マチマチとは、ユーザーの居住エリアの住人と情報交換ができるSNSサービスです。
地域に根ざした情報を提供しており、いくつかの自治体とも連携しています。マチマチは、月間利用者数が200万人であり、多くのユーザーに利用されています。
この記事では、マチマチを活用した集客について解説します。
マチマチとは?情報交換ができるご近所SNS
マチマチは、地域のつながりを重視したSNSサービスです。ユーザーは無料で会員登録することができます。
マチマチを通じて、ユーザーは近所に住む他のユーザーと地域にまつわる様々な情報を交換できます。具体的には、保育園や幼稚園、病院などの情報がやりとりされています。
ユーザーは、地域のイベントや悩みごとについて質問したり、他のユーザーに対して情報を伝えたりできます。
たとえばおすすめの歯医者、公園、小児科、整骨院、動物病院や銭湯、イルミネーションのスポットやお花見に適した場所などについての口コミがおすすめポイントと一緒に投稿されています。
利用したい施設ではなく、利用したいエリアから評判をチェックできるのがマチマチの特徴です。
主に子育て世代が利用する日本最大級のSNS
マチマチのメインユーザーは、子育て世代の主婦です。また、引っ越してきたばかりなど地域に知り合いがおらず、情報収集が難しい独身のユーザーも利用している傾向にあります。
会員登録の際には携帯電話のショートメール(SMS)を用いた認証を行う必要があるなど、本人確認制度もしっかりしています。
マチマチは、自治体との連携も進んでいます。各地域に根ざしたコミュニティが形成されているほか、「災害情報共有コミュニティ」を開設するなど、地域の幅広い需要に対応しています。
PV数は月間300万であり、居住エリアでつながるSNSとして存在感を放っています。
マチマチに向いている施設の例
先述したように、マチマチは地域密着型のSNSサービスであることが特徴です。そのため、マチマチに向いている施設としては、保育園や病院などのサービスの利用者がその地域住民である施設が挙げられます。
加えて、ユーザー層の中には独身者も一定数含まれており、こうした点からも外食やテイクアウト需要も小さくありません。レストラン・スーパー等もマチマチでの情報発信に向いているといえます。
マチマチをお店や施設が活用するには?
店舗はマチマチを通じて、ユーザーに対し情報発信することができます。以下では、マチマチの提供している機能が店舗集客にどのように活用できるのかを紹介します。
1. 店舗情報をマチマチに掲載
マチマチに掲載されている店舗は、一般ユーザーによる登録です。マチマチには、お店の基本情報と口コミ、マチマチの地図上への表示を行う機能「マチマチプレイス」があります。
ユーザーは、以下画像のようなプレイスの新規作成ページから店舗の写真や紹介文、店舗の所在地、位置情報等を掲載することができます。
マチマチは地域に密着したSNSサービスのため、ユーザーにマチマチを通じて情報を発信することで、来店可能性の高い周辺地域のユーザーに情報を届けることができます。
マチマチで店舗の情報を見て気になったユーザーが自社Webサイトを訪れるなど、集客効果も期待できます。
店舗や施設の情報に誤りがある場合には、サイト運営元に連絡を入れ修正を依頼できます。
2. 口コミの収集ができる
マチマチには、ユーザーから店舗などに対する口コミが掲載されています。
施設はマチマチを利用することにより、施設利用者からの口コミを収集できます。また投稿された口コミをもとに、店舗のどこを改善するべきかが分析でき、より良いサービスの提供に生かせます。
コミュニティアプリ、ピアッザとの違い
マチマチと同様、地域に根ざしたSNSサービスとして「ピアッザ」というサービスもあります。
以下では、ピアッザの特徴を解説した上で、マチマチとピアッザとの違いを解説します。
ピアッザとは
ピアッザは「地域の広場アプリ」をコンセプトとした、地域密着型SNSサービスです。
暮らしに関する情報交換や困った時の相談に加え、使わなくなった物品のやりとりもできます。
ピアッザは、2020年3月期のブランドイメージ調査において、「活発」「信頼」など、複数のポジティブなイメージでNo1タイトルを獲得しており、近年話題のSNSとなっています。
マチマチとピアッザの違いは?ユーザー層と展開エリア
マチマチとピアッザは、主なユーザーは子育て世代です。しかし、サブのユーザー層がそれぞれ異なっています。マチマチは独身のユーザーもいる一方で、ピアッザは高齢者のユーザーもいます。
ピアッザは、都市部を中心に47エリアのみの展開である一方、マチマチは地方まで全国的に展開しています。
地域密着型SNSのマチマチ、特性や基本仕様を理解して集客やブランディング
マチマチの特徴としては、ほかのSNSよりも地域コミュニティとしての性格が強いことです。そのため事業者は施設の情報をマチマチに掲載することで、周辺住民の集客を狙える可能性があります。
またマチマチのメインユーザーは、子育て世代の主婦です。保育園や小児科のような施設は、マチマチへの施設掲載を通じて利用者を集めることもできるでしょう。
一方、観光施設や旅館のような地域住民ではなく、遠隔地からの顧客を相手にしているような施設は、マチマチへの掲載で集客に直接的な効果を期待することは難しいと考えられます。
マチマチではGoogle マップ同様、基本的には店舗や施設の意志がなくとも情報を掲載する方針を掲げています。もしも運営する店舗や施設に同サービスへの掲載の可能性があるのであれば、基本情報や口コミに実態とのかい離がないかをチェックする体制が必要です。
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