10万人が登録「TOKYOワクション」、”接種済”QRコード使い入場制御ほか ワクチンパスポート7種まとめ

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国内の新型コロナウイルスのワクチン接種率が7割を越え、繁華街などがにぎわいを取り戻す中、ワクチン接種済であることを示す「ワクチンパスポート」を活用した経済活性化の試みが見られます。

ワクチンパスポートは多くの場合、接種済みの人を対象にした割引や特典が用意されています。ワクチンパスポートの普及は、経済回復と感染拡大防止の両立に欠かせない存在といえるでしょう。

今回は、各自治体や企業が開発、運営するワクチンパスポートについて解説します。

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自治体が提供しているワクチンパスポート

自治体の手により、地域住民や店舗向けワクチンパスポートの提供が続々と進んでいます。独自で開発した意図や特徴について説明します。

1. 沖縄県石垣市「市民向けワクチンパスポート」

沖縄県石垣市では、ワクチン接種が完了している市民が飲食店などで優遇を受けられるよう、接種済みであることを示す「市民向けワクチンパスポート」を開発し、同時に協力店の募集も開始しました。協力店は、必要な感染対策を講じ、県から認証を受けることが条件になっています。

来店客と店舗双方が、感染予防策を取っていることを見える化でき、顧客満足度にもつながる見込みです。

ワクチンパスポートは、対象店舗に設置されたステッカーのQRコードをスマートフォンで読み込み、専用サイトで接種券番号など必要事項を入力することで、接種済みステータスの表示が可能です。

市は、割引などの特典や座席配置の考慮、接種済みの顧客のみ入店可とする曜日を設けるなどの活用を想定しています。

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2. 群馬県「ぐんまワクチン手帳」

群馬県では、時短や休業要請で影響を受けた店舗への支援や、今後の極端な経済活動自粛を防ぐため、独自ツールとして「ぐんまワクチン手帳」の運用を10月より開始しました。紙の証明書では紛失リスクがあるため、接種記録をスマートフォン等に表示し、接種済証と同様の効力を発揮します。

手順は、群馬県デジタル窓口をLINEで友だち追加し、2回目接種券番号などの情報を入力するとワクチン手帳の表示が可能です。

群馬県ではこのほか、来年以降も含めたコロナ対策ロードマップを公開しています。

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3. 東京都「TOKYOワクション」

「TOKYOワクション」は東京都が11月1日から提供するワクチンパスポートであり、LINE上でアプリを利用できます。

アプリリリースから5日経過した11月5日現在、8万人以上が利用登録をしており、確認作業が混み合うなど利用申請が続いている様子がうかがえます。

協賛企業による特典を受けたり、行動制限緩和のための簡易的なデジタル版ワクチン証明書として機能させる狙いがあります。

※2021年11月8日に、登録者数が10万人を突破したことが報じられました。

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<参照>
時事ドットコム:スマホでワクチン接種証明開始 LINE活用、10万人突破―東京都

民間企業が提供しているワクチンパスポート

民間企業でも、ユーザーの利便性や特典によるインセンティブ付与を備えたユニークなサービスを開発しています。

既に一般開放されているものや実証実験中のもの、無償モニター募集中のものなどがあり、今後の普及により日常の光景の一部となっていくことも考えられるでしょう。

4. 民間初のワクチンパスポート「ワクパス」

メディカルチェック推進機構とPCR検査キットなどを販売するICheckが共同で、ワクチン接種証明アプリ「ワクパス」をリリースしました。アプリに接種記録を登録することで、賛同企業の対象店舗やICheckのオンラインストア利用時に特典を受けられます。

賛同企業はアパホテルHISかっぱ寿司JTなどで、今後も優待店は拡大する見込みです。

アプリは無料で利用でき、さらに、店舗からアプリユーザーに対しお得情報をプッシュ通知するなど、集客効果も期待できます。

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民間初ワクチン接種証明アプリ「ワクパス」

5. LINEから利用できる「スマートコロナパス」

東武トップツアーズとソーシャルデータバンク、アローリンク、NoCode Japanが共同で、LINEからログインして利用できるアプリ「スマートコロナパス」を開発し、観光庁実証事業で運用を開始しました。

ユーザーはLINEアカウントを持っていれば、追加でアプリのインストールは必要なく、LINE上のチャットのやり取りで、コロナワクチン接種状況やPCR検査などの登録が済ませられます。

その他、熱やのどの痛みなどの健康チェックができる機能も搭載されており、旅行先や飲食店イベント会場などでのスムーズな現地確認に役立ちます。

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LINE友だち追加で利用できるワクチンパスポート

6. QRコードでゲート解錠「ワクチンパスポートソリューション」

デジタル製品の販売事業を手掛けるデバイスエージェンシーは、ワクチンパスポートで入店コントロールができる「ワクチンパスポートソリューション」の提供を開始しました。

ワクチン接種証明書や陰性証明書のQRコードを読み取り、店舗や施設のゲートにかざすことで開閉が連動したり、プリンターにかざすことでステッカーシールを発行したりといった利用が可能です。

さまざまなシステムとの連動や新たな商品開発を通して、ワクチン接種者の行動制限を緩和し、景気回復に働きかける見込みです。

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7. 缶バッチで証明「ワクチンパスポートDisc」

医療機関向けコロナ中和抗体検査キットを販売するメディカルエクスポートは、缶バッチ型のユニークなワクチン接種証明「ワクチンパスポートDisc」を開発しました。

スマートフォンで提示するワクチンパスポートが多い中、高齢者などデジタル機器を扱わない年代でも簡単に活用できる点が特徴です。主に飲食店など店舗スタッフが身に着けることで、来店への不安感を払拭させます。

提供されるディスクは2種類で、コロナワクチンの接種歴を証明するタイプと、接種歴に加え医療機関にて中和抗体の確認済であることを証明するタイプがあります。130店舗限定で無償モニターを募集中とのことです。

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<参照>
PR TIMES:缶バッジ型新型コロナワクチン接種証明「ワクチンパスポートDisc」が無償モニターを募集(130店舗限定)|メディカルエクスポート合同会社のプレスリリース

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    口コミラボ編集部

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