Twitter「プレイブック」日本語版・ Facebook「プロフェッショナルモード」 ほか【12月のSNSニュースまとめ】

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SNSマーケティングを実施するにあたり、SNSの新しいサービスや傾向など最新動向を追いかけることは重要です。

しかしFacebookやTwitterInstagramなどのSNSには次々と新たな機能が追加されたり仕様の変更があったりと全容を把握するのが難しくなっています。

本記事では、2021年12月に公開されたSNSに関するニュースや、最新機能などの動向についてまとめます。

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Facebookの12月のニュース

ここでは、2021年12月のFacebookに関するニュースや動向を解説します。

1. セキュリティプログラムを拡大

Facebookを運営するアメリカのMetaは現地時間の12月2日に、悪意のあるハッカーの標的となるリスクの高いユーザーや知名度が高いユーザーを対象にした「FacebookProtect」の2段階認証を必須とし、2021年末までに50か国以上まで拡大することを発表しました。

FacebookProtectは人権擁護家やジャーナリスト、政府関係者、その他の著名人など、悪意のあるハッカーの標的となるリスクの高いユーザーを対象とした機能で、2018年からテストを行い2021年9月からグローバル展開を開始しています。

FacebookProtectの対象者にはFacebookから登録資格があるという通知が送られ、2段階認証を行うことでアカウントのセキュリティが大幅に向上するとしています。

<参照>
Meta:FacebookProtectをより多くの国に拡大

※参考
CNET Japan:高リスクのユーザーを守る「Facebook Protect」、2段階認証を必須に

2. クリエイターに向けた「プロフェッショナルモード」導入

アメリカのMetaは現地時間の12月8日に、Facebookでクリエイターをサポートする新機能「professional mode」を発表しました。
Facebookのprofessional mode
▲Facebookのprofessional modeの画面:Facebook Newsroomより

プロフィールをprofessional modeに切り替えることで、これまで「Facebookページ」でのみ使用可能だった収益化機能とオーディエンスの分析が1か所で使えるようになります。

この機能はまずアメリカの一部でテスト導入されたのち、2022年からEMEA(Europe、the Middle East、Africa:欧州、中東、アフリカ)で展開するとのことで、現時点で日本での導入は未定となっています。

<参照>
Meta:EMEAでFacebookクリエイターをサポートするための新しいツールの紹介

※参考
ITmedia:Meta、Facebookにユーザー収益化の「professional mode」と「Stars Store」

Twitterの12月のニュース

ここでは、2021年12月のTwitterに関するニュースや動向を解説します。

1. ヘイト行為に対するポリシーをアップデート

Twitterは米国時間12月13日に、ヘイト行為に対するTwitterルールの更新を発表しました。

Twitterではこれまでも「宗教」「社会階層」「年齢」「障がい」「病気」「人種」「民族」「出身地」などをもとに、他者の人間性を否定する言葉の使用をTwitterポリシーとして禁止していました。

今回のTwitterルールの更新では、「ジェンダー」「性自認(ジェンダー・アイデンティティ)」「性的指向」を含めたヘイト行為に対するポリシーの範囲を拡大し、またこれらを取り上げて人間以外のものに置き換える言葉の使用も禁止するとしています。

禁止対象となるヘイト発言の例
▲禁止対象となるヘイト発言の例:Twitter Blogより
<参照>
Twitter Blog:ヘイト行為に対するTwitterルールのアップデート

Twitterヘルプ:暴言や脅迫、差別的言動に対するTwitterのポリシー

2. Twitterの安全機能を網羅した「プレイブック」日本語版を公開

Twitterは12月17日に「デジタルセーフティープレイブック」の日本語版を公開しました。

Twitter「プレイブック」の目次ページ
▲Twitter「プレイブック」の目次:Twitter Blogより

このプレイブックはユーザーにTwitterをより安心して使ってもらうための手引となるもので、プレイブックの発行は今回が初となります。

プレイブックでは3つの目的「安心して使う」「安全を確保する」「デジタルフットプリントの管理」に内容を分けて、Twitterが提供している安全機能の使い方や設定方法、「ミュート」「ブロック」の判断の仕方などについて具体的に解説されています。

<参照>
Twitter Blog:Twitterの安全機能をまとめた「プレイブック」日本語版を発行

※参考
ITmedia:Twitterが“安全な使い方ガイド”公開 攻撃された際に使うべき機能、ミュート・ブロックの基準など紹介

3. 動画に自動で字幕をつける機能が追加

Twitterは12月15日にAndroidとiOSのTwitterアプリから音声をミュートした状態で動画を再生した場合に、自動で字幕が表示される機能を追加したことを発表しました。

