デンターネットとは、主に口コミを評価基準にした、歯科医院と患者のためのランキング形式の総合情報サイトです。このサイトでは、口コミを投稿することができ、それを一因にポイントが与えられ、ランキング形式で掲載されるのが特徴です。
医院側からの情報発信だけでなく、来院希望者が利用者からの口コミを判断基準にすることにより、集客効果が期待できます。
集客への期待が高まるこのサイトについて、サイト構成、信頼性、効果的な利用方法、また低評価を受けたコメントへのサイト運営側の方針と医院でできる対策について解説します。
関連記事
EPARK歯科とは?
プロレコ歯医者とは?プロからの口コミ
口コミ歯科・歯医者とは
日本歯科医療評価機構とは?
e-矯正歯科.comとは
歯科へ行こう!とは?
デンターネットとは
デンラーネットとは、歯科医院と歯科関連会社、患者のための総合情報と口コミを掲載しているランキング形式の歯科医院比較サイトです。
- 歯科医院・患者のための総合情報サイト
- デンターネットの利用方法
- 歯科医院へのポイントのつけられ方
1.歯科医院・患者のための総合情報サイト
デンタ―ネットは、基本的には歯科医院、歯科医師、患者のための総合情報サイトで口コミも投稿できます。
2004年開設時は個人で運営されていた日本最大級の歯科医院比較サイトです。現在、総登録歯科医院数は約7万件で、口コミ数は37万件以上です。
このサイトの特徴は大きく2つあるので、紹介します。
1つは、匿名ではありますが利用者の評価も知れる口コミが見られる点です。このサイトは、患者目線に立ち歯科医院選びに失敗しないことを目的としています。
来院希望者である患者は、医院側からの情報発信だけでなく、口コミを判断材料に足を運びたい歯科医院を選ぶことができます。
詳細を知りたい場合は、簡単にホームページに訪問することができ、具体的なアクセス方法などを知れます。
もう1つの特徴としは、その口コミを一因にしてランキングがつけられることです。口コミが肯定的であれば、プラスポイントが与えられ、否定的であればマイナスポイントが引かれてしまいます。
つまり、ランキングが高いほど来院希望者の目にとまりやすく、集客に効果的だと言えます。
2.デンターネットの利用方法
まずは、サイト内の「全国マップ」または「全国検索」機能から自分が住んでいる道府県とエリアを選択します。
次に、利用者の口コミなどに基づいたランキング順に歯科医が表示されます。気になる歯科医をみつけたら、電話番号から予約をとることができます。
電話だけでなく、「HP」ボタンから歯科医院の公式サイトにアクセスもできます。こちらから別の予約方法が確認できる場合もあります。
3.歯科医院へのポイントのつけられ方
管理者は、歯科医院に投稿された口コミを肯定的なものと否定的なものに振り分けます。
肯定的なコメント(グッドコメント)には+200ポイント、否定的なコメント(ブラックコメント)には-400ポイントの加減がなされます。
また、デンターネット内各歯科医院のページから歯科医院の公式サイトにアクセスすると+1ポイントされる仕組みです。これらのポイントが集計され、地域ごとにランク付けされます。
デンターネットの公式サイト、6つの構成要素
デンターネットの公式サイトで利用できる検索機能と掲載情報ついて以下の6カテゴリーから解説します。
- 歯科医院情報の検索
- 歯科リンク集の検索
- コメント検索
- 歯科求人・求職情報の掲載
- 歯科用語集
- 医師から見た患者評価
1. 歯科医院情報の検索、4つのリスト
歯科医院情報では、下記4リストから検索することができます。
-
全都道府県都市リスト
住んでいる地域やエリアを選択し歯科医院を検索できます。
こちらから歯科医院情報の修正や追加申請ができます。
-
ベストでんリスト
各都道府県や各都市のポイントを全国集計して1位から599位までを抽出したリストです。
この「ベストでんリスト」に表示されるにはルールがあります。
たとえば、ポイントが高くても、グッドコメントのない歯科医院や、投稿数と比較して「HP」ボタンのクリック数が一定割合を満たさない歯科医院は不正とみなされ掲載されません。
また、一定割合以上のブラック投稿があった歯科医院も載らない仕組みになっています。
-
ブラックでんリスト
悪評(ブラックコメント)が多い歯科医院の口コミを集めたリストです。
歯科医院の名前は掲載されませんが、ブラックコメントを投稿された歯科医院のポイントは下がることになります。
