8月19日のウォール・ストリート・ジャーナルによると、Amazonが新たに百貨店形態の店舗を計画していることが伝えられています。
Amazonが大型実店舗の開設を計画との報道
Amazon.comはアメリカ国内に大規模小売店舗を複数開設する計画だと、アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルが報道しました。
店舗は衣類品、日用品、電子機器といったさまざまなブランドの商品を取り扱う予定で、Amazonが現在展開している店舗よりもさらに広い百貨店のような形態となる見込みとされています。
新型コロナの影響によりアメリカ国内で百貨店の経営状況が厳しいものの、Amazonでは計画中の店舗を顧客の心理や行動を踏まえた新たな顧客体験を提供する場として、計画を進めているとのことです。
Amazonでは「ラグジュアリー・ストア」を開設するなど、化粧品やバックなどの高級商品分野に対しても力を入れています。現在計画している店舗についても、アパレルの販売がさらに強化される可能性があると報じられています。
9月23日にはこの続報が出ており、テクノロジーを駆使した試着室を用意しての販売促進の計画などが明らかにされています。
これまでにもリアル店舗展開の動き
AmazonではECサイトの運営のほかに、いくつかの実店舗を開設しています。初めて実店舗は2015年の「Amazon Books」で、書店として開設されました。
その後、カスタマーレビューで星4つ以上を獲得した商品のみ取り扱われる「Amazon 4-Star」や、商品をカゴに入れ、レジを通らずに購入が完結できる「Amazon Go」、食料品に特化した「Amazon Go Grocery」など、商品力や技術を活かした実店舗が増設されています。
一方で、開設したものの閉店となる店舗も多く、Amazonではこうしたさまざまな形態の実店舗を開設させつつ、特定のジャンルにとらわれずに成功へのアプローチを探っていると考えられます。
ECサイトとリアル店舗、双方で顧客と接点を持つ
Amazonでは今まで、新店舗の開設による販路の拡大に取り組んできました。現在計画中の新店舗も顧客との関わりを持つことのできる場として、話題性を集めています。
現在、新型コロナによるECサイトの利用も増えていますが、実店舗はオンラインではまだつながれていない新規顧客との接点となることが期待でき、新たなファンの獲得につながります。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
<参照>
拡大止まらぬアマゾン、「百貨店」も計画中
アマゾンの実店舗、もう7種類に--狙いは何なのか
「アマゾン百貨店」、PB衣料販売の起爆剤に - WSJ