Twitter:自動で字幕が表示される機能が追加
▲Twitter、自動で字幕が表示される機能を追加:Twitter Japanより

また、端末のアクセシビリティを設定すれば、音声ミュートを解除した場合でも、字幕を表示したままできるとのことです。

ウェブブラウザでTwitterを利用している場合には、動画に表示されている「CC」ボタンで字幕のオンとオフを切り替えられます。

12月15日以降に投稿されたすべての動画に対して字幕が表示されているわけではないようで、まだ字幕が表示されている動画は多くありません。

自動で字幕が表示される動画の「CC」ボタン
▲自動で字幕が表示される動画の「CC」ボタン:Twitter

<参照>
Twitter Japan:自動で字幕が表示される機能を追加

※参考
ねとらぼ:Twitter、動画に自動で字幕をつける機能 ミュートでも動画の内容が分かる

4. 今年、国内で急増したハッシュタグを発表

TwitterはTwitter Japanの公式アカウントで、2021年1月1日から11月15日の期間に国内で急増したハッシュタグのランキングを発表しました。
Twitter、今年もっとも急増したハッシュタグ:個人編
▲Twitter、今年もっとも急増した「個人」ハッシュタグ:Twitter Japanより

Twitter、今年もっとも急増したハッシュタグ:企業関連編
▲Twitter、今年もっとも急増した「企業関連」ハッシュタグ:Twitter Japanより

個人編での1位は「エイプリルフール2021」となり、4位「花粉症を乗り切ろう」7位「五輪やってる場合じゃない」など、季節やイベントに関するハッシュタグがランクインしています。

企業編の1位は「オールフリー休肝日」となり、そのほか3位「ローソンのエルチキ食べたい」6位「綾鷹を買って伝統工芸を応援」など、食べ物や飲み物に関するハッシュタグが多くランクインする結果となりました。

<参照>
Twitter Japan:今年もっとも急増したハッシュタグ「個人」「企業関連」

5. 今年、もっとも話題になったアカウント(ブランド)を発表

TwitterはTwitter Japanの公式アカウントで、2021年1月1日から11月15日の期間に国内でもっとも話題となったブランドアカウントのランキングを発表しました。
Twitterで今年もっとも話題になったアカウント
▲Twitter、今年もっとも話題になったアカウント:Twitter Japanより

それによると、1位「ローソン:@akiko_lawson」2位「ファミリーマート:@famima_now」3位「キリンビール / KIRIN BEER:@Kirin_Brewery」という結果となっています。

その他にも9位「イオン:@AEON_JAPAN」10位「【ほっかほっか亭公式】:@HokkahokkaP」など、生活に身近な存在でTwitter上のキャンペーンなどを多く行なっているブランドアカウントが多くランクインする結果となりました。

<参照>
Twitter Japan:今年最も話題になったブランドアカウント

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Instagramの12月のニュース

ここでは、2021年12月のInstagramに関するニュースや動向を解説します。

1. ストーリーズで2021年を振り返る「プレイバック」機能が登場

Instagramを運営するアメリカのMetaは現地時間の12月9日に、2021年にシェアしたストーリーズから最大10の投稿をシェアできる振り返り投稿機能の「プレイバック」を期間限定で公開しました。
Instagramアプリのプレイバック機能の画面
▲Instagramアプリのプレイバック機能の画面:Meta Newsroomより

この機能はスマートフォンのAndroidとiOSでのInstagramアプリでのみ利用が可能で、利用するには2021年に3つ以上のストーリーズ投稿をシェアしている必要があります。

アプリを開いた際に表示されているポップアップの通知から「プレイバックを見る」をタップするか、他のユーザーのプレイバック投稿にスタンプされている「2021」をタップして表示される「思い出を見る」からプレイバック機能を利用できます。

これまでシェアした中から自動的に選ばれたストーリーズが最大10点表示されるので、そのままシェアするか、表示するストーリーズを削除や追加して自由に編集することも可能です。

<参照>
Meta:ストーリーズで2021年を振り返る「プレイバック」機能を初ローンチ

2. 若年層の安全な利用を促すアップデートを発表

アメリカのMetaは現地時間12月7日に、一定の時間Instagramの画面をスクロールし続けているユーザーに対して、利用を休止し定期的に休憩をとるように促す機能の提供を発表しました。

Instagramの利用を休止するよう促す画面

この機能では特に若年層に対して、Instagramの長時間の利用を休止し、今後も定期的に休憩を取るようリマインダーの設定を促し、気分転換や利用時間を見直すための専門家の意見を参考にしたアドバイスも表示するとしています。

この機能はアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアで先行して提供開始され、2022年には日本を含むすべての国で正式に導入されます。

