡単で便利です。
しかし、店の前を通る機会がある人にしかアピールできないという欠点があるため、他の集客手段と併用していく必要があります。
2. ポスティング
ポストにチラシを直接投入するポスティング広告は、近隣に住む住民に治療院の存在を知ってもらうための手段として有効です。代行会社に頼めば費用もそれほどかからず、手軽に行うことができます。
ただしチラシへの反応率は0.01〜0.3%程度と言われており、強い集客が見込める可能性はそれほど高くありません。連続して行うと費用もかさむので、ポスティングだけではやはり不十分です。
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3. フリーペーパーへの掲載
フリーのタウン誌やパンフレットなど、地域に配布される媒体に広告を載せるのも手段の一つです。
これらの媒体は地域の人の目に留まりやすく、効率の良い集客ができます。クーポンなどのキャンペーンをそこから展開することも可能です。
ただし掲載スペースはそれほど大きくないため、掲載にあたっては読者の目を引く工夫が必要です。
4. 既存顧客の紹介
すでにいる既存顧客から紹介してもらう、いわゆる口コミによる集客は、優良顧客やリピーターを掴みやすいため、非常に有効です。すでに優良顧客となっている顧客から紹介してもらえれば、その輪が広がっていくこともあります。
しかしその広まりは顧客に委ねられているため、自分でコントロールできるものではないのが難点です。
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5. ウェブサイト
ブログや公式サイトなどのインターネット上での情報発信は、フリーペーパーや雑誌などの物理的な媒体と異なり、いつでも顧客がコンテンツを確認できる点がメリットです。
一方で治療院にとって顧客となる高齢者層にアプローチしにくく、また定期的な更新や管理が必要な点はデメリットとなります。
またGoogle マイビジネスやSNSを利用することで、ブログや公式サイトの代わりに店舗情報を公開することもできます。Google マイビジネスの活用では、店舗や施設に対する顧客の評価も確認できるため、サービスの改善にも活かすことができます。
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治療院でリピーターを獲得するための施策4つ
上記のような媒体を利用して新規来客を掴むことができた場合、次に重要となるのはそれらの利用客をいかにリピーターとして定期的に来院してもらうか、という課題です。
リピーター獲得に向けた施策を4つ紹介します。
1. 次回予約を取る
ユーザーに連続して利用してもらうためには、利用した時に次回の予約を入れてもらうことが重要です。
次回予約の特典や、早期予約による割引などを活用して、その場で次回の予約を確定してもらえれば、リピート利用率を上げることができます。キャンペーンは展開するだけでなく、治療を受けた顧客に認識してもらえるようアピールする必要があります。
2. 定期的に通うことの重要性を説く
治療院での治療は継続することにより効果が得られます。また、症状がない場合にも定期的に来院し、メンテナンスを行うことも症状の再発防止や予防の観点から重要となります。
そのような定期的な通院の重要性をユーザーに理解してもらい、来院の習慣をつけてもらうことがリピーターの獲得につながります。メルマガやダイレクトメールなどによる通知によりユーザーに思い出してもらい、再来院を促すことなども効果的といえます。
3. 回数券発行
枚数に応じた割引がある回数券なども、リピーター獲得のためには重要となります。料金をまとめて払ってもらうことで、回数券の消費中は連続した利用が見込めます。
またユーザーは回数券の消費中に治療の効果をより強く感じられるため、治療院の評価が上がることにもつながります。
4. 定額料金にする
利用料を月額定額料金にして、期間内であれば何度でも利用できるようにするのも一つの方法です。
これも回数券と同様、料金を回収するために繰り返しの利用が期待できるため、治療による効果を実感しやすくなるため、継続した利用が期待できるようになります。
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集客の際に注意するポイント
治療院の集客については、注意するポイントがいくつかあります。
ここでは、集客の際に気をつけるポイントについて解説します。
口コミや紹介からの流入を狙う
上でも述べたように、チラシや媒体掲載による集客効果は限定的で、費用もかかります。反応率も決して高くないため、利用は開店やリニューアルの直後のような即効性が求められる場面に留めておくほうが無難です。
運営を長期的に安定させるには、やはりリピーターや優良顧客を増やすことが重要です。そのためには既存顧客からの口コミや紹介などが有効となります。Google マイビジネスやSNSなどを活用していくことで自店の良さを広め、優良顧客の流入を増やす取り組みが必要です。
費用対効果を確認する
宣伝やPR活動には、必ずコストが必要です。単純な広告費だけではなく、媒体の管理コストやそこにかかっている人足などの労力も考慮に入れる必要があります。また、割引なども集客戦略の一つと言えますが、過度な割引のために経営が圧迫されては意味がありません。
それらのコストが、本当に集客効果に見合っているのかどうかについては絶えず見直しをかける必要があります。ターゲットと目的を明確にした上で、効率のいい集客戦略を出していくことが必要です。
それぞれの治療院にあった集客方法を
治療院の集客にはその規模や得意分野など、それぞれの特徴にあった方法を採用する必要があります。集客ができていないとしたら、それは自らの特徴をうまくアピールできていない可能性があります。
集客にあたっては新しく来院してもらうことと、来院した人をどのように優良顧客、リピーターとして育てるかという視点が必要です。集客の方法は、いずれの層を狙ったものなのか意識して選ぶことが大切です。
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