このブラックコメントをみることで、来院希望者が施術やサービスについて、どの点を気にしているかなどを知ることができ集客につなげるげることも可能です。
-
新着投稿
歯科医への最新口コミを更新順に見ることができます。
1日数件から十数件の更新があります。
2. 歯科リンク集の検索
『歯科リンク集』には、歯科医師資格確認検索、歯科学会リンク、歯科業界関連リンクなど広範囲に渡りリンク集などがまとめられています。
このリンク集から、来院希望者は歯科医師の資格などについて確認でき、安心して問い合わせなど具体的な行動に移れる設計です。
医院側のメリットは、歯科器材を扱っている業者を知ることができる上に、新規採用の医師資格を確認することもできます。
3. コメント検索
『コメント検索』では、「地名+虫歯」や「地名+インプラントなど来院希望者が興味ある治療のキーワードや「地名+痛くない」などのキーワードを入れて検索することで、デンターネット内で歯科医院検索ができます。
具体的なキーワードが多数掲示されているので、リンク化されたキーワードを押すことで検索することもできます。
4.歯科求人・求職情報の掲載
『歯科求人・求職情報の掲載』は、歯科医院の求人情報が掲載することができる無料のサービスです。
歯科医院は、正社員やアルバイトの募集情報を登録、更新することができます。求人情報の表示順は、更新の都度最新のものが上位に表示されます。
歯科医院は、求人情報を無料でデンターネットに載せることで、公式サイトだけでなく幅広く人材を募れます。
5. 歯科用語集
『歯科用語集』は、施術方法や歯科医師法など歯科用語集について掲載されています。患者自身がどのような治療を受けたかもしくは受けるのかを知るために役立ちます。
6. 医師から見た患者評価
『患者評価』では、歯科医院側からみた患者への口コミ情報が掲載されています。
「良い患者」と「悪い患者」に分類されています。この情報から歯科医院は、患者への対応方法や想定されるクレームを知ることができます。
デンターネットの信憑性のない口コミへの対策は?
デンターネットは、匿名の口コミ情報サイトです。それだけでなく、ポイントによる「ランク制」を導入しています。集客に効果がある表示順位に関わってくるため、やらせの口コミが書き込まれる場合もあります。
やらせの口コミが書き込まれる可能性も
デンターネットは、匿名の口コミサイトであるため、同業者からやらせがある場合があります。
具体的には、学生を雇い自院に有利な口コミを投稿してポイントをあげる行為や、他院に否定的な口コミをあえて投稿させる行為などです。投稿された口コミは、公平性担保のため削除はできませんし、返信機能もありません。
運営側であるデンターネットは対策として、書き込みの日程表示とアクセス分析をして不正を発見する等具体的な行動をとっています。しかし、悪質な口コミにより医院の評判が下がる可能性はあります。
口コミへの対策
日本最大級の歯科医院情報サイトのデンターネットは、十分集客効果を見込めるツールです。そのため、公式サイトとデンターネットの両サイトを連携させることで、集客につながる可能性があります。
上位表示を目指すという目的を達成するには、まず口コミを書いてもらうことが必要です。歯科医院の公式サイトなどにデンタ-ネットで口コミを投稿できることを伝えることが大切です。
また、不都合な口コミを投稿されてしまった場合に備え、公式サイトやSNSのアカウント、その他の地図アプリの機能を利用して、謝罪や釈明ができる環境を整えておくことが大切です。
技術や接客対応の向上に努める姿勢を示し、謝罪することで、悪い口コミを書かれてしまった場合にも、歯科医院に対する良好なイメージを保つことにつながります。
口コミサイトの有効活用で集客増へ
デンターネットの特徴である口コミとランキングは、来院者が安心して足を運べることを目的にしており顧客視点に立てば、役に立つ機能です。一方、医院側から見ると評判を下げるような口コミが書き込まれ、集客減少に作用してしまうかもしれません。
まずは、公式サイトなどと連携させて口コミを依頼しましょう。そして、マイナスの評価があれば改善内容を報告し、品質の向上に努めている姿勢を顧客に知ってもらう場を提供しましょう。そうすることで、マイナスの口コミも集客増加のきっかけになるツールになりえます。
また、自院だけでなく競合である他院の口コミを参考にすることで、新たな改善の機会を発見し、さらなる集客の機会につながる可能性もあります。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】