新型コロナウイルスがもたらす変化
ヨーロッパを拠点とするグローバルコンサルティング会社、ローランド・ベルガーは、「ニューノーマルで消費はどう変わるか」と題し、新型コロナウイルスがもたらす世界的な消費行動の変化について分析したレポートを1月14日に発表しています。
サスティナブル・デジタル・ソーシャルメディアに存在感
同レポートは、アメリカ、日本を含め欧州、中東、アジア、南米など11カ国を対象に分析しています。
新型コロナウイルスの影響により、多角的な視点で長期的に使える「サスティナブルな消費」を考えるようになった消費者は、34%です。
消費の主戦場はリアルからデジタルに移行し、中でもスマートフォンからの購買が、2020年半ばには54%に達しています。
また、人と接触する機会が減少したことでソーシャルメディア利用が増加し、ソーシャルメディアを活用した消費は全体の55%、中でもZ世代は約4分の3となる成長率です。
EC利用「カゴ落ち」を防ぐための対策を
商品に関して、価格が第1の基準となったのは調査対象国のうちブラジルのみで、他はコストパフォーマンスが1位となっています。
食品・ヘルスケア・衛生関連用品など、生活必需品への消費が高まっており、アパレル、ジュエリー、腕時計などの嗜好品が減少傾向にあります。
これらを踏まえ、今後の戦略は、商品を一度は購入しようとEC上のカートにいれたものの決済まで進まない「カゴ落ち」を防ぐためのプロモーションや施策が重要になると報告しています。
ローランド・ベルガーのプレスリリース
https://rolandberger.tokyo/
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