口コミラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、餃子チェーン4ブランド(餃子の王将/肉汁餃子のダンダダン/ぎょうざの満洲/紅虎餃子房)に寄せられた口コミを調査しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコム の新機能である外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率と言語内訳」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
本調査の見どころ
- 1店舗あたりの口コミ数が多いのは「餃子の王将」、平均評価が高いのは「肉汁餃子のダンダダン」
- 平均評価がもっとも高い「肉汁餃子のダンダダン」では、★5の割合が58.4%
- もっとも外国語口コミ比率が高いブランドは「肉汁餃子のダンダダン」
- 「餃子の王将」では外国語評価と日本語評価の差がもっとも大きい
調査対象
本調査は、餃子チェーン4ブランドに寄せられた口コミ4万4,698件を対象に行いました。
- 餃子の王将(株式会社王将フードサービス):725店舗
- 肉汁餃子のダンダダン(株式会社ダンダダン):141店舗
- ぎょうざの満洲(株式会社ぎょうざの満洲):104店舗
- 紅虎餃子房(際コーポレーション株式会社):71店舗
(※調査対象の店舗はランダムに選出)
調査結果
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。
1店舗あたりの口コミ数が多いのは「餃子の王将」、平均評価が高いのは「肉汁餃子のダンダダン」
こちらの散布図では、調査対象4ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。1店舗あたりの口コミ数がもっとも多いブランドは「餃子の王将」で48.7件、平均評価(★の数)がもっとも高いブランドは「肉汁餃子のダンダダン」で★4.23でした。
平均評価がもっとも高い「肉汁餃子のダンダダン」では★5の割合が58.4%
こちらのグラフでは、調査対象4ブランドの「評価(★の数)の内訳」を算出しています。4ブランドの中で平均評価がもっとも高い「肉汁餃子のダンダダン」では、★5の割合が58.4%と他3ブランドに大きく差をつけています。
「肉汁餃子のダンダダン」の口コミに多く寄せられたキーワードでランキングを作成
こちらの表では、「肉汁餃子のダンダダン」の口コミにおける、キーワードの「使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合(ポジティブ率)」を算出し、「使用回数」「ポジティブ率」「ネガティブ率」ごとにランキング形式で分析しています。
< 使用回数が多いキーワード「餃子」 はこんな文脈で使用されています >
- 餃子が食べやすい温度で、火傷することなく肉汁を楽しめる
- 肉汁餃子と生ビールとのコンビネーションが最高
< ポジティブ率が高いキーワード「雰囲気」 はこんな文脈で使用されています >
- 店員の接客が素晴らしく、店内の雰囲気が良い
- アットホームな雰囲気の中で美味しい餃子を楽しむことができる
< ネガティブ率が高いキーワード「残念」 はこんな文脈で使用されています >
- テーブルの間隔が狭いのが残念
- 注文してから提供までの時間が長く残念だった
「ぎょうざの満洲」ではキーワード「テイクアウト」のポジティブ率が高い結果に
こちらの表では、調査対象4ブランドにおける、「オペレーション」「施設・設備」に関連するキーワードに焦点を当て、各キーワードの「1店舗あたりの使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合」の違いを調査しています。
< キーワード:テイクアウト >
「ぎょうざの満洲」ではキーワード「テイクアウト」のポジティブ率が他3ブランドに比べて高い結果となりました。実際の口コミでは、ネット予約やスマホ注文によるスムーズな受け取りを高く評価する声が多く見られました。
< キーワード:テーブル >
キーワード「テーブル」のポジティブ率は4ブランド共通で低くなっています。特に「清掃が行き届いていない」「片付けが遅い」「案内オペレーションに不備がある」といったネガティブな言及が多く見られました。
レポートでは他にも、キーワード「料理」「接客」「料金」について分析しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2024年7月1日〜2025年5月31日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:4万4,698件
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