若い世代を表す言葉として「ミレニアル世代」「Z世代」などがありますが、2010年以降に生まれ、Z世代の次の世代に当たる「アルファ世代(ジェネレーションα)」の存在も認知されるようになってきました。
特に米国のマーケターたちはアルファ世代や、その嗜好の影響を受ける親世代の消費行動に注目しています。
本記事ではアルファ世代の特徴や、Z世代の違いなどをご紹介します。
アルファ世代(ジェネレーションα)とは
アルファ世代(ジェネレーションα)は、2010年以降に生まれた子どもたちと定義されています。
ミレニアル世代(ジェネレーションY)を親に持つ子どもたちで、2005年に世代研究者のマーク・マクリンドルが考案しました。
Z世代(1990年代半ばから2000年代生まれ)以降はしばらく「ポストZ」というように呼ばれていましたが、それがアルファ世代という呼び名で少しずつ定着しつつあります。
国内では多くの企業がZ世代(ジェネレーションZ)へ向けたマーケティングに注目していますが、米国ではZ世代の次に当たるアルファ世代にも関心が高まってきています。
アルファ世代が注目されている理由
アルファ世代は、すでに家庭内での購入決定に広く関わっています。
株式会社Viibarが3歳から6歳のこどもを育てる親を対象に行った2016年の調査によれば、約7割の親が、オンライン動画をきっかけに子どもになんらかの製品やサービスを買い与えたことがあると回答しています(参照)。
特に子どもが使うものを購入する際には、子ども自身の意見を取り入れる家庭も多いので、親の消費行動を促す世代として注目されています。
Z世代との違い
アルファ世代との違いは以下の2つです。
1. withコロナが当たり前の世代
コロナ以前の生活を10年以上経験しているZ世代と比較して、アルファ世代の多くはコロナ以前の時代を知りません。withコロナの生活様式は、彼らにとっては当たり前になっています。
2. デジタルデバイスに慣れ親しんでいる
生まれた時からスマートフォン、iPad、Alexaのようなスマートデバイスが普及しており、最新のデジタル技術に慣れ親しんでいる世代です。
Z世代にも言える傾向ですが、文章よりも画像や動画を好む傾向があります。
今後マーケティングのターゲットはアルファ世代も視野に
アルファ世代は2010年以降に生まれた子どもに当たり、まだ自分でモノを買う機会がほとんどありません。
しかし先述の通り、親であるミレニアル世代の購買行動に大きな影響を与えています。また、社会に参画する2030年以降には、Z世代と並ぶターゲットとして注目を集めることになるでしょう。
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