<参照>
Meta:Instagram、休憩を促す機能など若年層の利用者を守る取り組みのアップデートを発表

3. NFT機能を開発中

InstagramのCEOアダム・モッセーリ氏は12月18日に投稿したInstagramのストーリーズにて、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン、偽造不可能なデジタルデータ)をより多くの人に利用してもらえる方法を積極的に研究していると述べました。
Twitter:NFT Libraryによる投稿
▲Twitter:NFT Library @LibraryNFT_en による投稿

Instagramを運営するMetaがメタバース(仮想空間、仮想現実)に積極的に取り組んでいることからも、Instagram上で直接NFTの入札ができるような機能が開発される可能性があり、今後の動向が注目されています。

※参考
Business Insider Japan:インスタグラムがNFTをユーザーに届けるようになる…メタのメタバース戦略の一環として

4. 時系列フィードを選べる機能を2022年に提供開始

InstagramのCEOアダム・モッセーリ氏は12月8日の公聴会で、Instagramのフィードの表示方法で時系列表示を選択できるようにすることを発表しました。

現在Instagramのフィードはアルゴリズムによってユーザーがコンテンツを気に入る可能性の高いランキング順で表示されています。

モッセーリ氏は12月10日に投稿したInstagramストーリーズにて、フィードの時系列表示は2つのバージョンでテストをしており、この機能の提供は2022年初旬を目標にしていると述べました。

また、ランキング順での表示は、そのユーザーにとって重要なコンテンツを結びつけるのに役立っているとしており、フィードのランキング順表示が完全になくなるのではなく、ランキング順と時系列順の表示をユーザーが選択できるようになる見込みです。

※参考
ITmedia:Instagramのフィード時系列表示は来年オプションとして提供へ

LINEの12月のニュース

ここでは、2021年12月のLINEに関するニュースや動向を解説します。

1. 「LINEチラシ」、「LINEクーポン」との連携開始

LINEは12月16日にLINEが提供するデジタルチラシサービス「LINEチラシ」と「LINEクーポン」との連携開始を発表しました。
LINEチラシとLINEクーポンの連携イメージ
▲LINEチラシとLINEクーポンの連携イメージ:LINE ニュースより

これによって、LINEチラシとLINEクーポン両方のサービスを利用している店舗では、LINEクーポンに掲載しているクーポン情報をLINEチラシ上にも掲載できるようになります。

また、LINEクーポンクーポン掲載期間中は、LINEチラシのホーム画面にて「お得なクーポン掲載中」とアナウンスが表示されるので、LINEチラシ内での閲覧数増加が期待できるとのことです。

<参照>
LINE:LINEのデジタルチラシ「LINEチラシ」、新たにLINEのクーポンサービス「LINEクーポン」との連携を開始

2. LINEギフトに「一休.com」が新規出店

LINEは12月24日より、LINEのトークを利用して友だちにプレゼントを贈ることができる「LINEギフト」のサービスへ、ホテルや旅館、レストラン予約の「一休.com」が出店を開始したことを発表しました。

一休.com」のギフトでは3,000円〜10,000円分までの3種類の「割引クーポン」を友だちに贈ることができ、受け取った割引クーポンは「一休.com」が取り扱う全国の施設(ホテル旅館レストランなど)の予約時に、支払い画面でクーポンコードを入力することで利用できるとのことです。

<参照>
LINE:LINEギフトに「一休.com」が新規出店︕全国のホテル・旅館の予約で使えるeギフト「割引クーポン」が登場

TikTokの12月のニュース

ここでは、2021年12月のTikTokに関するニュースや動向を解説します。

Filmarksと連携開始、ドラマ・アニメ情報へのリンク設定が可能に

TikTokは12月14日に国内最大級の映画やドラマ、アニメのレビューサービス「Filmarks」と連携することを発表しました。

この連携により、TikTok投稿された動画からFilmarksに掲載されている映画やドラマ、アニメの作品情報にリンクが設定できる「Filmarks Jump」機能がリリースされました。

TikTokで気になった作品をアプリ内ですぐにあらすじやキャスト情報、レビューなどが参照できるので、オススメの作品を紹介したり気になっている作品を検索したりする際にぜひ活用してほしいとのことです。

<参照>
TikTok:TikTok、Filmarksと連携し、TikTok動画投稿時にFilmarksの映画・ドラマ・アニメ情報へのリンク設定が可能に!

口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】


MEOに関わるサービス「Googleマップ」「Googleビジネスプロフィール」や、各種地図アプリ・口コミサイトは日々更新を続けており、その全容を把握するのは難しくなっています。

そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。

本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。

※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
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「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】

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