コロナでもホテルで楽しむ”夏”体験 150インチ大型スクリーンで花火鑑賞など、ユニークなプラン3選

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新型コロナウイルスの感染拡大と長引く自粛の影響で利用客が減少し、宿泊施設は依然として厳しい状況に直面しています。

このような中ホテルなど各施設は、感染対策をしながら新しい体験コンテンツを提供し続けています。今回は都内のホテルにおける「夏らしさ」を顧客に提供したユニークな取り組みについて、3つの事例を紹介します。

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1. 怪談・スイカ割り・花火など…15の”お盆”イベントセット/ホテルニューオータニ「お盆休みプラン」

ホテルニューオータニ公式サイト
▲ホテルニューオータニ公式サイト:編集部スクリーンショット

ホテルニューオータニでは、8月上旬より5,000円相当の食事券と子どもから大人まで楽しめる15種類のイベントをセットにした「お盆休みプラン」を販売しました。

15種類のイベントには「お部屋で怖い話」「お庭でスイカ割り」「お庭で花火」などが含まれ、ホテルにいながら”夏”を感じられるような内容になっています。

また、8月12日からはお盆休みプランに都民限定で利用できる特典を追加しました。特典は3つあり、ホテルニューオータニが誇るナイトプールが入場無料、部屋で遊べる子ども用おもちゃのプレゼント、1室につきシャンパーニュフルボトル一本を贈呈と豪華な内容でした。近距離旅行や部屋のみなど、感染症の拡大防止と消費の楽しみを両立させる内容になっています。

現在ではお盆休みプランは終了し、女性をターゲットに据えた「女子旅プラン」や会社員を対象とした「テレワークプラン」などのプランを提供しています。

<参照>
株式会社ニュー・オータニ:プレスリリース

2. 「アイス食べ放題」がSNSで大反響/ロッテシティホテル錦糸町「ロッテアイス食べ放題プラン」

ロッテシティホテル錦糸町公式サイト
▲ロッテシティホテル錦糸町公式サイト:編集部スクリーンショット

ロッテシティホテル錦糸町では、7月21日から8月31日までの夏季限定で、「ロッテアイス夢の食べ放題プラン」を提供しました。

同プランでは、宿泊者は滞在中いつでも好きなだけ「雪見だいふく」「クーリッシュ」といったロッテで人気のアイスを堪能できます。

夏の味覚の代表格、アイスを食べ放題できるという斬新なプランにSNSの反響も大きく、食べたアイスの個数をTweetするユーザーが複数見られました。SNS向きの話題の提供に成功した事例といえるでしょう。

ロッテシティホテルでの体験についてのTwitter投稿
▲ロッテシティホテルでの体験についての投稿:Twitter

2021年9月現在、このプランはすでに終了しており、代わって9月30日までの期間限定で「ロッテのお菓子詰めチャレンジ」プランを販売中です。このプランは7月20日に一度終了したものですが、SNSでの好評を受けて再販が決まったもので、引き続き注目を集めています。

<参照>
観光経済新聞:ロッテシティホテル錦糸町、夏休み「ロッテアイス夢の食べ放題宿泊プラン」販売
Twitter:ロッテシティホテルでの体験についての投稿

3. 夏の風物詩”花火”を150インチの大型スクリーンで/羽田エクセルホテル東急「花火鑑賞プラン」

羽田エクセルホテル東急
▲羽田エクセルホテル東急公式サイト:編集部スクリーンショット

羽田エクセルホテル東急では、8月20日から9月20日まで「花火鑑賞プラン」を販売しています。

このプランでは、リアルとバーチャルを掛け合わせたオリジナルの花火の映像を約150インチの大型スクリーンで鑑賞できます。また、利用客は花火映像とともにビールジョッキに見立てたかき氷や、サンドイッチを味わえます。

コロナウイルスの影響で花火大会が相次いで中止され、遠出することも難しいなか、それでも夏ならではの思い出をづくりをしたい顧客に魅力的なプランです。

ホテルでは、カードゲームやルームサービスが楽しめる「家族でおこもりステイ」プランなども提供しており、コロナ禍でもちょっとした旅行気分や非日常感を味わいたいという顧客ニーズに対応しています。

<参照>
羽田エクセルホテル東急公式サイト

コロナ禍での集客に見られる工夫、顧客も新たな楽しみ方を発見

おでかけ需要が減少し、売り上げが伸び悩む宿泊施設も少なくありません。しかし、消費者も外出や旅行などの娯楽を自粛するなかで、新たな気分転換の方法を探していると考えられます。

宿泊施設コロナ禍でも顧客が安心して楽しむことができ、かつその宿泊施設の強みを活かした独自性溢れるプランを提供することは、集客力を高めてくれるでしょう。意外性のある体験は、顧客にも鮮烈な印象を与え、ポジティブな気持ちを抱かせます。

宿泊施設の滞在プランは、用意するだけでなくその存在を知らせることも当然重要です。SNSを用いた宣伝や口コミの拡散は顧客の興味を引き、関心を高めることにつながります。

一方でコロナ禍では、近隣の店舗や施設に限定して外出をしているという人もいます。行動エリアと紐付けて情報収集をする場合には、Googleマップが活用されることも少なくありません。Googleマイビジネスを利用して最新情報の更新や口コミの収集などにも力を入れることで、顧客に情報を届けることができ、行動を後押しすることにつながるでしょう。

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