tredinaは、全国の美容室とサロンの検索やオンライン予約ができるサービスです。店舗の技術やサービスに対する、利用者のレビューも掲載されています。
類似したサービスは多く存在しますが、tredinaは20代の女性を中心に支持を集めていることが特徴です。tredinaはスタッフを指名し、サービス上で事前にカウンセリングを受けられます。
tredinaでは、店舗を掲載することで集客効果を高めることに利用できると同時に、店舗経営者向けのセミナーや情報発信なども実施しています。tredinaを利用することでサロンスタッフのモチベーションとパフォーマンス向上も期待できます。
本記事では、tredinaのメリット、デメリットのほか、掲載方法や具体的な料金についても解説します。
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tredina(トレディナ)とは?
まずはtredinaの特徴とターゲット層、利用方法について解説します。
全国の美容室とサロンの検索・予約サイト
tredinaは、株式会社ゼンリンデータコムが2000年に設立した全国の美容室やまつげ、ネイルサロンの情報検索、予約サイトです。
サロンの予約ができること以外にも、カテゴリ別の美容トレンド情報やカタログを掲載する情報発信ツールとしての役割も持ちます。
メインユーザー層は、20代の女性です。tredinaにはAndroidアプリもあり、ダウンロード数は2020年時点で5,000件以上にのぼります。
tredinaの特徴/サロンスタッフ指名・チャットでのやり取りが可能
サロン予約用のサイトやアプリは複数ありますが、tredinaの大きな特徴は、サロンスタッフの指名ができる点と、来店前にチャットでスタッフとやりとりができる点が挙げられます。
ユーザーはtredina上に多数掲載されている写真やカタログから、サロンスタッフのお気に入りを見つけ出し、指名予約ができます。そのため、自分のスタイリング例を気に入ったユーザーの集客が可能です。
予約後から来店までの間には、メッセージ機能を使ってサロンスタッフと直接のやりとりもできます。
事前にカウンセリングを受けたり、希望のスタイリングを伝えたりとユーザーとスタッフが事前に連携することで、当日の施術がスムーズになり、予約時間やメニューの変更を受け付けられます。
tredinaの利用方法
tredinaのWeb上からでも予約は可能ですが、メッセージ機能を使用するためには、ユーザーはアプリのダウンロードが必要です。
Webよりもアプリの使いやすさに注力しているため、サロン検索や口コミの閲覧も、アプリ上からの方が見やすくなっています。
サロンを予約するためには、ユーザーはまずtredinaのアプリをダウンロードし、エリア、日付、メニューなどからサロンスタッフを絞り込んでいきます。
お気に入りのスタッフが見つかったら、該当の店舗の基本情報のほか、口コミやスナップ写真など店舗の雰囲気や評判を確認します。
予約先の店舗、スタッフが決まったら、会員登録をして予約完了です。
tredinaに掲載する3つのメリット
サロンはtredinaに掲載することで、集客にどのような効果があるのでしょうか。また、どのように店舗経営の効率化が図れるのか、3つのメリットを紹介します。
1. スマホ1台で便利な予約機能の利用やメニュー追加が可能
まずは、電話による予約対応や予約変更、キャンセル対応の時間を削減できます。
予約はtredinaを経由し自動で完了され、予約変更対応はメッセージ機能からできるため、電話でのユーザーとのやりとりの時間や負担の削減につながります。
カレンダーに日毎の予約件数が記載されるので、一目でその月の施術予定が分かり、簡単に予約管理ができます。
そして、スマホ上で同様に、カットやカラーなどのメニュー、空き時間を利用したメンテナンスメニューなど多様なメニューの作成が可能です。
2. サロンスタッフの人気が店舗来店のきっかけに
tredinaの特徴である「サロンスタッフ指名」スタイルにより、店舗への集客増加が見込めます。サロンスタッフの注目度が上がれば、それに応じて店舗の知名度も上がり、顧客増加へとつながるでしょう。
3. ワークショップやセミナーで集客のコツが学べる
tredinaは、店舗経営のために集客方法を紹介するオンラインワークショップを開催していることも特徴です。予約へとつながるスナップ機能の活用方法、メニュー掲載のコツなど、tredinaを活用した集客のコツを学べます。
そのほか、tredinaはスタッフの技術向上や店舗マネジメントに関する、サロンスタッフや経営者に向けたセミナーも随時開催しています。
これらのワークショップやセミナーは、集客に成功した事例を持つサロンや高い技術力のあるサロンスタッフから学べるため、スタッフのモチベーション向上や店舗全体の集客力、技術力向上につながります。
tredinaに掲載するデメリット
簡単で便利な予約機能のほか、ワークショップやセミナーなども開催しているtredinaですが、一方で、tredinaに掲載する上でのデメリットとして以下の2点が考えられます。
1. 掲載数が少ない
tredinaは他のサロン予約サイトと比較するとまだまだ知名度が低く、掲載数やユーザー数が少ない状況です。
たとえば、同じくサロン検索や予約ができる「ホットペッパービューティー」と比較した場合、「ヘア」カテゴリ「渋谷駅」で検索するとホットペッパービューティーでは400件以上のサロンがヒットするのに対し、tredinaでは数十件しかヒットしません。
