店舗集客にも役立つメルマガの「勝ちパターン」とは?配信頻度は週◯回を目指すべし(WACUL・ラクス調べ)

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マーケティングDXプラットフォームを提供しているWACULでは、メールマーケティングサービスを提供しているラクスと共同でメールマーケティングに関する調査を実施し、8月10日に結果レポートを公表しました。

<参照>
WACUL TECHNOLOGY & MARKETING LAB:「メール送りすぎ?」という遠慮は不要。メールマーケティングの実態調査

本記事では、この調査をもとに理想的なメルマガの配信形態について解説します。

理想的なメルマガの配信頻度は「週2〜3回」

調査では、25,639回分のメール配信データと176名のメール配信担当者へのアンケートを分析しました。

以下の表は、週の配信回数ごとに開封率(開封数/配信数)、クリック率(クリック数/配信数)、反応率(クリック数/開封数)、配信解除率(配信解除数/配信数)を比べた結果です。

配信頻度別の各指標の中央値
▲配信頻度別の各指標の中央値:WACUL TECHNOLOGY & MARKETING LABより

調査からは、週1回以下のメルマガ配信では配信解除率が増加し、週4回以上のメルマガ配信では開封率やクリック率が減少する傾向にあることがわかりました。

図表の青色は、各指標で全体の中央値よりも悪いものを意味しています。週2〜3回の配信頻度と全体のそれぞれの中央値を比較すると、開封率、クリック率、配信解除率は週2〜3回のケースが全体よりも良好であり、反応率は中央値より0.08ポイント低い結果です。

どの指標でも中央値から大きく劣らないことを目指せる、理想的なメルマガの配信頻度は週2〜3回であるといえます。

テキストは500文字以下、画像の効果は薄い

一般的には、内容の濃いメルマガであるほど読者の興味を惹き、売上げの向上や配信解除率の減少に寄与すると思われがちです。

しかし、テキスト量ごとの反応率を調査したところ、最も反応率の高いテキスト量は500文字以下であることがわかりました。

また、画像がある場合とない場合の反応率を調査したところ、両者の反応率はほぼ変わらないことがわかりました。

テキスト量・画像の有無別の反応率の中央値
▲テキスト量・画像の有無別の反応率の中央値:WACUL TECHNOLOGY & MARKETING LABより

この結果からは、メルマガ一件ごとの内容を充実させることに時間をかけるより、テキストのテンプレート化などで素早く作成できるメルマガを週2〜3回のペースで配信する方が効果が見込めるといえます。

目立つ件名・CTA・差出人名がカギ

「実際に効果が上がった改善内容を教えてください」というアンケート調査では、「件名をブラッシュアップした」「CTAファーストビューに入れた」「差出人名を変えた」などの項目が上位を占めました。

CTA…クリックにより、申込みなどの読者の行動を喚起する文章や画像を意味する。Call to Actionの頭文字。

実際に効果が上がった改善内容
▲実際に効果が上がった改善内容:WACUL TECHNOLOGY & MARKETING LABより


受信メール一覧の中で自社のメルマガを目立たせるには、差出人名と件名がカギとなります。

差出人名を企業名ではなくサービス名にしたり、営業担当の名前にするなど馴染みのある名前にすることで、読者自身が配信を許可した差出人であると気づいてもらえます。

また、「新着記事」などの単純な件名ではなく本文の見どころを件名に表記するなど、読者の興味を惹く件名をつけることは重要な要素となります。

CTAも重要な要素のひとつです。メルマガを開封して最初に目に入る部分にCTAを配置することでコンバージョンの向上が期待できるほか、読者にとっても気軽にアクションを起こせるようになります。

これらの観点に加えて配信リストを分類し読者の需要に応じた内容のメルマガを配信することも、メルマガの解約を防ぎ、顧客の関心を保ったり反応を引き出したりすることに有効であることが今回の調査結果で示されています。

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    口コミラボ編集部

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