現在、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、密を避けるため、様々な場所で混雑緩和への施策が求められています。混雑緩和はこれまでも、飲食店などの店舗ビジネスでの課題でした。
また、美容室や習い事教室でも、予約をスムーズに受け付け、予約不可能な場合の代替日程(時間)を提示することで、顧客の来店機会の損失を防ぐことが重要になってきます。
この記事では、店舗や教室で導入できる予約システムについてまとめます。
予約システム
まずは店舗ビジネスやイベントで利用できるシステムについて5つを紹介します。
1. STORES予約
予約システム STORES 予約 |10万社導入!無料で始められる
ヘイ株式会社が運営するSTORESは、180を超える業種に対応している予約システムです。
フィットネスや習い事教室、病院、美容院をはじめ、コロナ禍で需要が高まっているオンラインレッスンやウェビナーの予約も行えます。
導入費用はかからないため、まずは予約システムを使ってみたい事業者も試しに使ってみることができます。
フリープランが設定されていますが、さらに便利な機能を使うには、月額料金を支払う必要のあるプランが3つ設定されています。
導入実績としては、業界大手・公共機関・上場企業から中小企業、個人まで、規模を問わず、10万以上のサービスがSTORESを利用しています。
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2. RESERVA(レゼルバ)
予約システム RESERVA(レゼルバ) | 無料で予約管理
株式会社コントロールテクノロジーが運営するRESERVAは、歯科医院や眼科、ヨガ教室などのスクールのほか、イベントや宿泊施設など、幅広い業種の予約に対応しています。
初期導入費用はかからず、誰でも気軽に予約システムを導入できます。プランとしては、無料プランに加え、月間予約件数や登録顧客件数に応じて4つの有料プランが設定されています。
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3. リザエン
株式会社インタークエストが開発したリザエンは、200以上の業種の予約に対応しており、業種を問わず予約システムを利用できます。
プランとしては、すぐに利用を開始できる「ビジネスプラン」、業者の課題ごとにカスタマイズ設定が可能な「エンタープライズプラン」の有料プラン2種類があります。なお、無料プランの設定はありません。
特徴は、アプリケーションの脆弱性対策、サーバーの24時間365日監視・運用体制、プライバシーマークなど、安全性が高いことです。事業者・予約ユーザー両者が安心してシステムを活用できるようになっています。
公式サイトで紹介されている導入企業としては、三菱重工や三井不動産、アサヒビールなど、名だたる大企業が名を連ねています。
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4. SELECTTYPE
予約システムつきホームページ【SELECTTYPE】 無料で予約フォーム付き予約システム/イベント・セミナー管理システム/各種フォーム作成
株式会社セレクトタイプが運営するSELECTTYPEは、予約システムに加え、ホームページ作成やアンケート調査など、集客に役立つサービスを複数提供しています。予約システムで対応している業種は、エステサロンやネイルサロン、イベント、習い事教室、宿泊施設のほか、果物狩りや釣り船など、バラエティ豊かです。
プランとしては、期間無制限でお試し機能が使えるフリープランのほか、有料プランが3種類設定されています。
SELECTTYPE開発チームは公式Twitterを運営しており、新機能のヘルプページなどに関する情報発信を行っています。
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5. ChoiceRESERVE
予約システム&予約管理システム「ChoiceRESERVE」
ChoiceRESERVEは、株式会社リザーブリンクが運営する予約管理システムです。対応業種は、来店予約やスクール、会議室、セミナー、病院など多岐にわたります。
展開プランは、有料の「Lite」「Pro」のほか、企業の課題や規模感に合わせた提案が受けられる「Enterprise」の3種類があります。なお無料プランの設定はありません。
新型コロナウイルスワクチンの接種予約に対応したほか、「ウィズコロナ時代の予約管理」について事例まとめを発信するなど、コロナ禍に役立つサービスを展開しています。
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美容院向け予約・顧客管理システム/LIME
LiME株式会社の運営するLiMEは、美容師向けに、美容室のカルテ管理や予約管理に特化したサービスです。無料で使える機能としては、顧客管理、カルテ管理、予約管理があります。さらに、有料登録すると、ネット予約、LINE@連携などのサービスも使えるようになります。
導入しているサロンは複数あり、LiME公式サイトの「導入サロンの声」からは、美容師へのインタビュー形式による導入のメリットも確認できます。
飲食店向け予約システム/TORETAなど
飲食店に特化した予約システムは複数あります。それぞれのサービスは、席や顧客情報の管理、外部サービスとの連携に生かせるようになっています。
例えばトレタは、飲食店業界シェアNo.1の予約サイトです。さまざまなグルメサイト・ITサービスと連携しており、顧客の予約が自動で正確にトレタに入るため転記の手間や予約ミスが軽減できます。
またレストランボードは、利用店舗数No.1のPOSレジアプリ「Airレジ」と連携しており、レジ業務の簡略化も期待できます。
他にもテイクアウト・デリバリー受付・前売り応援プランを無償提供しているTableCheckや、着信と同時に顧客の予約履歴が表示され過去のログを確認しながら電話対応が可能になるリザーブキーパーなどのサービスがあります。
トレタ | 【シェアNo.1】お店の予約を、まるごとタブレット1台で。
レストラン・飲食店の予約台帳/予約管理システム【レストランボード】
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その他プラットフォームが提供する予約システム
以上の各社サービスだけでなく、SNSやマップアプリなどのネットサービスのプラットフォームでも、ビジネスへの予約を受け付ける機能を展開しています。
Instagram「席を予約する」
<参照>ヒトサラ、「Instagram」と飲食予約で連携|株式会社 USEN-NEXT HOLDINGSのプレスリリース
2021年4月より、Instagramからヒトサラ加盟店の予約を可能にするサービスが開始されました。ヒトサラに掲載している飲食店は、Instagramビジネスアカウントプロフィールの「席を予約する」ボタンから、直接予約を受け付けられます。
Instagramを参考に、飲食店を探していたユーザーに対し、スムーズに予約へ繋げられると期待できます。
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LINEで予約
「LINEで予約」は、店舗がLINE公式アカウントを通じて、ユーザーからの予約を受け付けられる機能です。
LINE公式アカウントのプロフィールから、オンラインでの即時予約やLINEのトークを通じた有⼈または⾃動応答での予約が可能です。また、ユーザーは予約以外にも、店舗情報を友だちにシェアできるほか、店舗からのリマインドメッセージの受信もできます。
ユーザーは、店舗を探す際に「LINEで予約」の公式アカウントを追加することで、希望する店舗のジャンルや現在地の位置情報をもとに、予約可能な飲食店を検索できます。ユーザーはLINEというアプリ1つで、予約に関する一連の流れを完結できます。
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Googleで予約
「Google で予約」とは、Google マイビジネスと、ぐるなびやRettyなどの予約プラットフォームとを連携した機能です。「Google で予約」を導入すると、Google マップ上の店舗情報に「席を予約」というボタンが表示されます。
ユーザーはこのボタンから日時やメニューを指定する画面へと進み、予約を確定できます。Google 検索やGoogle マップの検索結果画面から直接予約を入れることができ、再検索の間にユーザーが離脱することを防ぐことにもなります。
Google のサービス上で入力された予約情報は、事業者が事前に指定した予約プラットフォームへと送信され、予約プラットフォーム側で予約が確定されます。
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口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
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本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
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