Adobeが判子の利用実態について調査、外出自粛中はハンコのために出社

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ハンコ撤廃に賛成する人が大多数であるが

2020年6月22日アドビシステムズは2020年5月22日~26日に従業員数300名以下の企業の経営者・役員500人に対し、ハンコについての利用状況や意見などについてのアンケート調査を行いました。

その結果、業務契約の際にハンコが必要になるケースは8割強となったことから、日本では実際のハンコを用いて契約が締結する、という従来の形が継続されていることがうかがえます。

因みに、電子印など実際にハンコを用いない方法を使っている企業は2割弱に留まっており、日本におけるハンコの重要性が再認識された結果となりました。

判子(捺印)文化が仕事の生産性にどのような影響を与えていると思うかに対する回答 アドビ システムズ 株式会社
▲[「判子(捺印)文化が仕事の生産性にどのような影響を与えていると思うか」に対する回答]:アドビ システムズ 株式会社

ハンコは古いのでは?と思える結果が

生産性という観点から、ハンコはどのような影響を与えているか?という質問に対しては、約7割強の人が「生産性を下げている」と回答しています。

日本では、昔から仕事の契約を締結する際にハンコを利用していますが、契約書類作成、契約元と先での契約締結、契約完了という流れとなっており、契約締結では必ずといっていいほどハンコが必要になります。

しかし、お互いの企業の距離が遠い場合は、契約に要する時間も数日掛かってしまい、現代においては古さを感じるものです。

外出自粛ではハンコを押すためだけに出社していた

企業間の契約以外でも、業務上ではハンコによる押印が必要となる場合が多々存在します。

上長が不在で書類に押印されない、自分のハンコが見当たらず書類が完成しない、などの問題は以前から起こっており、非常に効率が悪いものでした。

先日の新型コロナウイルスによる外出自粛においても、ハンコを押すためだけに会社に出社している事例も見られました。

外部リンク

アドビシステムズ
https://www.adobe.com/

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