競合が多い整体業界では、いかに効率的に集客できるかが重要なポイントです。
ただ、「どのような点に気をつけて集客すればいいのか」や「どんな方法があるのか」悩む事業者も多いでしょう。
ライバル院との差別化を図り、個人院でも安定した経営をする上で大切な、集客に効果的とされる戦略やアイディア、方法を解説します。
集客の前に意識すべきこと、考えること
整体院での集客の前に、最低限心がけたい集客の上でのポイントを3つ紹介します。
顧客が整体に来る目的を考える
整体院を訪れる主な理由は、体の不調となっている原因を知って問題を解決したい、症状を緩和させたいといったことが多いでしょう。
整体はあくまで自分の症状を改善するためのひとつの手段であり、鍼灸やマッサージ、病院でもなく、整体院を訪れることのメリットを示す必要があります。選ばれる整体院になるためには、整体をする以外にも、症状が良くなることがイメージできるようなPRをするとよいでしょう。
「地域×整体」で上位表示されるようにするためには
ライバル院と比べて特化している点をPRし、その地域でもっとも選ばれる整体院になることを目指します。そのためには、自院の地域のライバル院について競合調査をすることが大切です。ライバル院の基本情報や自院との違いをリサーチすることで、その地域のニーズを知ることにもつながります。
症状と地名をかけ合わせネット検索した際に上位に表示される整体院がない場合は、どのようなどのようなニーズがあるのかなどを調査すると良いでしょう。
価格帯
ライバル院の価格帯を把握し同じ価格でも付加価値をつけることで、お得感を出すことも可能です。
同じ価格で施術時間を少し長くしたり、オプションをつけたりすることで、ライバル院との差別化を図ることができます。
診療時間
地域の特性を加味し、診療時間をずらすことも1つの手段です。働く人が多い地域は、仕事後に来院できるよう遅くまで営業したり、お年寄りが多い地域は朝早く営業開始したりといった工夫ができます。
立地条件
立地条件は、広い駐車場や近くにランドマークがあるなど、通いやすさ・見つけやすさをPRするのも効果的です。
Google マイビジネスに登録
整体院などは「地域名×整体院」などで検索されたり、地図アプリで「整体院」と検索されることが多くあります。
その検索結果に表示されるために、Google マイビジネスに登録すると良いでしょう。
そこで自社の雰囲気がわかるような写真を投稿したり、料金や施術内容について記載すると良いでしょう。
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自社サイトを作り情報を公開する
競合の多い整体業界では、ユーザーが求めている情報を発信する独自メディアを持つことも重要です。特に自社サイトは、自院の魅力を伝える最適なプラットホームになります。
ユーザーの悩みや不安が自社サイト上で解決できれば、必要以上の広告を出さなくても自然とサイトのファンが増えていき、ゆくゆくは施術を受けるきっかけとして集客につながるでしょう。そのためには信憑性のある専門情報をわかりやすく、積極的に発信し継続する必要があります。
ユーザーが求める情報の例として、整体と鍼灸の違いや整体に通い続ける必要性・メリットなどを掲載することで読み物としても役に立ち、集客にさらなる効果が見込まれるでしょう。
間違った方向性の集客
整体院の集客では、整体に来る目的、競合調査で競合他社よりも検索結果上位に表示されるようになる、自社サイトを作成し情報を発信するといった方法が効果的と紹介しました。一方で、間違った方向性の集客をしないよう注意が必要です。
ついやってしまいがちな避けるべき集客方法について、3つ解説します。
整体法での種類で差別化
「〜整体法」などといった自院ならではの整体法をはじめ、整体法の種類での差別化は、一過性のものになりやすいため避けるべきでしょう。
ユーザーが整体院を探すときに重要視するのは、症状が改善できるかどうかです。そのため、症状がどのように改善するかをアピールすることで、より多くの顧客に興味を持ってもらえるでしょう。
もしネーミングなどで差別化をしたい場合は、どのような方法でどのような症状の改善につながるのかを示すと、集客の可能性は高まるでしょう。
新規顧客の集客に専念しすぎる
新規顧客の集客に集中し過ぎて、リピーターが増えない状況は健全な経営とは言えません。新規顧客の集客はリピーターに比べ、労力とコストがかかります。
そのため経営を安定させるためには、リピーターを増やすことが大切です。来店後のフォローアップや継続利用する方がお得なサービスの提供が効果的です。
CS(顧客満足度)とは?意味・測り方・数値向上に必要なこと
そこで今回は、今回は全国で複数店舗を運営しているカスタマーズディライト様にご登壇いただき、売り上げの「好調店」と「不調店」から見えた新規顧客とリピート顧客獲得のヒントを深掘ります。「実際のデータ」を元にしながらここだけしか聞けないお話が盛りだくさんとなっておりますので、ぜひ集客に悩まれている方はご参加ください!
