レモネードバイレモニカ(LEMONADE by lemonica)は、「インスタ映え」で人気を集めるレモネード専門店です。
レモネードが鮮やかな黄色で目を引くことに加え、店内の装飾もおしゃれで、来店者自ら写真を撮ってInstagramにアップしたくなる工夫が凝らされています。
また店舗公式アカウントは、位置情報やハッシュタグをつけて投稿することで検索にヒットしやすくする工夫をしているようです。
本記事では、Instagramの3つの検索機能と、Instagram検索に最適化するための手法を、事例をもとに紹介します。
Instagramの3つの検索機能を使いこなそう
Instagramの検索方法は3種類あります。Instagramには拡散機能が存在しないため、検索機能に最適化することが重要になります。
1.スポット検索:位置情報から検索する機能
スポット検索は、位置情報をもとに画像を検索する機能です。
検索フォーム下の「スポット」マークをタップしてキーワードを入力するか、ある投稿に紐づけられたスポット情報をタップすることで検索できます。
施設の名称をタップすると、下の画像のようにGoogleマップと人気の投稿が表示されます。
Googleで位置情報にもとづいた検索を行う場合と同様"場所"に関連する検索であるため、スポット検索に最適化すれば、周辺地域にいるユーザーにアプローチできます。
2.ハッシュタグ検索:タグ付けされたキーワードで検索する機能
ハッシュタグとは、投稿の際に「#(ハッシュ)+キーワード」で投稿に関連したキーワードをタグ付けするものです。
検索フォーム下の「タグ」マークをタップしてキーワードを入力するか、ある投稿に付けられたハッシュタグをタップすることで検索できます。
3.アカウント検索:アカウントを検索する機能
アカウント検索は、Instagramを利用しているアカウントを検索する機能です。
検索フォーム下の「アカウント」マークをタップしてキーワードを入力するか、ある投稿に紐づけられたアカウント情報をタップすることで検索できます。
Instagramの検索機能に最適化する3つのコツ
Instagramの検索に対応し、店舗の集客につなげるための3つのコツを、レモネードバイレモニカの事例とともに紹介します。
1.店舗公式アカウントを作成、位置情報付きで発信
まず店舗の公式アカウントを作成しましょう。アカウント名やユーザーIDをわかりやすいものにしておけば、店舗の名前でアカウント検索された場合もヒットするでしょう。
スポット検索に対応するため、投稿する際は位置情報を付けて発信します。位置情報は、ユーザーIDの下に表示されます。
店舗の位置情報をタップすることでGoogleマップを開けるため、ユーザーが店舗までの行き方を調べる手間を省く効果もあります。
そのほか、「東京都 渋谷区」といったエリアの位置情報を載せることも可能です。
投稿頻度については、「この頻度が適切だ」という絶対的な指標はありません。ただし直近の投稿が少ないと、検索結果の「最近」の欄に表示される回数が少なくなります。できるだけ投稿するペースを維持すると良いでしょう。
投稿が多すぎるのではないかといった不安を感じる場合は、フォロワー数の増減やエンゲージメント率を見ながら調整しましょう。
2.ハッシュタグを上手に活用
店舗の公式アカウントでスポット検索に対応したら、ハッシュタグ検索にも対応できるようにしましょう。よく使われるハッシュタグを付けて検索に対応したり、店舗オリジナルのハッシュタグを付けたりといった手法が考えられます。
ハッシュタグの投稿数も重要な指標です。例えば「#レストラン」というハッシュタグの場合、投稿数は累計で141万件にものぼります。総投稿数があまりに多いと自分のアカウントの投稿はすぐに流されてしまい、ユーザーの目に留まる可能性は低くなります。少しマイナーなハッシュタグで投稿するなど、検索されやすく、かつ投稿が流されにくい、ほどよいハッシュタグを設定するのが理想です。
またInstagramでは、1つの投稿にいくつものハッシュタグを付ける文化があります。検索されやすいと考えられるタグと、投稿が流されにくいと考えられるタグを両方設定してみるのも良いでしょう。
3.店舗内で写真を撮りやすくする
企業や店舗によるコマーシャルに飽きはじめた消費者の中で、口コミは日に日に重要性を増しています。
Instagramにおいても、店舗公式の投稿よりユーザー自身がフォローしている知人による投稿の方が影響を与えやすいと考えられます。
店舗内にフォトスポットを設置する、提供しているメニュー・サービスの見た目を良くするなど、Instagramに来店者自ら画像を投稿してもらえるような工夫をしましょう。
実際に「#lemonadebylemonica」「#レモネードバイレモニカ」でハッシュタグ検索してみると、下の画像のようにユーザーによる投稿が多くヒットします。
店内の装飾を背景に、レモネードの黄色を基調に撮影した色鮮やかな写真を投稿しているのがわかります。
また、投稿した人にプレゼントを配布するキャンペーンを行う、といった施策も有効でしょう。レモネードバイレモニカでも、タグづけしたフォロワーの中から抽選でプレゼントを贈呈するキャンペーンを行っているようです。
店舗がInstagramに表示されないとき:位置情報を作成する方法
店舗の位置情報がInstagramに表示されない場合、Facebookのチェックイン機能から位置情報の登録を行う必要があります。
Android用Facebookアプリの場合は以下の手順で登録できます。
- Facebookにログイン
- 「その気持ち、シェアしよう」をタップ
- 「チェックイン」をタップ
- 追加したい位置情報の名称を検索窓に入れ、「新しいスポットを追加」をタップ
- 追加したい位置情報のカテゴリを選ぶ
- 「市町村」を入力、目的の場所を選んでタップ
- 位置情報に住所を追加
- 地図上で正しい位置にフラグがあるか確認
まとめ:Instagramの検索機能に最適化して店舗集客へ
ここまでレモネードバイレモニカの事例をまじえながら、Instagramの検索機能と活用方法についてお伝えしてきました。
Instagramの店舗公式アカウントで投稿する際は、以下の点を意識しましょう。
- 位置情報付きで発信する
- 投稿が少なくなりすぎないよう、投稿するペースを調整する
- 検索されやすく、かつ投稿が流されにくいハッシュタグをつける
また、来店者自ら画像を投稿してもらえるような工夫をすることも非常に重要です。メニューや店内装飾に気を配ると良いでしょう。
Instagramを上手に活用し、店舗集客につなげましょう。
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