店舗集客に欠かせない地図サービス。なかでも「Googleマップ」の利用率は9割を超えており、対抗馬として利用率4割超えの「Appleマップ」が続いている状況です。
長い時間をかけて地図データを収集・整備してきた2社に対し、新たなライバルとなりうる事業「Overture Maps Foundation」が出現しました。
Overture Mapsは、マップ サービスを構築したり、地理空間データを使用したりする開発者を対象としたサービスです。エンドユーザーを主な対象とするGoogleマップやAppleマップとは性質が異なりますが、ビッグテックがそろって参画していることで注目を集めています。
本記事では、Overture Mapsの特徴について解説します。
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Overture Mapsとは
2023年7月、「Overture Maps」が初公開されました。
公開から遡ること7か月。2022年12月、オープンソースに関わる技術の進化を目指す非営利団体「Linux Foundation」は、世界規模で知名度の高い以下4社の企業を集めて「Overture Maps Foundation(以下OMF)」を設立しました。
- Amazon
- Meta
- Microsoft
- TomTom(※マップアプリの位置情報データを提供するグローバル企業)
OMFは信頼性、利便性、相互運用機能のパフォーマンスが高い「オープンデータマップ」の構築を目指している団体です。オープンデータマップとは、一般向けに公開されているマップのことで、許可されたルールの範囲内であれば自由に複製、加工、頒布できます。
Overture Mapsは、OMFが開発した“次世代”のオープンデータマップです。Overture Mapsの特徴を詳しく見ていきましょう。
Overture Mapsの特徴
次世代のオープンデータマップとして期待が集まるOverture Maps。特筆すべき特徴は以下の3つです。
- 建物が3Dで反映される
- さまざまな機能を搭載している(今後も増える予定)
- 無料で商業に利用できる
まずOverture Mapsは、3D機能(USGS 3D Elevation Program)を採用しているのが大きな特徴。マップ上の一部エリアの建物が立体的に表示されるため、建物の高さをマップ上で比較できます。

さらに、近い将来マップデータを構造化して、クレジットカードの使用可否や営業時間などの情報を一元化する「GERS(Global Entity Reference System)」を追加すると発表。世界最高の地図サービスを目指して機能を拡大し続けています。
Overture MapsはOMFの公式サイトにて無料でダウンロードできるだけでなく、商用目的でも利用可能だということです。
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