「MKタク配」とは、タクシー事業を営むMKタクシーが提供する飲食物のデリバリーサービスです。
タクシーで料理の配達を行う点が特徴のサービスで、国内で類似するサービスとしては、東京エムケイ株式会社が提供する「MKのタク配」が挙げられます。
2021年現在、MKタク配は京都と札幌でサービスを展開しています。
本記事では、MKタク配の概要や、MKタク配にかかる費用・店舗情報の掲載先、MKタク配の導入手順を紹介します。
MKタク配とは?概要と対象エリアを紹介
MKタク配は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、テイクアウト・デリバリーの需要に対応するために提供開始された宅配サービスです。
この項目では、MKタク配の概要と対象エリアを紹介します。MKタクシーのデリバリーサービス
MKタク配は、タクシー事業を営むMKタクシーが運営するデリバリーサービスです。
自転車やバイクを使ったデリバリーサービスと異なり、タクシーを使って配達を行う点が特徴です。
2020年4月より、新型コロナウイルスの感染拡大にともなうデリバリーやテイクアウトの需要増加を受けてサービス提供が開始されました。
サービス提供の流れとしては、電話またはオンラインで商品注文を受け、預かった料理をタクシーで顧客の場所まで配達する仕組みです。
注文窓口は様々・支払い方法は現金不可・ドライバー非接触のサービス
MKタク配の注文方法には、「電話注文」と「オンライン注文」の2種類がありますが、どの注文方法を提供するかはサービスを導入する飲食店自身が選べる仕組みになっています。
電話注文の場合、注文を受けた後に店舗側がタクシーを呼ぶ必要がありますが、オンライン注文だとタクシーのピックアップも自動手配される仕組みなので、電話注文に比べると業務負担が削減されます。
また、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開始したMKタク配では、決済方法に事前決済かQRコード決済のみを受け付けており、現金は利用できません。
商品の積み込みは店舗の人員が、受け取り時は顧客自身が取り出すことを定めています。配送ごとに車両の消毒も行い、感染症の拡大防止に努めています。
対応エリアは京都と札幌のみ(大阪は未対応)
2021年6月現在、MKタク配のサービス提供対象エリアは京都と札幌のみで、大阪やそのほかの都道府県は未対応です。また、京都の配達地域は市内が中心で、北区、左京区、右京区などに属する一部地域は対象エリア外とされています。
札幌市内も2021年6月現在で対象エリアは中央区、白石区、豊平区のみで、エリア外に商品を届ける場合は通常のタクシーメーター運賃で配達する仕組みです。
MKタク配利用にかかる費用は?店舗情報の掲載先は?
この項目では、MKタク配利用にかかる費用や、店舗情報の掲載先を紹介します。初期導入費・月額利用料が0円、販売手数料8%
MKタク配では、初期導入費・月額利用料は全て無料です。ユーザーから注文を受けるためのシステムであるテイクイーツの手数料が発生すると公式サイトでは説明されていますが、この手数料の価格は明示されていません。
販売手数料が8%とあるため、成約ごとに手数料を支払う従量課金の仕組みが採用されている可能性があります。
MKタク配が用意するオプションを選択した場合は別途費用がかかります。オプションの詳細については公式サイトでは確認できません。
店舗の負担金額は販売手数料。550円〜の配送料は原則オーダーした顧客が負担
MKタク配では、配送料は原則顧客が負担します。京都では、緊急事態宣言中であった2021年6月20日まで、特別に110円の配送料でサービスを提供していました。
配送料は同一区内では550円ですが、出発地と到着地の組み合わせで料金が決まっています。
飲食店は、注文が発生した場合の「販売手数料8%」を負担します。またクレジットカードでの事前決済に対しては、別途定められた手数料である3.6%が発生します。
基本的には、販売手数料と宅配料金だけの負担で配達を行えますが、。
<参照>
MKタク配オンライン注文を始める | MKタク配|MKタクシーのデリバリーサービス
MKタク配「110円」期間延長と緊急事態宣言解除後の配送料変更のお知らせ|MKタクシー
MKタク配の専用サイトに商品情報を掲載できる
MKタク配のもう一つの特徴に、MKタク配の専用サイトに商品情報を掲載できるという点が挙げられます。
MKタク配独自のスマートフォンアプリなどは提供していないものの、MKタク配の公式サイトにアクセスすると、トップページからMKタク配が取り扱っている店舗の情報を調べることができます。
MKタク配を導入すると、店舗ごとに写真を設定した専用のページを作成してもらえます。注文を受けるためのサイトを準備する工数を削減できる点もメリットでしょう。
なお、MKタク配は「テイクイーツ」と呼ばれる決済サービスと連携しており、商品の選択〜決済はテイクイーツのシステムを介して行われる仕組みです。
MKタク配の導入手順
MKタク配を導入するには、インターネット上から申し込みフォームに記入し、アカウント発行を行ったのち、販売する商品の登録をして利用開始するという流れを辿ります。
この項目では、MKタク配の導入手順を紹介します。1. 問合せフォームから情報送信
MKタク配を店舗に導入するには、まずMKタク配公式サイトのサービス詳細ページの下部にある、問合せフォームにアクセスします。
問合せフォームでは、担当者の情報に加え、店舗名、住所、営業時間、営業許可証のデータ提出を求められるので、それらの書類をアップロードします。
問合せフォームから必要事項を入力のうえ提出すると、担当者から電話で連絡が来ます。
<参照>MKタク配オンライン注文を始める | MKタク配|MKタクシーのデリバリーサービス
2. アカウント発行・販売する商品の登録
問合せフォームに記入を済ませると、記入した情報などをもとに、注文システムに掲載するための店舗専用ページが作成されます。
店舗専用ページが作成された後は発行されたアカウントを使って、取り扱いのあるメニューをページに登録します。
なお、メニューの登録作業については、MKタク配から代行サービスが提供されています。
3. 利用開始
MKタク配には電話注文とオンライン注文で2種類の注文窓口があります。
オンライン注文では、デリバリーとテイクアウト、双方の注文を受けられます。
MKタク配を利用して飲食店の販路を広げよう
MKタク配は、タクシー会社のMKタクシーが展開しているデリバリーサービスです。2021年現在は京都や札幌といった、従来であればタクシーをつかった観光も多かったであろう都市を対象にサービスが展開されています。
配送料金は安くはないものの、食にこだわり、容器の中で料理がずれることなく配送してほしい料理店とユーザーにとっては重宝されるサービスになるかもしれません。
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<参考>
MKタク配:MKタクシーが大切にお客様のもとへお届け
東京エムケイ株式会社:全力飲食店応援キャンペーン
MKタクシー:「MKタク配」110円に値下げまん延防止等重点措置に伴い期間限定で