東京都港区のロッテリア田町芝浦店が、「ゼッテリア」の新店舗名で20日に改装オープンしました。
ロッテリアは4月にロッテホールディングスからゼンショーホールディングスに売却されており、「ゼッテリア」と銘打っての新店舗の開店は、今回が初となります。
ロッテリアの新型店舗「ゼッテリア」1号店、20日に田町芝浦でオープン
東京都港区のロッテリア田町芝浦店が、改装を経て「ゼッテリア」として20日にオープンしました。
ロッテリアは、4月1日付でロッテホールディングスから「すき家」「ココス」「はま寿司」などを手がける外食大手のゼンショーホールディングスに売却されていました。
公式サイト(https://www.zetteria.jp/)によると、「ゼッテリア」の名称の由来は、看板メニューの「絶品バーガー」と「カフェテリア」を組み合わせて生まれたとのこと。
今後、他のロッテリアの名称も変更していくのかについては未定のようです。
同じく公式サイト(https://www.zetteria.jp/)を見ると、ゼッテリアでは「絶品チーズバーガー」「絶品てりやきバーガー」などの「絶品バーガー」シリーズのほか、「えびバーガー」「ダブルチーズバーガー」などのバーガー、ポテト、サラダなどの商品が提供されています。
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ゼッテリアの「絶品チーズバーガー」ロッテリアとの違いは?食べ比べてみた!
ゼッテリアでは、ロッテリアの既存商品と同名の「絶品チーズバーガー」という商品が提供されています。
口コミラボ編集部は、ゼッテリアとロッテリア双方の「絶品チーズバーガー」を購入し、食べ比べてみました。
まず見た目ですが、ロッテリアの方は丸いバーガーなのに対し、ゼッテリアでは横長の形です。価格はロッテリアが単品440円に対し、ゼッテリアでは390円と若干低い価格設定となっています。
実際に食べてみると、ゼッテリアの「絶品チーズバーガー」のほうは、特にバンズが美味しいと感じました。冷めてもフワフワで、ほのかに甘みも感じるような仕上がりになっています。チーズの美味しさをより感じられるのもゼッテリアのほうでした。
一方のロッテリアのほうは、パテに胡椒が効いており、肉の味を強く感じます。肉が好きな人は、ロッテリアのほうが美味しいと感じるでしょう。見た目も味も、それぞれ個性のある全く異なる商品だということがわかりました。
※スタッフ個人の感想です
広報担当者によると…
各商品の違いについて、ロッテリア(ゼンショーホールディングス)の広報担当者に話を聞きました。
まず、ゼッテリアについては「ロッテリアが50年培ってきたノウハウと、ゼンショーのシナジー効果を活かした」お店だとしています。
そして印象的だったのが、「絶品バーガーは、商品名は似ているが、全く別物」だというコメント。さらにブランド自体も全く異なるブランドであり、ロッテリアのブランドを進化させたのがゼッテリアなのだそうです。
ロッテリアとは全く異なる魅力を持つブランド「ゼッテリア」その今後に注目!
ゼッテリアに実際に行ってみて、ロッテリアと同じ名称にもかかわらず、見た目も味も全く違うメニューが展開されていたことには驚きました。違った魅力を持つ商品である上に、価格も安くなっており、改めて商品開発に力を入れたのではないかと感じます。
おそらく、ロッテリアの看板メニューの一つとして有名な「絶品チーズバーガー」の名前を借りながらも、異なる魅力のあるメニューを新開発することで再起をはかろうという意図があったのではないでしょうか。ゼンショーが元のロッテリアではなく、「ゼッテリア」と名称を変えてリブランディングを図った理由もここにあるのかもしれません。
日本の外食産業を牽引する企業の一つであるゼンショーホールディングス。その新たな挑戦に今後も注目したいところです。