技術に頼る
技術が良いことが、必ずしも集客促進につながるわけではありません。整体院で技術が良いのは当たり前であり、大切なのは技術そのものではなくその見せ方です。
整体院ならではの魅力や価値こそが、顧客を惹きつけます。
ある一定の技術力を超えている場合、集客に大事なのは技術力を磨くことではなく、その技術をいかに魅力的かつ、うまく顧客へ伝えるかです。自社サイトやSNSなどの独自メディアで、施術の様子の写真を載せるなど、ユーザーに伝わりやすいよう工夫することもできます。
集客のための3つの方法
整体院で実践したい集客アイデアを3つ紹介します。自院の魅力を発信し集客につなげる上で、すべて重要な集客方法です。
広告を出す
整体院が出す広告には、主に3種類あります。
1つ目はチラシやフリーペーパー、ニュースレターによる集客です。その地域で整体院の存在を知ってもらい、認知拡大を図ることができます。ただし他の手段に比べると集客率は必ずしも高いとは言えず、一定のエリアで長期的にアプローチする必要があります。
2つ目は既存顧客に広告を送ることです。既存顧客を通した集客は、リピート獲得や口コミによる紹介が発生する可能性があります。
3つ目はリスティング広告です。Google広告の検索ネットワークを主軸に、ホームページへのアクセス数を増やす方法が挙げられます。
リスティング広告枠に、整体院を探している人向けに自社サイトへ誘導する広告を設置することが可能です。
ただし、リスティング広告は入札制となっており、競合が多い場合は広告費が高額になる可能性があるため、集客予算との兼ね合いを考える必要があります。
看板にこだわる
店の前や道などに立てた看板で集客を試みるといった、定番ともいえる方法です。通りすがりの人に対し、店の知名度を上げることができるため、飛び込みユーザーの獲得につながります。
お店の雰囲気が分かるようなデザインを心がけ、ブラックボードの看板では毎日メッセージを変えるなどといった工夫も良いでしょう。
看板にチラシ設置スペースを設け、店内に入らなくてもチラシを取れるようにするのも、後日の来院につながるでしょう。
予約サイトや口コミサイトを活用する
予約サイトや口コミサイトに登録し、自社サイト以外からも集客を図ることができます。例えば国内最大級オールジャンル口コミサイト「エキテン」は、200万件以上の口コミが投稿されており、ユーザーは口コミを参考に店探しをしています。
良い口コミが増えれば、来店したいと思うユーザーも増え集客につながる可能性があります。
「エキテン」は、完全無料で気軽に利用開始できる点が大きなメリットです。
住所やアクセス、診療時間などの基本情報をはじめ、自院の魅力や特徴がしっかりアピールできる紹介文、診療内容やお店の雰囲気が伝わる写真も掲載できます。さらに口コミへの返信もできるため、顧客とのコミュニケーションツールとしても活用可能です。
地域を意識した集客で
整体院の集客では、顧客が解決したい体の不調を自院ではどんな形で解決できるのかわかるように情報発信することや、「地域名×整体」「地域名×◯◯」などの検索結果で上位表示されることが重要です。
そのためには、Google マイビジネスに登録し地図検索場で表示されるようにする必要があります。また競合調査をしっかりと行い、競合する整体院にはない付加価値をつけるなどの工夫をし、差別化をはかると良いでしょう。
しかし、整体法の種類での差別化や集客に専念しすぎること、技術に頼ることに注力しすぎないよう気をつける必要があります。
具体的な集客方法については、広告の出稿やフリーペーパーの作成をはじめ、看板で飛び込む顧客の取り込みや予約サイト・口コミサイトの活用も効果が期待されます。
顧客が「自分の症状を緩和させたい」という思いを持っていることに意識を向け、ユーザー目線の集客を心がけることが重要です。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
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