Agodaは利便性や安全性に定評のある旅行予約サイトで、特にアジア圏の旅行者から支持を得ています。
宿泊施設の掲載件数も多く、事業者にとってはAgodaへの掲載によって集客を見込めるというメリットがあります。
そしてAgodaをさらに有効な集客ツールとして活用するために必要なのが口コミを集めることです。
この記事では、Agodaの特徴やサービス内容、評判や口コミを集める方法について解説します。
Agodaとは?
Agoda(アゴダ)とはBooking.comやKAYAKとともにプライスライングループの一端を担い、近年急成長を遂げているオンライン旅行会社です。
プライスライングループの中でも特に規模の大きなサービスで、世界的に有名な旅行予約サイトのBooking.comを超える規模ともいわれています。
本社所在地はシンガポールですが経営母体はアメリカのBooking Holdingsとなっています。
JTBとの提携を発表
世界的にサービスの裾野を広げているAgodaでは日本においても充実したサービスを提供するべく、日本最大手の旅行会社であるJTBと業務提携を開始しました。
業務提携の背景には、日本国内において販売や流通に関するネットワークを有しているJTBと提携することで宿泊施設の充実や販売拡大を図るねらいがあります。
具体的には国内旅行者向け予約サイト「るるぶトラベル」と訪日外国人向け旅行予約サイト「JAPANiCAN」のアップデート、Agoda.comとJTBサイトの宿泊施設・プランの拡充を目指しており、今回の業務提携により幅広い顧客層へのアプローチが可能となるでしょう。
リニューアルした「るるぶトラベル」、「JAPANiCAN」のサービス開始は2019年下旬と発表されており、大手2社がタッグを組んだサービスの誕生に注目が集まります。
新サービス「Mix & Save」とは?
Agodaでは旅行予約サイトにおける革命ともいうべき「Mix & Save」という新サービスを提供しています。
これまでは、連泊予約を入れたい場合に、予約状況から、客室を変えれば同一ホテルに連泊できるといった条件が発生することがありました。こうした場合、1泊ずつ予約をとらなければなりません。そして空室になっている部屋タイプや最も安価な客室を探しだすのは、ユーザーがしなければなりませんでした。
「Mix & Save」はこの問題を解消するためのサービスで、2泊から14泊までの連泊予約を入れる場合に、宿泊日ごとに最も安価な客室を分割して予約できます。同じ部屋タイプが予約できない場合でも、ユーザーは同一ホテルに希望の日数宿泊でき、なおかつ最大限のコストカットが可能になります。
Agodaのメリット・デメリット
国内外に数多く存在する旅行予約サイトですが、Agodaにはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
以下では、Agodaのメリット・デメリットについて解説します。
メリット
Agodaの最大のメリットはユーザー数、宿泊施設数の多さで、その規模は世界的にみてもトップクラスです。
特にアジア圏におけるネットワークでは群を抜いており宿泊施設やプランが多いだけでなく、他社サイトよりも大幅に安価で宿泊できることもあります。
また、海外の旅行予約サイトの中には大手であっても日本語対応はしていないというサービスも少なくありませんが、Agodaでは日本語対応のコールセンターと提携してカスタマーサポートを提供しています。日本人ユーザーも安心して利用できるでしょう。
さらにAgodaでは引き落としを宿泊日の3日前に行う決済システム「今すぐ予約・後払い」を選択できるため、予約の時点で多額の旅行費が引き落とされてしまうのを防げます。
デメリット・注意点
Agodaについての口コミでは予約のキャンセルが正常に行われなかった、途中から仲介会社が変更になった場合に二重で引き落としがかかってしまった、といったトラブルが報告されています。ただし、これらの事例は他社サイトの口コミにおいても散見されるため、口コミやレビューの内容をよく確認しつつ比較検討する必要があるでしょう。
またAgodaは、宿泊日の3日前に決済を完了すれば良いという、「今すぐ予約・後払い」という制度で運営しています。この制度は利便性に長けている一方で、為替レートの変動により予約時の金額と実際の決済金額に変更が生じる恐れもあります。
加えて、Agoda上に記載されている金額には、税やサービス料が別途記載になっていることもある、という点には注意すべきです。
Agodaで良い口コミを集める方法は?
Agodaには他社サイトに比べて口コミの数が豊富という特徴があります。
そのため、利用するユーザーも口コミをもとに宿泊施設を決定している人々が多く、良い口コミを集められれば、集客力の向上が期待できるといえるでしょう。
以下では、Agodaで良い口コミを集めるためのポイントについて解説します。
「カスタマー・レビュー・アワード」受賞で訴求効果獲得
Agodaでは過去1年間において特に高い評価を得ている宿泊施設に対して「カスタマー・レビュー・アワード」を授与しています。
受賞のためには施設の状態や清潔さ、サービス、ロケーションといった複数の評価項目において平均8.5以上のスコアを獲得する必要があります。
アワードを受賞し、受賞した事実を発信することでユーザーからの信頼を得られるでしょう。
まずは施設の満足度向上
アワードを受賞するためには施設の満足度向上が必要不可欠です。
施設の状態や清潔さに常に気を配ることはもちろん、サービスの質にも徹底的にこだわりましょう。
また、アワードを受賞している施設では特にゲストに対する心配りや宿の雰囲気に重点を置いたサービスを提供している傾向があります。
ゲストファーストの理念にもとづいた接客や旅行気分を損なわないような雰囲気づくりに努めることが重要です。
口コミを書いてもらうには?
近年ではAgodaのみならず多くの旅行予約サイトが口コミ機能を実装しています。
これは実際に利用した人々の感想や印象を知りたいというユーザーニーズを反映しているもので、利用する宿泊施設を決定する際には多くのユーザーが口コミを参考にしています。良い口コミが集まれば、旅行予約サイトが集客ツールの一環として機能すると考えられます。
宿泊施設を予約する際には口コミを参考にしているユーザーであっても、旅行を終えてしまうと口コミの存在を忘れてしまっているケースが多いため、口コミを集めるためには宿泊客に対して口コミの存在を改めて認識させることが重要です。
口コミの投稿を直接依頼する場合には会計時に、予約サイトのメッセージ機能やDMを利用して依頼する場合には、宿泊日から1週間以内を目安として伝えると良いでしょう。
下記の記事では、他の口コミサイトに関する情報を解説しています。
Googleマイビジネスの活用方法とは
※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!
Agodaで良い口コミを集めて集客力アップ
Agodaは、世界的にみても規模の大きな旅行予約サイトで、アジア圏を中心に世界中の宿泊施設を掲載しています。
Agodaを利用するユーザーの多くは実際の宿泊者によって寄せられた口コミを参考に宿泊施設を決める場合が多いので、宿泊施設を運営する事業者は良い口コミを集めることが大切です。これにより、集客ツールの一環として活用できるようになるでしょう。
Agodaをはじめとする旅行予約サイトに良い口コミを集めるためには、備品の充実や建物の仕様を工夫し宿泊施設としてのグレードを高めたり、サービスの質を高めたりして、顧客満足度を向上させることが役に立ちます。
また宿泊客に対して、口コミの投稿を促すメッセージを、煩わしく思われない形で伝えることも重要です。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
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本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
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