ホットペッパーグルメとは、リクルートライフスタイルが運営する、全国75万店以上の飲食店情報が掲載されたサイトです。新型コロナウイルス感染症流行によるテイクアウト需要増加もあり、ホットペッパーグルメでは2020年4月よりテイクアウト事業を応援する取り組みを実施しています。
ぐるなびが2020年5月に20代〜60代のぐるなび会員2,992人に実施したアンケートによると、「直近1ヶ月で飲食店のテイクアウトを利用しましたか?」という質問に対し、利用したという回答は61.5%でした。
今後もテイクアウト需要は継続すると考えられ、飲食店は需要に応える対応をする必要があります。本記事では、飲食店や弁当屋がホットペッパーグルメに登録するメリットや、テイクアウトに適したメニューについても紹介します。
関連記事
ホットペッパーグルメへの店舗掲載方法
弁当屋のポイントカード導入事例
弁当屋がホットペッパーグルメを登録するメリット
ホットペッパーグルメのオンラインで飲食店の予約ができる「ネット予約」機能の利用者数は国内トップです。全国的にも知名度が高く、ユーザーの多いグルメ情報サイトのため、うまく活用すれば効率的な集客が望めます。
関連記事
ホットペッパーグルメ(HOTPEPPER グルメ)とは?導入のメリット・登録・口コミを集める方法
多くのユーザーにアプローチ
ホットペッパーグルメに弁当屋が登録する最大のメリットは、認知度の高さとユーザー数の多さにあります。
2019年3月には、ホットペッパーグルメの「ネット予約」機能を使って飲食店を予約した人数が累計3億人を突破しています。国内No.1のグルメ情報サイトとして知名度も高いため、ホットペッパーグルメに登録することで、自店舗の情報が飲食店を探す多くのユーザーの目に止まることとなります。
ネット予約により店内混雑回避
ホットペッパーグルメはネット予約ができるグルメ情報サイトとして知られています。2019年2月時点では掲載飲食店舗約75万店のうち、ネット予約可能店舗数は約4万店で、その数は国内1位です。
ホットペッパーグルメのネット予約機能は店内での飲食に限らず、テイクアウトでも使用できます。
ユーザーに弁当やテイクアウトメニューを事前にネット予約してもらうことで、注文がネット上で完結し、店内の混雑回避にも役立ちます。そのほか、電話などで予約注文の受付をする必要がないため、スタッフの業務効率化も期待できます。
ホットペッパーグルメはテイクアウト事業を応援
ホットペッパーグルメは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う飲食店のテイクアウト需要を受け、テイクアウト事業を応援する取り組みを実施しています。
テイクアウト特集ページ
2020年4月には、弁当屋をはじめとした飲食店をサポートするため、特設サイト「テイクアウト特集」をオープンしています。
ユーザーは自宅の近くでテイクアウトできるお店を特設サイトから探すことができ、ユーザーとテイクアウト対応の飲食店をつなぐサイトとして活用されています。
2020年4月時点では、全国のテイクアウト営業を行う飲食店5,234店舗の情報が掲載され、店舗数は拡大中です。
テイクアウトメニューを掲載可能
ホットペッパーグルメに登録している飲食店は、店内用メニューとは別にテイクアウト用のメニュー設定ができます。テイクアウト用として別カテゴリーでメニューを掲示することで、テイクアウト可能店舗を探しているユーザーに的確にメニューを知ってもらえます。
ユーザーがテイクアウト可能店舗を調べる方法
ホットペッパーグルメでは、サイト内でユーザーが簡単に店舗を検索できる仕組みになっています。
ユーザーはサイト内で店舗を検索する際に、地域や店ジャンルだけでなく、「テイクアウトあり」の条件を設定できます。
検索ページの左サイドバーの「こだわり欄」で、「テイクアウトあり」をチェックすると、テイクアウトを実施している店舗のみで検索結果が絞り込まれます。
登録店舗は自店舗情報の登録時に「テイクアウトあり」のタグを設定した場合は、絞り込み検索の対象です。また、「テイクアウトあり」のタグ設定をしている店舗はテイクアウト特設ページにも自動的に反映されるため、さらにユーザーとのタッチポイントを広げられます。
弁当・テイクアウトに適しているメニューとは
店舗がテイクアウト事業にも注力し受注数を増やすためには、ユーザーにとって適したテイクアウトメニューが用意されているかどうかも重要なポイントです。テイクアウトに適したメニューを検討するために、ユーザーから注文の多いメニューの傾向などを把握しておきましょう。
ハンバーガー、サンドイッチが人気メニューに
リクルートライフスタイルの外食市場関連の調査、研究機関である「ホットペッパーグルメ外食総研」は、2020年9月28日〜29日に、全国20歳〜59歳の男女を対象にテイクアウトに関するアンケートを行い、全回答1,032件を取得しています。
「外食店からのテイクアウト」で購入するメニューは何かとメニュー別に調査をしたところ、1位が「ハンバーガー・サンドイッチ・パン類」、2位が「カレー・牛丼」、3位が「焼き鳥・鶏のから揚げ・フライドチキン」という結果でした。
ユーザーからは、手軽に食べられるハンバーガーやサンドイッチといったメニューに支持が集まっているようです。
<参照>
流通ニュース:テイクアウト/人気メニューはハンバーガー、カレー・牛丼
テイクアウトを利用するタイミング
「ホットペッパーグルメ外食総研」のアンケートではテイクアウトの人気メニューに関する質問のほか、テイクアウトを利用するタイミングについても調査が実施されました。
「テイクアウトを利用するタイミングは?」という質問の結果は、1位は「休日の家族とのランチ」、2位は「休日の家族との夕食」、3位は「給料日後などお金にあるとき」となりました。ユーザーの多くは、一人でのランチや夕食よりも、家族など複数人とのランチや夕食時にテイクアウトを利用することが多いようです。
そのため飲食店は、テイクアウトメニューに、子供が好きな料理や、複数人でシェアできるお惣菜メニューを盛り込むなど、家族での利用シーンを想定したメニュー作りをするといいでしょう。
ほか、アンケートによるとお金に余裕がある時などにもテイクアウトは利用されます。通常メニューよりもワンランク上の食材を使うなど、少し贅沢な気分になれるようなメニューを検討しましょう。
テイクアウト事業の支援に取り組むホットペッパーグルメ
飲食店のネット予約サイトとして知名度の高いホットペッパーグルメは、テイクアウト事業の支援も積極的に行っています。事業者は自店舗を登録し、うまくホットペッパーグルメを活用することで、ユーザーからの予約注文につなげられると期待できます。
また、ホットペッパーグルメを経由してテイクアウトメニューの受注が行われれば、アフターコロナ時のホットペッパーグルメ経由での予約と店内利用に結びつくことも考えられます。
テイクアウト利用が引き続き需要を伸ばす中、事業者はテイクアウト対応を始めるだけでなく、テイクアウト対応可能な店舗であることを周知させていく必要があります。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年11月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年11月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→写真・PDFからメニュー名を文字起こしする機能が実装 ほか【2024年11月版 Googleマップ・MEOまとめ】