アプリユーザーもまだ伸びておらず、ダウンロード数はホットペッパービューティーが500万件以上ですが、tredinaは5,000件以上と大きな差があります。そのため、アプリ内のスタッフ、サロンに対する口コミ数も少なく、口コミが全く載っていないサロンスタッフも多くいます。
tredinaはまだまだユーザーからの知名度と信用度が低いため、tredinaを使用するだけでは予想以上の集客につながらない可能性があります。tredinaのみの利用に絞るのではなく、可能であればその他のサロン予約アプリを併用し、ターゲットとのタッチポイントを複数用意しておくことで顧客を取り込むことが可能になります。
2. メッセージでのやり取りが大変
tredinaの特徴の1つであるメッセージ機能は、ユーザーにとっては事前にカウンセリングを受けられるという大きなメリットですが、サロンスタッフにとっては、来店前からユーザーとメッセージをやり取りする必要があり、負担になる場合があります。
メッセージ上でのやり取りは、ユーザーからの口コミ内容にも反映されます。素早く丁寧な返信でメッセージからユーザーを満足させられれば高評価につながります。
しかし、メッセージ上での対応が悪かったりユーザーからのメッセージを見逃してしまったりすると、低評価の口コミが掲載されてしまう場合があります。
来店時の対応だけでなく、それ以前、以降のメッセージ対応まで気を配らないと、店舗の評判が下がったり、売り上げの落ち込みにつながる可能性があります。
tredinaに掲載する方法
tredinaにサロン情報を掲載する場合は、アプリ上から登録します。ここからは、手順について簡単に解説します。
手順に関して不明な点は、tredinaの問い合わせフォーム(https://tredina.com/contact/)より問い合わせます。
1. アカウントを作成する
まずはtredinaのアプリをインストールし、メールアドレスの登録またはFacebook、Twitterアカウントを連携してtredinaのアカウントを作成します。
2. サロンスタッフを登録する
次に、サロンのスタッフ情報を登録します。名前や経験年数など基本的な情報のほか、スタッフ自身の得意分野や意気込みを掲載、プロフィール画像にこだわることでサロンスタッフの差別化ができ、ユーザーの興味を引きやすくなります。
3. メニューを作成する
アプリ内「マイページ」の「メニューを作成する」画面から、店舗の対応メニューを作成します。
ユーザーは最終的にメニュー項目を見て予約に進むかどうかを判断します。自分の依頼したいメニューがあるか、料金は予算内に収まっているかなど、条件に合うメニューが掲載されているかどうかが判断のポイントとなります。
メニュー項目は美容室やネイルサロンなど店舗により異なりますが、ユーザーの興味を引くメニュー作成のコツは大きく3つあります。
1つは、メニュー名を工夫し、ユーザーにメニュー内容を自分ごととして想像してもらうことです。ただメニュー名(カット方法、カラーリング名など)だけを記載するのではなく、そのメニューで施術することでユーザーはどのような姿になれるのか、までをメニュー名に盛り込みましょう。
2つ目は、初心者に安心感を与えられるメニュー名をつけることです。「初心者向け」「新規おすすめ」など初来店のユーザーも歓迎だと伝わる表現をメニューに入れることで、新規ユーザーの来店へのハードルを下げることができます。
3つ目は、幅広いユーザーニーズに応えるために、多彩かつ分かりやすくメニューを掲示することです。豊富なメニューは、ユーザーにとって選択肢が多いというメリットもありますが、どれを選べばいいのかが分からない、というデメリットにもつながります。
たとえば「メンテのみOK」「クイックリペア」などのワードを入れると、短時間施術で気軽に利用できることが伝わります。ほか、しっかりメンテナンスをしたいユーザー向けにオプションもまとめたセットメニューでお得感をアップさせるなど、ユーザーのニーズに合わせて、豊富にメニュー展開することが重要です。
tredinaに掲載する際の料金体系
tredinaでは、成果に応じた手数料を支払う料金体系を採用しています。掲載費用について、詳しく解説します。
1. 初期費用、月額費用は無料
tredinaに掲載するための初期費用や月額費用は一切かかりません。登録〜掲載までは無料でできるため、個人や小規模のサロンでも気軽に掲載できます。
2. 手数料は成果に応じて
tredinaに店舗が支払う費用は、手数料のみになります。手数料は顧客が確保できた場合のみに生じる料金で、売上の5%、システム利用料が1件につき100円かかります。そのほか、サロン都合による予約のキャンセルはシステム利用料として100円がかかります。
Web予約サービスの活用で集客を
オンラインで完結する予約サービスを活用することで、店舗の予約管理をスムーズにすると同時に、スタッフの予約作業の負担を削減することができます。
またtredinaは予約サービスとしての機能以外に、スタッフの技術向上や集客率向上を狙えるワークショップやセミナーも開催している点が特徴です。
うまく活用することで、Web予約サービスを活用した集客方法やスタッフのモチベーション、技術力アップにつながる学びも得られます。
レビュー機能を持った予約サービスの活用に際しては、料金やユーザー数などさまざまな角度から十分に下調べをし、自店舗にとっての最大の効果が期待できるプラットフォームを選ぶことが大切です。
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※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
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