JRE POINTとは|JR東日本グループのポイントサービス・会員の利用方法

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JRE POINTは、JR東日本が運営するポイントサービスです。JRE POINTはJRの鉄道利用のほか、駅ビル内の店舗や加盟店で掲示することで貯められ、貯めたポイントはSuica(スイカ)にチャージしたり、鉄道のグリーン券や商品券に交換したりできます。

マイナンバーカードとキャッシュレス決済を普及させることを目的にしたマイナポイントにも対応しています。

本記事では、JRE POINTの特徴や、JRE POINT会員がポイントを貯められるシーン、貯めたポイントの利用先を紹介します。

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JRE POINTとは

JR東日本が運営しているサービス「JRE POINT(ジェーアールイーポイント)」は、JRE POINTカードやICカードのSuica、ビューカードと呼ばれる種類のクレジットカードと連携して使えるポイントサービスです。

ポイントサービスの利用にはあらかじめカードの登録が必要です。カードを登録するには、「JRE POINTカード」「Suica」「ビューカード」のいずれかを用意し、インターネットサービス「JRE POINT WEBサイト」で登録を行います。

ポイントは駅の中の売店や、駅ビルの店舗などで貯められます。

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カードの種類

JRE POINTカードに登録できるカードには、Suicaを除くと大きく分けて「JRE POINTカード」と「ビューカード」の2種類に分類でき、カードの種類でポイントのつき方が異なります。

JRE POINTカードには、JRE POINTのロゴが印刷されたタイプと、ロゴがないタイプがあり、それぞれにさまざまなデザインが用意されています。JRE POINT加盟店で利用すると100円あたり1ポイントたまります。

一方ビューカードは、基本的には100円につき1ポイントが貯まりますが、JRE CARD優待店で利用するとポイントが100円につき3ポイント貯まるカードもあります。

会員数は1200万人以上

JR東日本の「2020年3月期 決算説明会」によると、2019年度のJRE POINT会員数は1,205万人となっており、2018年の998万人から順調に増加しているといえます。

また、Suicaの発行枚数は8,273万枚を記録しており、スマートフォンアプリに入れて利用できる「モバイルSuica」のユーザー数も934万人となっています。

現在のSuicaユーザー全員が手持ちのSuicaをJRE POINTと連携させた場合、利用者は9,000万人ほどになると考えられ、ユーザーは今後さらに増加すると見込まれます。

JRE POINTの加盟店

JRE POINTと連携させたカードは、JRE POINTのロゴがついたJRE POINT加盟店で利用できます。

JRE東日本グループの代表的な加盟店としては、コンビニエンスストアのNewDaysやKIOSKのほか、駅ビルのLUMINE、NEWoManなどがあります。

また、Arioやイトーヨーカドーといったスーパーや、デニーズ紀伊國屋書店洋服の青山などでは、Suicaの利用によりポイントが貯まります。

JRE POINTのポイントサービスでは、カードの提示でJRE POINTが貯まる店舗と、登録したSuicaでの買い物によってJRE POINTが貯まる店舗の2種類が存在し、後者の場合JRE POINTカードを提示してもポイントが貯まりません。

JRE POINT会員がポイントを貯められるシーン

JRE POINT会員がポイントを貯める方法について整理します。

1. 鉄道利用で貯める

JRE POINTは通常の鉄道利用でも貯めることができます。

モバイルSuicaの場合は50円につき1ポイント、カードタイプのSuicaの場合には200円ごとに1ポイントたまります。また、モバイルSuicaで「モバイルSuica定期券」を購入した場合も、50円につき1ポイントたまります。

2. Suicaの利用で貯める

黄色い背景に「Suica 登録して貯まる」と書かれた「Suicaマーク」がついた加盟店でJRE POINTと連携したSuicaを利用すると、税込100円または200円ごとに1ポイント貯まる仕組みです。

加盟店には「NewDays」「駅そば」「BECK'S COFFEE SHOP」といった東日本グループのお店のほか、「イトーヨーカドー」「Ario」といった街中にある店舗も含まれます。

3. JRE POINTカードの提示でJRE POINTが貯まる

JRE POINTのマークがついたお店で、JRE POINTカードを掲示すると100円ごとに1ポイントが貯まります。

なお、上述した通りJRE POINTに登録したSuicaで決済しただけではポイントが貯まらないので注意が必要です。

4. JRE MALLで貯める

ECサイトのJRE MALLは、JR東日本グループが運営しています。JRE POINTカードの登録とは別に、「JRE MALL 会員」に登録し、JRE POINTをJRE MALLと連携した場合、商品の購入時に1ポイント1円の換算でポイント利用できます。

