Foursquare(フォースクエア)は、世界的に人気のアプリで、位置情報に基づいたSNSサービスを提供しています。全世界のアプリランキングにおいて50位以内にランクインするほどの人気ぶりで、今後日本国内においても流行する可能性が高そうです。
また、Foursquareは単なるSNSとしてだけでなく、ビジネスオーナーの集客ツールとしての可能性にも期待されています。
この記事では、Foursquareの概要、サービス内容、登録方法、ビジネスにおける活用方法について解説します。
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Foursquareとは?
位置情報とリンクしたSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)のFoursquareは、世界中で広く人気を集めています。
Foursquareはどのようにしてユーザーを獲得しているのでしょうか。
以下では、Foursquareの概要、ビジネスモデル、コンテンツについて解説します。
Foursquare概要
Foursquareは、位置情報サービスを使用したSNSで、行った場所や訪れた店などをシェアすることができます。
おすすめのスポットをフレンドに対して発信するだけでなく、備忘録として使うこともできるため、その利用目的は単なるSNSにとどまりません。
ビジネスモデル
Foursquareのビジネスモデルでは主に広告サービスを提供しています。
アプリを使用中のユーザーは位置情報を利用するため、Foursquareではユーザーの位置情報を獲得することが可能です。
プロモーションに取り組む企業や店舗にとって、顧客の位置情報は訴求力の高さを左右する、重要な要素であるという点に目を向けたFoursquareは、ユーザーがチェックインした際に位置情報を提供する「Promoted Updates」をリリースしました。
Promoted Updatesを利用することで、特定の店舗に来店した顧客に対するクーポン配信や近くにいるユーザーのみを対象とした広告表示が可能となります。
ゲーム性を加え、さらなるユーザーの獲得
Foursquareでは訪れたスポットにアプリ内でチェックインすることでシェアしますが、チェックインごとにポイントが貯まり、週ごとにフレンドたちとポイントで競うというゲーム性も取り入れています。
「◯週間連続でレストランにチェックイン」や「はじめてレストランにチェックイン」など、特定の条件を満たすことでボーナスポイントがつくため、ポイントは単純にチェックインの回数のみで競うわけではなく、コンテンツとしての質の高さも感じさせます。
また、特定のスポットでチェックインしたユーザーはバッジを獲得できます。
以後、チェックインの際にバッジを使用することができ、バッジを使用したチェックインではボーナスポイントが得られます。
Foursquareの登録方法は?
Foursquareは元々海外で始まったサービスで、まだ日本では知名度が高いとは言えません。しかし、世界的な人気は高く、今後日本でも広く利用されるようになる可能性は十分にあるでしょう。
以下では、Foursquareの登録方法について解説します。
登録方法
Foursquareにスポットを登録するためにはユーザーとして登録をする必要があります。
ユーザー登録はメールアドレスや氏名、パスワードなどの基本的な情報を入力することで完了します。
ユーザー登録後は、「スポットを追加」することで新たなチェックインスポットを登録できます。
しかし、チェックインスポットの登録はあくまでもこれまでにFoursquareでユーザーがチェックインしていない、新たなチェックインスポットを追加するだけの機能のため、チェックインスポットを追加した後に「オーナー確認」をします。
「これはあなたのビジネスですか?」というメッセージに対して「今すぐ登録する」ボタンからオーナー確認ができ、電話番号によってオーナーであることが確認されると、Foursquareを集客対策に利用することができるようになります。
Foursquareに登録してできること
Foursquareに登録することで、Foursquareを利用しているユーザーに向けて店舗の基本情報が掲載されるだけでなく、店舗のマメ知識や口コミを伝えるTipsの表示、得点メッセージの表示が可能となります。
さらにFoursquareはビジネスツールとしても利用可能で、ユーザーのチェックインによって新規訪問者やリピーターの性別、年齢などのデータ、合計訪問者数などを調査することができます。
これらの機能はマーケットやニーズの分析、サービスの改善に活かすことができるでしょう。
Foursquareデータの活用
Foursquareが提供するデータはユーザー、オーナーの両者にとって有益な情報です。
ユーザーは人気時間帯や合計訪問者の閲覧によってスポットの混雑具合や人気度を知ることができます。Tipsによって訪れたユーザーの感想をチェックできます。
一方、オーナーは新規訪問者、リピーターを把握できます。スポットを訪れたユーザーの性別や年齢比も分かるため、メインターゲット層や積極的に集客すべき客層を分析することができます。
いずれもFoursquareならではの機能で、ユーザー、オーナーを問わず、Foursquareが有益な情報を提供していることがわかります。
Foursquareを活用して効率よく集客
FoursquareはSNSとして利用して楽しむだけでなく、店舗の集客対策としても有効です。Foursquareにビジネス登録することで、魅力的な情報の発信や広告の表示ができるため、訴求力のあるプロモーションが可能となるでしょう。
以下では、Foursquareを活用した集客対策について解説します。
魅力的な情報提供をし、集客を図る
Foursquareに掲載する店舗情報は、世界中のユーザーに向けて公開されます。実際に目に留めるのは近隣にいるユーザーがほとんどですが、発想を転換すると店舗情報を目にするユーザーの多くは見込み客であると言えるでしょう。
つまり、Foursquareでは見込み客にアプローチする上で訴求力の高いコンテンツや内容を掲載することが重要です。具体的には、店内の様子や雰囲気、商品の特徴が伝わるような写真の掲載、フリーWi-Fiや電源などの利便性アピール、Foursquareの店舗ページを見て来店した客向けの限定サービスなどが効果的です。
また公式サイトやFacebook、Twitter、InstagramなどのSNSを運用している場合には、ソーシャルリンクを掲載してマーケティングミックスを進めていくことも大切になってきます。
ロケーション広告
ロケーション広告は、Foursquareに特徴的な広告メニューです。位置情報を利用したマーケティングは他にもありますが、Foursquareではチェックイン情報をもとに広告表示の可否を決定するため、通信状況によってズレが生じるGPSよりも正確にユーザーの位置情報を獲得できます。
ロケーション広告で位置情報の正確性は最も重要なポイントの一つであり、正確な位置情報に基づく広告表示は訴求力の高さを意味します。こうした点で、Foursquareにはかなりの優位性があると考えられます。
広告掲載はゼロコストで導入可能で、広告クリック時または来店時に広告料が発生する仕組みになっているので、展開のハードルも低いと言えるでしょう。
まとめ
Foursquareは、世界的に人気のSNSで、今後日本国内においてさらに知名度を向上させていく可能性が十分にあります。Foursquareにスポットを登録しておけば、ユーザーが訪れた際にチェックインしてフレンドの間でシェアされることが期待できます。
また、Foursquareの正確な位置情報を利用したロケーション広告はFoursuquareの利点を最大限に発揮した広告メニューです。店舗の近隣にいるユーザーに対してリアルタイムで訴求できます。
企業や店舗は、Foursquareを活用することで効果的なプロモーションが可能となるでしょう。
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