日経クロストレンドの4月30日付の記事によれば、Instagramが新たに地図検索機能のテストを実施しています。
Instagramの地図検索では、地図から店舗や施設を探せるほか、店舗や施設をタップすると写真と口コミが書かれた投稿を表示できます。
このようなローカル検索の分野では、これまでGoogle マップやYahoo!マップなどの地図検索サービスや、食べログやぐるなびなどの口コミサイトが多くのユーザーを抱えていました。
今後この地図検索によりInstagramがローカル検索市場に参入する場合、これまで築かれてきたローカル検索業界の構図が大きく変わるかもしれません。
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Instagramが地図検索実装へ
Instagramが3月頃から、一部ユーザーに向けて地図検索機能のテストを実施していることがわかりました(※)。
今回日経クロストレンドにより大きく報道され、Instagramの広報担当者の声も掲載されたことから、今後正式に実装される可能性が高くなったといえます。
※なお一部Webメディアでは、2020年12月頃から地図検索がテストされていたとの情報もありました。
今回報道では3月からとありましたが、その前から計画的にテストが行われていた可能性も考えられます。
これまでは検索機能の不十分さがネックだった
Instagramの広報担当者によると、日本のユーザーがハッシュタグを検索する件数は世界ユーザー平均の5倍にのぼるといいます。
しかし、これまでのInstagramでは検索機能が充実しておらず、単一のハッシュタグか場所の名称、もしくは現在地付近の場所でしか投稿を検索できませんでした。
今後、地図検索が正式に実装されればInstagramの弱点であった検索機能が飛躍的に強化されるため、ほかのローカル検索サービスを脅かす存在にもなり得るほか、InstagramにおけるローカルSEOがより重要なものとなります。
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ハッシュタグ検索の特徴は
Instagramの地図検索の使い方は?
テストの対象となっているユーザーが地図検索を使うには、まずInstagramアプリから検索画面を開き、検索ワード入力欄の下部に表示される「地図」ボタンをクリックすると地図に移動します。
地図には、ユーザーの利用履歴をもとにいくつかの店舗や施設のピンが写真付きで表示され、ピンをタップすることで店舗情報を閲覧できます。
また、下部には検索ワード入力欄があり、ハッシュタグを入力して検索することも可能です。
検索ワード入力欄の下部には「カフェ」や「レストラン」などのボタンが表示されており、ボタンをタップするとそのカテゴリに該当する近隣の店舗や施設が表示されます。
地図をドラッグして動かすと「このエリアを検索」というボタンが表示されます。このボタンをタップすると任意の区域の店舗や施設を検索できます。
Instagramに店舗情報を登録するには?
Instagramに店舗情報が表示されない場合は、Facebookから位置情報・場所名を登録します。
Instagramに店舗情報を登録する手順については、以下の記事をご覧ください。
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<参考>
日経クロストレンド:「食べログ」キラーの本命か? Instagramが地図検索実装へ