統計データ調査とは?5つのデータサイトと活用のコツを解説

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統計データ調査とは、ある条件において集団の傾向や性質を表すための数的データをリサーチする市場調査の1つです。実際に店舗を構えて集客する飲食店小売業などは立地が重要なため、開業前の事前調査は欠かせません。

本記事では、統計データ調査の概要や統計データを入手できる無料サイトや、統計データ調査をより効果的に活用するポイントを解説します。 

統計データ調査とは?

統計データ調査とは、一定の条件(期間や場所)で定められた集団の傾向や性質を表すための数的データを調査することです。統計データの種類は、経済や生活、企業の生産性に関わるものなど多種多様です。



また、統計は政府機関や大手企業が発表していることが多いので、データは信頼性があります。提案資料の作成や、プレゼンテーションなどで根拠となるデータがほしいという方におすすめの調査方法です。

統計データが公開されている5つのサイト

統計データを収集できる代表的な5つのサイトを紹介します。

  1. 経済産業省

  2. 総務省統計局

  3. e-Stat

  4. 公益財団法人 日本生産性本部

  5. リクルート

それぞれのサイトの特徴や、得意ジャンルについても解説しています。

1.経済産業省

経済産業省の統計データは、経済全体の市場調査を行いたい方におすすめです。

経済産業省では経済や社会の動向を正確に把握するために、統計調査を実施しています。その調査結果に基づき、さまざまな統計を作成し経済産業省のホームページで公開されています。

「産業の構造を把握する基本的な統計」や「企業活動の全体像」など統計の種類は多岐にわたります。

政府が実施する調査なので非常に信頼性が高いため、根拠としての説得力があります。動画や漫画を活用して解説されているものもあるため、難しい数値に苦手意識がある人でも見やすい調査結果になっています。

2.総務省統計局

総務省が管理している統計局の統計データは次の多様なジャンルの統計が掲載されています。

  • 国勢調査

  • 人口統計

  • 家計調査

  • 消費動向指数

  • 労働力調査

  • 個人企業経済調査

  • サービス産業動向調査


テレビで公開されているデータも総務省の統計を使用していることが多いため、非常に信憑性があります。何から調べていいかよくわからないという場合は、一度サイトにアクセスしてすべてのジャンルを眺めてみても良いでしょう。

日本の人口や完全失業率、日本の企業数など馴染みやすいデータも多いので、日常的にデータの数値をチェックしておくとさまざまなシーンで活用できそうです。

3.e-Stat

e-Statは別名「政府統計の総合窓口」で、各府省が公表するデータをまとめ、さまざまな機能を搭載した政府統計のポータルサイトです。

日本全体のマクロデータが知りたいという人は、e-Statにアクセスしてみるのが良いでしょう。統計データが見れるだけでなく、必要なデータがあればグラフ形式で表示してくれるので、そのまま資料に落とし込めるという魅力があります。

ただしデータの更新頻度が低く、調査からデータ公開までもラグがあるため、直近のデータがほしいという場合は注意が必要です。

4.公益財団法人 日本生産性本部

公益財団法人日本生産性本部では、生産性に関する統計や企業分析レポートを公開しています。「人材育成」「経営課題」「スキル」ジャンルでの生産性に関する統計が豊富で、次の項目があります。

  • 経営戦略

  • 生産性向上
  • ヘルスケア

  • 働き方改革

  • コミュニケーション

  • マーケティング
  • 営業

  • 交渉力


提案資料の制作において、これらの生産性に関するデータが必要な方も多いのではないでしょうか。

データの検索がしやすいサイト設計になっているので、目的に合う統計が探しやすいのも特徴です。

5.リクルート

株式会社リクルートが運営するサイトで、消費者動向の統計が豊富です。リクルートは、人材・不動産・美容・飲食など幅広い業種サービスを展開しています。その中で集めた情報を、統計資料として無料で公開しています。

リクルートの統計は2022年分だけでも100件近く公開されており、更新頻度が高いことが特徴です(2022年7月現在)。データのセグメントも細かくなっているため、欲しい統計にたどり着ける可能性が高いのではないでしょうか。

統計データを効果的に活用する2つのコツ

統計データを効果的に活用する際は、次の2つのポイントを意識します。

  • 調査する項目を明確にする

  • 1次データを調査する前にリサーチしておく


どの調査方法にも「確実な方法」は存在しませんが、コツを知っておくだけで調査の効率が上がります。

調査する項目を明確にする

まずは、調査を行う目的を明確にします。



営業資料を作成したい、特定の誰かにプレゼンテーションをしたいなど、活用シーンを明確にします。

その上で、マーケティングの現状分析を行うと、いくつか気になるポイントが出てくるはずです。

その項目に対して「なぜこのような状態になっているのか」「この割合になっているのは、何の影響が強いのだろうか」など深堀りしていき、その理由を仮説として設定します。

ここまで完了したら、「仮説」を「根拠」にするために必要となるデータを統計データから収集します。リサーチに入る前に仮説を立てることで、狙いを定めて情報収集できるためリサーチ効率が上がります。


1次データを獲得する前にリサーチする

1次データとは、定量調査や定性調査のようにターゲットを狭く絞った調査の結果です。

具体的には、アンケート調査やインタビュー調査のことで、実施するのにコストがかかるものです。そのような1次データを調査する前に、2次データとして統計データ調査を行います。

統計データの収集は、基本的にネット上で完結するためコストを抑えられます。1次データ調査の内容も事前に意識しておくことで、適切なデータを獲得できます。

統計データ調査で説得力のある情報を見つけよう

統計データは信頼性のある根拠として、さまざまなシーンで活用できます。

本記事では、統計データを公開している5つのサイトを紹介しましたが、それぞれ特徴が異なります。効率良く調査を進めるためには、リサーチを行う前にマーケティング課題を抽出し仮設を立てることが大切です。

また飲食店や小売業の経営者は、開業後に後悔しないためにも、あらかじめエリア周辺のデータを収集しておくと良いでしょう。

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