フードデリバリーサービスが拡大、2020年2月から/デジタルコンテンツ視聴率を調査
ニールセン デジタル株式会社が、「ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)」と、スマートフォン視聴率情報「ニールセン モバイル ネットビュー(Nielsen Mobile NetView) 」のデータを基に、食事関連サービスの利用状況に関する分析結果を、6月29日に発表しました。
COVID-19の影響によって食事関連サービス市場では、自宅で飲食店の食事が楽しめるフードデリバリーサービス利用が継続的に増加しています。
2020年1月から2021年4月までのデジタルコンテンツ視聴率を、PCとモバイルの重複を除いた数値として、食事関連サービス全体に占めるサービス別の総利用回数シェアを見ると、2020年2月ごろからフードデリバリーサービスのシェアが増加していることも分かりました。
女性の利用率が男性を上回る
また、女性のほうが料理を作る頻度が男性比で多く、食事関連サービスに対する感度も高くなっています。特に一人暮らしの割合が高い若年層の女性は、時間がなく全ての食事を自分で作ることが難しいなどといった理由から、同サービス利用が多くなっていると考えられています。
『フードデリバリーサービス 性年代別リーチ 2021年4月』のデータで見ると、「18歳から34歳」、「35歳から49歳」、「50歳以上」といった全ての年代で、女性のほうが同サービス利用率が高くなっています。
また、「18歳から34歳」における女性の同サービスの利用率が1番高く、男性が12%に対して女性が16%という結果も得られました。
平均利用者数では「休日>平日」平日でも休日の8割程度の人が利用
『フードデリバリーサービス 時間帯別平均利用者数(万人)2021年4月』を見ると、休日のほうが平日よりも同サービスを多くの人が利用しているほか、平日でも休日の8割程度の人が利用していることも分かりました。
時間帯でデータを見ると、平日・休日ともに夕食の時間帯に同サービスを利用している人が多くなっていることが分かります。夕食は手間をかけた料理を準備する人が多く、同サービスで料理を補ったり、代替したりするため、夕食の時間帯がピークになっていると考えられています。
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