Googleマイビジネスのビジネス名、チェーン店は?「〇〇 渋谷店」がNGな理由

口コミアカデミー 0円すべて無料 口コミサイトの運営やノウハウが学べる、店長限定の無料のオンラインスクール

Google マイビジネスで設定するビジネス名店舗の名前)に、「〇〇 渋谷店」のような「拠点名+店」の表記を含んでいたことが原因で、Google マイビジネスのアカウントが停止される事例が確認されました。

これについてGoogleからは、チェーン店であっても、看板に「拠点名+店」の表記がなければ、ビジネス名に設定してはいけないという回答がありました。ビジネス名の表記に対する審査が、以前よりも厳しくなっているようです。

関連記事
公式に聞いた!店名が原因で「アカウント停止」される意外なケースとは
Googleのガイドラインに違反している競合店を見つけたら…自分で修正・報告する方法

Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!

\30秒でダウンロード完了/

無料マニュアルをダウンロードする>>

「〇〇 渋谷店」の名称がNGに…なぜ?

これは、株式会社mov(口コミラボ運営会社)がGoogle マイビジネス運用にかかわる中で確認した事例です。

あるチェーン店で「〇〇 渋谷店」「〇〇 新宿店」など「拠点名+店」の表記を含んでいたことが原因で、Google マイビジネスのアカウントが停止されました。

これについてGoogleに問い合わせたところ、以下のように回答がありました。

  1. ビジネス名は、来店客が実際の拠点に訪れた際に目にする看板表記と完全に一致した状態にする必要がある
  2. 例外として、看板表記に拠点名が記載されている、もしくは非店舗型の場合Webサイトや事務用品に拠点名が記載されている場合は、拠点ごとに異なる名称を使用できる
    ※受け答えに使用する名称は確認の対象とならない

Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドラインの「チェーンとブランド」の項目では、チェーン展開している店舗の名称はすべて統一することが前提となってはいるものの、「実際の店舗、ウェブサイト、事務用品で一貫して別の名称を使用している場合は、その名称を使用できる」と規定されています。

ただし、使用している別の名称が看板に表記されていることも必須となっているようで、条件に沿わないビジネスを停止する動きが進んでいます。

看板にも細かな規定が

また、看板のなかでも、以下のように移動可能なものは対象外です。

  • 可動式の三角パネル(スタンド型の看板のようなもの)
  • ラミネート
  • ポスター
  • テプラ
  • 紐での吊り下げ式

たとえば「拠点名をビジネス名に含めたいので、拠点名が書かれたポスターを看板の横に貼った」といった対処は無効となります。

チェーン店では、ビジネス名をどのように設定すればいいのか

では、チェーン店において「〇〇 渋谷店」のような通称での登録が禁止なのだとすれば、どのように登録すればいいのでしょうか。

編集部の問い合わせに対するGoogleからの回答では、米国における2パターンの登録事例について言及がありました。

1. 看板に拠点名があればその名称で登録できる

米・メルセデスベンツは「Mercedes-Benz of San Francisco」のように拠点名を明記しているため、その名称で登録しています。

Googleマップ 地名 登録できない
▲米・メルセデスベンツは「Mercedes-Benz of San Francisco」のように拠点名を含んだ名称で登録している:編集部スクリーンショット

Googleマップ 地名 登録できない
▲Mercedes-Benzの看板。「San Francisco」と地名が入っている:編集部スクリーンショット

2. 看板に拠点名を含んでいないため、ビジネス名に拠点名を含めることができない場合

一方、米・マクドナルドは全て名称を「McDonald's」に統一しています。

Googleマップ 地名 登録できない
▲米・マクドナルドは全て名称を統一:編集部スクリーンショット
チェーン店 googleマイビジネス
▲McDonald'sの看板。地名の表記がない:編集部スクリーンショット

米・マクドナルドのように名称が統一されていると、その店舗がどこにあるのかがわかりづらく、ユーザビリティが下がってしまうという問題点があります。

しかし、拠点名を明記するために看板を建て替えるというのは現実的ではないでしょう。

看板に拠点名の表記を追加するのが難しい場合、現時点では1の「同じ名称で登録する」方法を選択するほかありません。


口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】


MEOに関わるサービス「Googleマップ」「Googleビジネスプロフィール」や、各種地図アプリ・口コミサイトは日々更新を続けており、その全容を把握するのは難しくなっています。

そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。

本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。

※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。
「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】

口コミアカデミー 0円すべて無料 口コミサイトの運営やノウハウが学べる、店長限定の無料のオンラインスクール

関連するオススメ記事

この記事の筆者

口コミラボ編集部

口コミラボ編集部

口コミラボ編集部ではMEO対策、ローカルSEO対策、販売促進店舗の口コミデータをもとにしたコンテンツなどを配信しています。