5. ポイント交換で貯める

「JR券申込(きっぷの予約申込)」などのサービスを利用できるオンラインサービス「えきねっと」に登録している場合、「えきねっと」内などで貯められる「えきねっとポイント」を「JRE POINT」に交換できます。

また、JRホテルメンバーズに入会し、ホテルの利用料金100円につき3~10ポイント貯まる「JRホテルメンバーズポイント」もJRE POINTに交換できます。

6. ビューカードで貯める

クレジットカード「ビューカード」を持っている場合、ビューカードを利用することでJRE POINTを貯められます。

ポイントがたまると、JRE POINT WEBサイト上で商品交換もできます。

7. スマートフォンアプリで貯める

その他にJRE POINTを貯められる方法としては、「JRE POINT アプリ」というアプリがあります。このアプリには、バーコードの掲示でJRE POINTを貯めたり利用したりできる機能の他、利用することでポイントがもらえるゲームなどもあります。

買い物をした額にあわせて利用できる「鉄道すごろく」の他、JRの特定の駅でチェックインすると利用できるポイント福引といった機能もあります。

JRE POINT会員のポイント利用方法

JRE POINTを利用するには、駅ビルの店舗で利用する方法のほか、Suicaにチャージする、グリーン券に交換するといった方法があります。

この項目では、ユーザーのポイントの使い方を紹介します。

1. 駅ビルで1ポイント1円として利用

駅ビルや駅構内などにある「JRE POINT加盟店」では、1ポイントあたり1円の換算でポイントを利用できます。

JRE POINTを使える代表的な駅ビルには、アトレ、グランデュオなどが挙げられます。ポイントを使える店舗について、詳細はJRE POINT公式サイト「ポイントの使えるお店」に掲載されています。

登録したSuicaのご利用でポイントが貯まるお店
▲登録したSuicaのご利用でポイントが貯まるお店:JRE POINT公式サイト

<参照>JRE POINT:登録したSuicaのご利用でポイントが貯まるお店

2. Suicaにチャージ

貯めたJRE POINTは、「Suica」または「Suica付きビューカード」にチャージすることもできます。

なお、Suicaにポイントをチャージする際は、予めJRE POINT WEBサイトにSuicaの登録が必要です。

3. グリーン券に交換

JRE POINTはグリーン券に交換できます。ポイントをグリーン券と交換するには、JRE POINTと連携させているSuicaカード、またはモバイルSuicaが必要です。

Suicaカードを利用する場合は、自動販売機などで交換ができます。

4. 商品券に交換

貯めたポイントは、駅ビルに出店している飲食店小売店などで利用できる商品券に交換することもできます。例えば、お米券のほか、コーヒーショップのギフト券、アイスクリームのギフト券などが交換対象にあります。

5. JRE MALLで買い物

JR東日本ECサイト「JRE MALL」では、貯めたJRE POINTのポイント数に応じてさまざまな商品を購入できます。

JRE MALLではSuicaのオリジナルグッズのほか、お取り寄せの食材や日用品、衣類、ビジネスシーンに役立つ鞄などのアイテムなどが扱われています。

JRE POINTの利用者層の幅広さがうかがえます。

JRE MALL
▲JRE MALL:編集部スクリーンショット

JR利用者にお得なJRE POINT、潜在顧客層も

JRE POINTは普段の駅ビル内での買い物だけではなく、鉄道利用でもポイントを貯められるという特徴があります。新しくJR東日本のポイントサービスが登場したことにより、従来は各駅ビルや店舗が発行していたポイントカードを一元管理することができるようになったのもメリットの一つです。

JRE POINTの還元率は、モバイルSuicaやビューカードなど、ポイントを貯める媒体や、どこでポイントを貯めるかによって異なる場合もありますが、基本的に100円の利用で1ポイントを貯めることができます。

マイナポイントの開始でポイントサービスに改めて注目した人もいる中で、今後ポイントサービスの利用も活発になってくる可能性もあるでしょう。特にJRE POINTの場合は交通機関との関係性が深く、Suicaの利用や駅ビルでの購入でポイント獲得ができるJRE POINTの会員になる潜在層も同様に多いと考えられます。

東日本旅客鉄道は、JRE POINTでの寄付やデジタル地域通貨との連携などによる地方創生に注力しています。新型コロナ流行以降のニューノーマルにおける消費動向に影響を与えていく存在として注目するべきでしょう。

<参照>

JR東日本:2020年3月期 決算説明会

PRTIMES:生活サービス事業のDXを加速します ~「JRE MALL ふるさと納税」やデジタル地域通貨の販売で地方創生に貢献します~


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