GoogleマップやGoogleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)、Yahoo!MAP、Apple Mapsなど、地図アプリ・ローカルSEO(MEO)に関連するサービスは常にアップデートが続けられています。
そこで口コミラボでは、毎月これらの最新情報をまとめ、レポートとして無料で提供しています。本記事では、レポートの一部を公開します。
本記事はレポートのダイジェスト版です。下のボタンから、より詳細なレポートを閲覧できます!
Googleビジネスプロフィールアップデート
3月は複数のGoogleビジネスプロフィールアップデートがありました。
1. オーナー確認が厳格化
Googleのヘルプ記事に、オーナー確認に関する以下の記述が追加されました。- 1つ以上の方法で確認を要求することがある
- オーナー確認に審査を要し、最大7営業日かかる場合がある
とのことです。
今後は複数の方法でオーナー確認が行われる可能性が示唆されたほか、Googleビジネスプロフィールを管理できるようになるまでに1週間ほどかかるケースも出てくるでしょう。
オーナー確認を厳格化した背景には、スパム対策があるのではないかと言われています。
2. アルゴリズムアップデート
昨年11月末に、Googleがローカル検索のアップデートを実施していたことが話題を集めました。ビジネスにKWを盛り込んでいる施設の表示回数を減少させるなど、より検索意図にあったビジネスを表示させることを意図したアップデートでした。今回新たに発表されたアップデートでは、正式名称に地名が含まれる店舗の検索順位が改善されたということです。
<参照>
Google Business Profile Help:How to verify your business on Google
Twitter:長谷川翔一氏の投稿
海外SEO情報ブログ:Googleビジネスプロフィールの「電話によって更新」ラベルはDuplexが営業時間を確認した場合に表示される
ウクライナ情勢をめぐるGoogleマップの動き
3月は、ロシアによるウクライナ侵攻が世界的な注目を集めました。
そんななか、ウクライナ側では市民がレストランのレビュー欄を利用してロシア側に抗議したり、スーパーが市民を勇気づける内容の投稿をするなど、Googleビジネスプロフィールを利用した反戦・支援の動きが見られました。
いっぽう、日本ではGoogleビジネスプロフィールを悪用し、ロシア料理店に誹謗中傷の書き込みや嫌がらせをおこなう悪質な例が相次いで確認されています。
レポートでは、Googleマップにおけるもう1つのウクライナ関連ニュースや、Apple Mapsにおけるニュースについてもまとめています。
<参照>
Twitter:Matthew Teague氏の投稿
Twitter:永山卓也氏の投稿
Twitter:口ラボ編集部の投稿
Googleビジネスプロフィールに関する「よくある質問」2選
Googleビジネスプロフィールのヘルプコミュニティに投稿された質問の中で、注目したい質問と回答の内容を抜粋して解説します。
質問1:投稿に入れると拒否されるワードを知りたい
投稿内容に入れてはいけないワードを知りたい、という質問です。
拒否の判断は日本語を英語に翻訳した状態で実施されます。
菜の花の英訳が「Rape blossom」となるため拒否されたケースや、「クラップフェン(ドイツのパンの名前)」うどんなどに使われる「ぶっかけ」といった単語が拒否された事例が報告されています。単語が使われている文脈や、ビジネスプロフィールのコンテンツポリシーから判断している場合もあるようです。
<参照>
Googleビジネスプロフィールヘルプ:投稿に入れると拒否対象となったキーワードを教えてください
質問2:英語のカテゴリを設定しても問題ないか
日本語のカテゴリに該当するものがない場合、英語カテゴリを設定してもよいのかという質問です。
回答としては、設定しても問題ありませんが、Googleマップ検索で表示されるか確認したほうがよいでしょう。日本語に対応していないカテゴリを設定する場合、日本語で検索したさいにカテゴリが表示されない可能性があります。
日本語にビジネス内容に近いカテゴリがある場合、そちらをメインカテゴリとして設定し、英語カテゴリはサブカテゴリとして設定するとよいかもしれません。
<参照>
Googleビジネスプロフィールヘルプ:英語表記カテゴリの設定