GoogleマップやGoogleビジネスプロフィール（旧Googleマイビジネス）など、ローカルSEOに関連するサービスは常にアップデートが続けられています。
そこで編集部では、最新のデータやノウハウをいち早く取り上げるべく、毎週「ローカルSEOニュースまとめ」を配信しています。
今回は「ローカルSEOニュースまとめ」第58回目として、2022年2月4日から2月10日の関連トピックをお伝えします。
Googleホテル新機能
宿泊系施設の「属性」に説明を追加
宿泊系施設のGoogleビジネスプロフィール編集画面で、「属性」に詳細な説明が追加されました。
例えば「駐車場」にカーソルを合わせると意味が自動表示されるため、管理者は選択の判断がつきやすくなっています。
この新機能で、ユーザーに正しい情報を伝えやすくなり、管理者とユーザーの双方にとって利便性が高まったといえます。
＜参照＞
Twitter：今井ひろこ氏の投稿
一部の宿泊施設で「直接管理画面」利用可能に、料金と空室情報を追加できるように
宿泊施設でも、料金と空室情報をGoogle 検索の検索結果から直接管理する「直接管理画面」が利用できるようになりました。※直接管理画面はGoogleの正式名称ではありません
料金と空室情報を追加できるようになります。
ただし、現在この機能を利用できるのは一部のホテル運営会社のみとなっています。また、Googleホテル広告との兼ね合いもあり、大人数での宿泊や連泊を促す機能、プロモーションなどが制限されています。
使用できる機能使用できない機能
- 1泊あたりのシングルルームの宿泊料金。
- 2人部屋の客室料金。
- すべての料金に必ず適用される税金と手数料の詳細を入力する機能。
- ユーザーをホテルの予約用ウェブサイトに誘導。
- さまざまな客室タイプの複数の料金
- 最小宿泊日数の制限
- 連泊に対する割引やプロモーション
＜参照＞
Hotel Centerヘルプ：Google ビジネス プロフィールに料金と空室情報を追加する
ーーAbout hotel free booking links
Googleビジネスプロフィール最新情報
次に、Googleビジネスプロフィールに関する最新情報をお伝えします。
「メッセージボタン」についてGoogleから通知／直接質問やコメントが送信可能（※2024年7月31日以降、メッセージ機能は利用不可）
Googleビジネスプロフィールにユーザーが「メッセージ」を直接送信できるボタンについて、Googleからメール通知がありました。以前から実装されていた機能です。
ユーザーから寄せられた質問やメッセージに対し、管理者はGoogleマップやGoogleの検索画面からのビジネスプロフィールにて返信可能です。なおメッセージ機能の活用には、ユーザーからの返信に素早く回答することが推奨されています。
投稿機能の審査が厳格化か
ガイドライン違反でも審査に通っていた投稿が、現在は通りにくくなっているとユーザーからの相談がコミュニティに寄せられており、Googleビジネスプロフィールへの投稿内容に関する審査が厳格化しているのでは、という声がエキスパート数名より挙がっています。
掲載された過去の投稿も、肌色の表示面積が多い写真などは今後は非表示となる恐れもあることから、ユーザーは事前にガイドラインをしっかりと確認する必要があります。
＜参照＞
Twitter：長谷川氏の投稿
ーー今井ひろこ氏の投稿
インサイト情報が欠損する不具合
2月7日から9日にかけ、インサイトデータが欠損する不具合がありました。こういった不具合はよく発生することで、しばらく待てば正常値が表示される見込みとのことです。
今週のGoogleビジネスプロフィールヘルプコミュニティ、注目のQ＆A3選
ここでは、2月4日から2月10日の間にGoogle マイビジネスのヘルプ コミュニティに投稿された質問の中で、注目したい質問と回答の内容を抜粋して解説します。1. ワクチン接種提供に関する誤情報を修正したい
質問- Googleマップの検索結果に「COVID-19ワクチン接種の提供あり」と表示されていますが、実態と異なるので修正したいです。
回答
- 修正したい場合はサポートへの問い合わせをおすすめします。
- なお、ワクチン接種に関するユーザーへのアンケートが実施されており、ここで「この医院で接種を提供している」との回答があれば、その結果が採用されてしまうケースがあります。
- このほかにも、自治体や防衛相の公式サイトを参照することがあるので、自身の医院名がサイトに記載されていないか確認しましょう。
＜参照＞
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ：ワクチン接種に関する誤情報を修正したい
2. 顧客の過失にもかかわらず、低評価口コミが書き込まれた場合の対応
質問
- 顧客の過失によるクレーム内容を口コミに低評価で書かれてしまいました。どう対応すればいいか教えてください。
回答
- ヘルプにある「Google でクチコミを読んで返信する方法」を参考に、投稿者ではなく第三者も口コミを読んでいることを意識して、冷静かつ誠実に返信しましょう。
- さらに、投稿機能を利用して写真付きの内容を表示させ、第三者に適切な対応を常に取っていることを示しましょう。
- 今後は同じクレームが書き込まれないように、繰り返し正しい情報を発信し続けるのも効果的です。
＜参照＞
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ：お客様の見落としによる間違ったクチコミ
3. 口コミの返信が消えてしまう
質問
- ある時を境にオーナー返信した口コミが消えてしまうようになりました。再度返信しても、消されてしまいます。なぜ消えてしまうのか教えてください。
回答
- 表示画面だけでなく管理画面からも消えてしまう場合は、ガイドライン違反となっている可能性があります。返信内容を見直し、何らかの不適切な表現がないか確認しましょう。
- 心当たりがない場合は、「お問い合わせ」からGoogleに質問して回答を待ってみるとよいでしょう。
＜参照＞
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ：口コミの返信が消えてしまう
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
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→「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
