米Googleは現地時間の11月16日、ローカルビジネス向けの相談サービス「Google スモールビジネスアドバイザー」を開始しました。
現時点ではアメリカに所在する中小企業のみで、特別に訓練されたGoogleアドバイザーに50分間1対1のオンラインミーティング形式で相談できるといったものです。
通常1回の予約につき約4,000円の費用がかかりますが、現在は無料で実施している模様。詳しく見ていきましょう。
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※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!
Google スモールビジネスアドバイザーの予約方法
Google スモールビジネスアドバイザーの使い方は、まずは予約することから始まります。
![▲右上の「Book appointment」から予約開始:Google スモールビジネスアドバイザーサービスサイト Google スモールビジネスアドバイザーサービスサイト予約画面](https://static-media.kutikomi.com/uploads/editor_upload_image/image/2945/main_538f755bf589ca2d899f4f6d27078544.png?auto=format)
- Google スモールビジネスアドバイザーのサービスサイトを開く。
- Google アカウントでサインインして「Book appointment(予約)」ボタンをクリック。
- 予約時間、話し合いたい製品、会議の目的を選択。 ※ここから日本は対応外になります
- 確認ページで「予定の確認」をクリックする。
- オンラインミーティング用のリンクがGoogleアカウントに設定されたメール宛に届く。
以上がGoogle スモールビジネスアドバイザーの予約方法です。
![▲現時点では日本からのアクセスで予約に進めない:Google スモールビジネスアドバイザーサービスサイト 2020年11月日本からのアクセスができないGoogle スモールビジネスアドバイザーの予約画面](https://static-media.kutikomi.com/uploads/editor_upload_image/image/2946/main_f6841996240a1bf21b1be07d2a18a836.png?auto=format)
Google スモールビジネスアドバイザーのオンラインミーティングに参加する
Google スモールビジネスアドバイザーのオンラインミーティングに参加する方法は
- 予約した時間になったらGoogle Chromeブラウザを開く。
- メールに記載されたURLをクリックオンラインミーティングに参加する。
- Googleのアドバイザーに相談する。
- アドバイザーはGoogle製品を使用してビジネスがオンライン上で目立つように必要な対策をアドバイスしてくれる。
- アドバイザーに案内してもらえるように場合によっては画面共有をする。
となっています。
Google マイビジネスやGoogle 広告などGoogleの製品を活用してオンライン上の「プレゼンス」を高める
Google スモールビジネスアドバイザーが目標として掲げるのは、中小企業の成長を支援することです。特にGoogleの製品を活用してオンライン上の「プレゼンス」を高めること、つまり、検索したりスマホを立ち上げたりしたときにユーザーの目に留まる機会を増やすことです。
そのために使うサービスは
- Google マイビジネス
- Google 広告
- Google ワークスペース
- Google アナリティクス
- YouTube
- 中小企業をサポートするその他のGoogle製品
などがあります。これらの最善の活用方法について、相談者の目標、業界、ビジネスモデル、およびニーズに基づき、いわばGoogleが直接コンサルします、というサービスとしてとらえると良いでしょう。
なお、費用は通常50分の予約ごとに39.99米ドル(約4,152円/記事執筆時レート)かかりますが、現在は無料で予約できます。
Googleの目線が中小企業に
米Googleでは、中小企業を支援するサポート、サービスに力を入れており、例えば2019年6月には中小企業向けに、それぞれの業種に一番マッチするGoogle製品を提案するウェブサイト「Google for Small Business」を立ち上げています。
![▲スモールビジネス向けに最適なGoogle製品を提案するウェブサイト「Google for Small Business」 2019年6月リリースされた中小企業向け「Google for Small Business」はそれぞれの業種に一番マッチするGoogle製品を提案する](https://static-media.kutikomi.com/uploads/editor_upload_image/image/2947/main_3b1c1aea430bded6cfc39edef62a1192.png?auto=format)
この「Google for Small Business」が現状日本語対応にいたっていないことを考えるに、すぐにGoogle スモールビジネスアドバイザーが日本展開されるかというと難しいところでしょう。
一方でGoogleの目線が中小ビジネスに向いていることがわかる今回のサービスローンチのニュースは、飲食業や宿泊業など、店舗ビジネスを展開する日本の中小企業にとっても注目に値するでしょう。
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