サードパーティーとは?業界における「第三者」の存在意義と利用のメリット・デメリット

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市場で発売されている商品の中には大きく2つのパターンの商品があります。

1つは自社の製品のアタッチメントとして販売されているものや、他社が開発したサービスに利用するためのソフトウェアといった純正品です。もう1つは、他社の製品に対応するものとして提供されているアタッチメントやソフトウェアといった商品です。

このような商品は「サードパ―テー製品」と呼ばれています。本記事ではサードパーティーという言葉の意味を解説しながら、そのメリットやデメリット、さらには業界に与える影響について紹介します。

サードパーティーとは

他社の製品に対応する商品を提供するサードパーティですが、そもそもサードパーティーとはどのようなものを指す言葉なのかを具体的な企業やサービスを挙げて紹介します。

サードパーティー=「第三者」のこと

サードパーティーとは「第三者」を指し、一般的には一個人ではなく企業や団体を指して使われることがほとんどです。

また、日本でサードパーティという言葉が使われるのは主にIT分野です。IT分野では他社のパソコンに対応する周辺機器を提供している企業をサードパーティーと呼んでおり、メーカーでもなく消費者でもない第三者であるという意味でサードパーティーという言葉が使われています。

こういったサードパーティーが提供している製品をサードパーティー製品と呼ばれ、これに対して元々の製造会社が提供している製品は純正品と呼ばれます。

サードパーティーの具体例

具体的にサードパーティー企業にはどのようなものがあるかを紹介します。前述の通り、サードパーティー企業はITやパソコンといった分野の企業が多いです。

馴染みのあるものですと、Apple社が販売しているiPhoneで使用できる充電ケーブルやイヤホンといった周辺機器を提供している会社がイメージしやすいとでしょう。マイクロソフト社が販売しているオフィスに対して互換性のあるワープロや表計算ソフトを提供している会社もサードパーティーにあたります。

他にも、任天堂社が販売するNintendo Switchでプレイできるゲームソフトを提供している会社、EPSON社が販売するプリンターに対して互換性のあるインクを発売している会社なども当てはまります。

アプリケーション開発や物流業界にも存在するサードパーティー

IT分野以外にもサードパーティーという言葉は用いられます。日本人が利用するSNSの中で最も利用者が多いとされているTwitterTwitter,Inc.が提供する「Twitter」というアプリケーションが主流です。

しかしそれ以外にも、複数の企業がTwitterサービス利用が可能なアプリケーションを開発しています。

さらに物流業界でもサードパーティーという言葉が使われています。これは、3PL(サードパーティー・ロジスティクス)といって、企業の抱える業務の中で物流に関する業務を第三者に委託する業務形態を指します。

サードパーティーのメリット・デメリット

他社の製品に関する商品やソフトウェアを提供するサードパーティーですが、サードパーティ商品の使用についてメリットとデメリットが存在します。例を挙げながらメリットやデメリットについて解説します。

サードパーティーのメリット

最も大きなメリットとして挙げられるのは価格の安さです。開発費がかかっていないことや、機能としてフルスペックでないことも多いので、純正品に比べて安価に購入可能です。さらにサードパーティー製品は後発製品であるケースがほとんどなので、カラーや形状のバリエーションが豊富な製品が多い傾向です。

商品の機能やスペックよりも、価格や見た目にこだわりたいという方におすすめなのがサードパーティー製品です。

サードパーティーのデメリット

一方でサードパーティー製品仕様にはデメリットやリスクもあります。

まずデメリットとして挙げられるのが、互換性が十分でなかったり、故障時の補償の対象外となっているケースがあることです。

実際に、たとえばプリンターのインクに関しては「他社製品を使用しての故障は補償の範囲外です」という文言が書かれています。また、セキュリティー部分にも不安が残ります。

もちろんすべてのサービスにおいて個人情報の管理が行き届いていないわけではありません。しかし、実際に仲間内で写真を共有できる「Snapchat」というサービスでは悪意あるサードパーティーアプリの影響で、サイトネイの写真が流出したこともあります。アプリケーションをダウンロードする際は、信頼できる提供元かの確認が必須です。

サードバーティーの存在意義は?

メリットだけでなくデメリットもあるサードパーティーですが、その存在によって業界、消費者それぞれにプラス効果が生じています。それぞれの立場からのサードパーティーの存在意義を解説します。

(1)業界の停滞を防ぐ

業界としてはサードパーティーが停滞を防ぐ役割を担っています。一つの業界で一つの企業が市場を独占すると、価格が高騰したり、商品開発技術の停滞に陥る可能性があります。しかし、安価で互換性のあるサードパーティー製品が参入することにより、適正な価格競争がなされるようになります。

また技術面でも、それぞれの企業が競争しながら開発を進めていくことでイノベーションが加速します。適切な競争環境が業界を刺激することで業界の停滞を防ぐことが期待できます。

(2)消費者の選択肢の幅を広げる

消費者としては同じ機能の製品を求めていても、求めるスペックや価格はさまざまです。フルスペックや安全性を重視する消費者もいれば、信頼性は多少劣っても価格を重視する消費者もいます。

サードパーティー製品が市場に多く出回ることで、消費者のニーズや予算に応じた製品の選択が可能になります。つまり、サードパーティー製品が増えることで、消費者はスペックや価格など、より自身の理想の製品に近いものを購入できるようになります。

サードパーティーを正しく理解し、ニーズにあった選択を

サードパーティーとは他社商品と互換性のある商品サービスを提供する会社のことを指します。そのようなサードパーティー製品が参入することによって、業界の停滞を防ぎ、適切な競争環境を保つことが可能となりました。

また、消費者にとって価格が安く手に取りやすいというメリットがあるサードパーティー製品ですが、安全性や互換性に問題が生じるケースもあります。

サードパーティー製品のメリットやデメリット、リスクを正しく理解し、自身のニーズと照らし合わせることで求める商品により近い商品を購入できます。安易に価格やスペックで決めるのではなく、自身のニーズに合った選択を選ぶことが大切です。

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