新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛により、外食需要が減ったことから、飲食店や小売店で仕入れ済の食材が余ってしまう「フードロス」が増加しました。
フードロスは新型コロナウイルスの流行以前から問題となっていましたが、今回それが表面化したことで、フードロス削減に取り組む事例が続々と登場しています。
この記事では、10のフードロス削減サービスをピックアップして紹介します。
- フードロス削減を支援するサービス10選
- 1.タベッタ:日本初のレストラン“ガチャ”
- 2.WakeAi(ワケアイ):通常よりも安い価格で「買って応援!食べて応援!」
- 3.豊洲市場「フードロス削減ドットコム」:豊洲市場の食品通販サイト
- 4.KURADASHI(クラダシ):社会貢献型ショッピングサイト
- 5.ロスゼロ:「ロス予備軍」を食べ手の元へ
- 6.うまいもんドットコム:学校給食の未使用食材販売キャンペーン中
- 7.Otameshi(オタメシ):商品ロスを救いながらお得なお買い物
- 8.PIARY(ピアリー):引き出物の大量食品ロス、フードロス通販
- 9.おうちで観光グルメ!:販路の縮小で悩んでいる地域を応援
- 10.食べチョク:農家、漁師を支援
- フードロス削減へ向け、消費者・事業者ともに意識的な行動を
目次
フードロス削減を支援するサービス10選
フードロス削減を支援するサービスを紹介します。1.タベッタ:日本初のレストラン“ガチャ”
タベッタは、突然のキャンセルや空席に困っている店舗とユーザーをマッチングするサービスです。ユーザーがタベッタのアプリを使用して食べたい料理のジャンルと価格帯を入力すると、定価より30%以上安い価格で店舗の予約を代行してくれます。
ユーザーは自分でレストランを選択することはできませんが、その分通常よりもお得に食事が楽しめたり、普段は当日予約ができないレストランへ行ったりできます。
2.WakeAi(ワケアイ):通常よりも安い価格で「買って応援!食べて応援!」
WakeAi(ワケアイ)はコロナ禍の経済停滞で取引先への販売に苦しんでいる企業への支援として、自社の商品や在庫を訳あり商品として売り出し、ユーザーに通常よりも安い価格で購入してもらうサービスです。
元は「Wakeari(ワケアリ)」という名称でしたが、「Facebookコロナ支援・訳あり商品情報グループ」と統合し今の名称となりました。
Facebookコロナ支援・訳あり商品情報グループは"事業者と消費者をつなぐ"巨大Facebookグループで、両者の統合を受け、今後さらに大きな枠組みでの社会的活動を行っていくとしています。
3.豊洲市場「フードロス削減ドットコム」:豊洲市場の食品通販サイト
株式会社 食文化が運営するサイト「豊洲市場(いちば)ドットコム」内で実施されているプロジェクト「フードロス削減ドットコム」は、豊洲市場で販売している食品で、大量入荷によりなかなか買い手がつかないものや、見た目がよくない訳あり品を販売しています。
一般に流通しにくいような食品も、新鮮なまま市場や産地から直送されます。
4.KURADASHI(クラダシ):社会貢献型ショッピングサイト
KURADASHIは日本のフードロス半減を目指す、社会貢献型フードシェアリングプラットホームです。
フードロス問題だけでなく環境保護や被災地支援など幅広い分野での社会貢献を目指しており、食品だけでなく日用雑貨などもお得な価格で購入できます。
また、農林水産省委託事業である「食べて応援!学校給食キャンペーン」も実施しています。
「食べて応援!学校給食キャンペーン」では、コロナ禍の休校により、学校給食で提供できなかった未使用の食材を販売しており、特設ページにてさまざまな種類の食材が購入できます。
5.ロスゼロ:「ロス予備軍」を食べ手の元へ
ロスゼロは規格外や販売予測のずれ、商習慣によって販売が難しくなった「ロス予備軍」の商品を救うべく、このような商品の販売・ブランディングの支援をしています。オンライン通販のみならず、イベントの企画やイベント会場での販売もあります。
6.うまいもんドットコム:学校給食の未使用食材販売キャンペーン中
うまいもんドットコムは豊洲市場で青果の買参権を持っており、市場で買い手がつかない行き場の困った食材を、格安で仕入れ、新鮮なうちに届けるサービスです。
現在農林水産省委託事業の「コロナ復興支援 #元気いただきますプロジェクト」と、「食べて応援!学校給食キャンペーン」の第2弾を実施しています。
「コロナ復興支援 #元気いただきますプロジェクト」では、和牛や水産物、野菜・果物などを指定の通販サイトから取り寄せられます。
7.Otameshi(オタメシ):商品ロスを救いながらお得なお買い物
Otameshiでは、まだ食べられるのに廃棄される食品や、まだ使えるのに捨てられる日用品などを削減するために、そのような商品を企業から買い取り、手ごろな価格でユーザーに販売をしています。
動物愛護や自然保護団体などを目的とした社会貢献団体に寄付をしており、買い物しながら社会貢献ができます。
8.PIARY(ピアリー):引き出物の大量食品ロス、フードロス通販
コロナ禍により結婚式の延期・キャンセルも相次いでいます。
PIARYでは、結婚式の引き出物として配る予定だった行き場をなくしたお菓子や食品を格安で販売しています。
また、コロナ禍における結婚式の対策アイテムや引き出物も購入できます。
9.おうちで観光グルメ!:販路の縮小で悩んでいる地域を応援
おとなの週末お取り寄せ倶楽部 のサイト内で実施されているプロジェクトおうち観光グルメ!では、コロナ禍で売上げ減少に苦しむ観光地への支援策として、日本各地のお土産や特産品を特別販売しています。
各都道府県アンテナショップの詰め合わせセットなどが、お得な価格で購入できます。
10.食べチョク:農家、漁師を支援
コロナ禍におけるイベント中止に伴い、販路に困っている農家や漁師の支援をしています。
食べチョクでは、現在「コロナ復興支援 #元気いただきますプロジェクト」キャンペーン中で、農林水産省の支援事業の対象商品が送料無料で購入可能です。
フードロス削減へ向け、消費者・事業者ともに意識的な行動を
新型コロナウイルスが収束しても、フードロスの問題は続いていくと考えられます。
しかし、飲食店や小売店、そして消費者それぞれの取り組みにより、フードロスは確実に減少できます。
今回のフードロス増加をきっかけとして、消費者にも事業者にも、上記のような通販サイトの利用や購入した食品を使い切る工夫が求められるようになるでしょう。
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