エクスペディアグループは2021年第3四半期(7月~9月)の営業実績を発表しました。日本国内また海外で、コロナのあおりをうけ低迷が続いた旅行業界ですが、同社の今期業績はコロナ前まで回復したとのことです。
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エクスペディアの業績がコロナ前水準まで復活
エクスペディアグループは2021年11月4日、2021年第3四半期(7月~9月)の営業実績を発表しました。
同社の発表によると、Vrbo(バケーションレンタルサービス)と国内旅行にけん引され、同期純利益は2019年度の第3四半期とほぼ同レベルまで回復したとのことです。
同社の売上高は昨年比97%増の29億6,200万ドル(約3,390億円)、総予約額では117%増加の187億2,500万ドル(約2.14兆円)でした。
第4四半期に向けてエクスペディアグループの副会長兼CEO、ピーター・カーン氏は今後改めてユーザーやパートナー企業、旅行業界全体に向けてエキサイティングな新しい道を示していくと述べています。
※日本円換算は11月19日のレートに基づく、以下同じ。
コロナ禍には実績が50%近く減ることも
日本でも緊急事態宣言下にあった21年第1四半期(1~3月)、エクスペディアは前年同期比44%減まで落ち込むこともありました。
宿泊については単価の向上で相殺されましたが、航空は販売件数50%減、単価も10%低下という結果となっています。
今回の結果では、航空は128%増の6,100万ドル(約70億円)、リテール部門やトリバゴなどすべての部門が回復傾向にあります。同時に、売上の多くは宿泊部門が占めているということです。
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